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ダイラタンシーはテストに出ます

参謀とかブレインとか言われる人が好きな人がだらだらしゃべっています。

LIFE!!LIFE ~目の前の向こうへ~!!ライフ!!

LIFE。訳すると「生命」「人生」「生活」。

生きることを軸としているこの言葉は日本語訳にするとどこか重苦しくて神秘的だ。だけど「ライフ」という音は明るさと可愛さを含んでいる。それはきっと発音に濁音が無かったり、口角をあげたりするからなんだろうけれどうまくは言えない。それでもとにかく軽さを持っているのは事実だ。

私はそんな「ライフ」という言葉自体が好きでその名を持つ曲も大好きだ。そして私が大好きな彼らは何の因果か皆この名の曲を持つ。それは運命という素晴らしいものかもしれないし、ただの偶然かもしれない。でもこの現実は物凄く良いことなんじゃないかと思う。少なくとも私はこの事実が嬉しくて嬉しくてたまらなくていつも喜びを噛み締めている。

今日はそんな愛すべき曲の話をしよう。

 

嵐:LIFE

 

 

 

2007年のアルバム「Time」の一曲。名盤と呼ばれるこのアルバムの中でも人気の高い曲であろう。

櫻井さんが出演していたエイブルのCMで流れていた曲というと多くの人が思い出すはず。引っ越し直後であろう部屋で櫻井さんがワクワクした顔で自転車を組むアレだ。あのCMでの組み上げた自転車のタイヤが外れてしまうシーンは本当に秀逸だと個人的に思っている。頑張って組み上げたけれど締め付けが甘くて転がってしまうのもまた一興と思える余裕を生み出す多幸感は新居に引っ越したことで生まれるものでしか感じられない。それを好青年でどこか残念というイメージがあった当時の櫻井さんに物凄く似ていた。そのイメージは櫻井さん自身にとって嬉しいものなのか否かは本人にしかわからないけれど、あのCMは今の櫻井さんでも昔の櫻井さんでもなくあの時の櫻井さんだからこそ手に入れられたものだと思う。そんなこのCMが実は彼が出演しているものの中でトップクラスに好きだったりする。

このCMが放送されていたのは2010年。発売から3年が経ったこの曲が選ばれたのは未だに疑問だ。当時の状況を考えると新たに曲を作ってシングルを出してもおかしくはなかった。だけれどこの曲が選ばれたのには何か意味があるのだろうし、選ばれるだけの魅力があることがこの曲だ。

等身大の言葉で綴られる、どこか納得してしまう歌詞。心にスッと入ってくる優しい曲調。それは当時放送されていたまごまご嵐や嵐の宿題くんでみせる「近所のお兄ちゃん」「ちょっと気になる会社の同僚」というアイドルだけれどそれ以上にアイドルとは別の魅力を感じさせる彼らと重なる。爽やかでどこか暖かいメロディ、いかにもJ-POPな曲調はよく笑いこっそり内輪で楽しむ彼らに本当に似合っている。キラキラした音にあるぬくもりは「嵐」という人となりを映し出しているようでじんわりと胸を躍らせる。でも、それにのせて歌われる言葉達は案外残酷だったりする。新生活を始めたことは自分の望んだことで楽しみであるはずなのに、不安で押しつぶされそうになっている、そんな不条理が日常生活の1シーンである「目覚まし」「ブログ」という言葉を用いて表しているのが素晴らしい。なぜなら等身大の自分が感じられるからだ。否応がにも自分を重ねてしまうからだ。それはアイドルにキラキラを求めている人には嬉しくない状況だろうけれどどうしてもそう感じてしまう。

この曲を聞くたびに眉毛をハの字にしてちょっと悲しそうなそれでいて諦めたような彼らが笑っている姿が目に浮かぶ。背筋がいつもより伸びてなくて髪の毛もカッチリセットされていないただの人間の彼らだ。それはアイドルという偶像ではなくそれをつくりあげる「中の人」の笑みだ。ただの成人男性の笑みだ。と私は勝手に思ってしまう。それらの状況を「遅く目が覚めた 晴れた朝のこと」「君と話していた あの昼下がり」「やけに目が冴えた そんな夜のこと」というはっきりとした時間帯で示しているところもニクい。いつもの何気ない日常でふっと現れる何とも言えない不安。どうにかしようとしてもどうにもできないこの不安を滔々と語っていく彼らはとても現実的で辛そうだ。自分で自分を傷つけているのだから。だけれど、「それでも前を向くしかないんだよ」「どうしようもなくても笑っていくしかないんだよ」というメッセージは物凄く強い。綺麗事かもしれないけれど綺麗事という言葉では隠しきれないほどボロボロで泥だらけで真っ直ぐだ。世の中の汚いところ、醜いところを幾らみようともどうしても希望を捨てきれられないそんなメッセージだ。それが彼らが「嵐」という物凄いアイドルをつくりあげている中の人であるからこそ、あるための言葉のように思えて仕方がない。

 

あの当時、きゃっきゃきゃっきゃと笑いながら船を作り野菜をほっとき鏡の中で笑っていた彼らが「アイドル」という夢と虚構のかたまりを愛し、これからも愛し続けることを感じられるのがこの曲である。

 

 

LIFE ~目の前の向こうへ~

GM~踊れドクターの主題歌。シングルで初めてバンドで行った曲であり、曲名もメンバーが決めた。実は初めてのドラマタイアップ曲でもある。そんな「初めて」尽くしのこの曲はその「初めて」の印象が薄らいでしまうほど力がある。

今まで「関西の面白いお兄ちゃん」という関ジャニ∞のイメージを大きく変え、「アイドルだけれどバンドもできるカッコいいお兄ちゃん」という現在の関ジャニ∞のスタイルになるためになくてはならなかった曲のように思えて仕方がない。とにかく物凄くカッコいい。頭の先からつま先まで全部カッコいい。曲も声もPVも何もかもカッコいい。「カッコいい」という言葉じゃ言い表せないくらいカッコよくて強くて真っ直ぐで関ジャニ∞だ。泥臭くて不器用で諦めが悪くてそれでも歯ぁ食いしばって立ち上がるそんなこの曲は関ジャニ∞のカッコよさを思いっきり詰めて詰めて詰め込んで作ったような曲だ。

 

渋谷さんと錦戸さんのアカペラから始まるイントロ。流れるように盛り上がっていくAメロ、Bメロ。爆発するサビ。その流れはアイドルとして物凄く正統派だし、美しい。だけれど音は確実にバンドの音で歌割りだって渋谷さんがリードボーカルとしてプロフィールに載っていることが手に取ってわかるような歌割りだ。そうやって「アイドル」と「バンド」というバランスをうまくとってギリギリのラインを歩く彼らをこの曲は教えてくれる。

歌詞に出てくる「君」を応援している彼らは物凄くアイドルだけれど「せめてもう一回もう一回」「もう一切、金輪際」と振り絞って歌う彼らは上手く言えないけれどアイドルというキラキラした存在じゃなくてただの人生を一生懸命歩いている男の人だった。「君」を応援しながら自身を鼓舞している彼らはどっちがどっちを応援しているのかされているのかわからないけれどとにかく真っ直ぐで不器用でひたむきだった。その姿はアイドルとかジャニーズとかの枠組み関係なしにただただカッコよかった。それは「関ジャニ∞はジャニーズの分校」とか「ジャニーズと業務提携している松竹の芸人」とか言われていた彼らのジャニーズらしくない雰囲気と相まって生まれたからだと思う。そのジャニーズらしくないところは彼らの強みであり、ウィークポイントであるけれどこの曲においてはその二律背反な事実を全てひっくるめて武器にしている。楽器をかきならしてひたすらに歌う彼らは確かに笑顔で歌って踊るアイドルとは遠くかけ離れているかもしれない。でもそのたたずまいはどう考えても私達が大好きな「関ジャニ∞」だった。かっこよくてかっこよくて仕方がなくて愛し続けている関ジャニ∞というアイドルだった。その姿が「アイドル」という枠組みに入らなかったら今までみてきたアイドルはなんなんだというぐらい「関ジャニ∞というアイドル」だ。

 

「まだまだ終わらないから」という言葉は彼らが「関ジャニ∞」という彼らにしかつくれないアイドル像を歩んでいく宣言のように思えた。白い粉を被りさえずりで延々と笑える彼らの虎視眈々と目標を狙う姿をハッキリと教えてくれた。全力でふざけてわけわかんないことをやって時々しんみりして。そういう彼らが彼らとしててっぺんを奪おうとしていることを不器用に改めて教えてくれる強い曲だ。

 

 

NEWS:ライフ

昨年、発売された「QUARTETTO」の中の一曲。編曲は皆大好き、亀田誠治さん。東京事変のベースの人、フルスイングの編曲の方と言えば多くの人がわかるのでは。そんな彼の手によって完成されたこの曲はわかりやすいJ-POPで王道のアイドルソングだ。聴いている私達を彼らが応援してくれる。その構図は「アイドルとファン」における供給バランスを絵に描いたようだ。その構図はとても美しい。美しくてたまらなくてやめることができない。そんな中毒性のあるこの事実は我々がアイドルに惚れ込んでしまう一因でもある。それを痛切に感じるのがこの曲だ。アイドル万歳。NEWS万歳。

そんなこの曲、一言でいえば「星」だ。物凄くキラキラしている。前述の二曲にはないアイドルらしさ満載のキラキラだ。そのキラキラは満天の星空とどこか似ている。NEWSというグループは本人達が口にするほど「星」にまつわる曲が多い。再出発の曲が「星をめざして」なのだからそれこそそういう星のもとに彼らは生まれたのだろう。この曲だって「澄み渡る空に無限の星の数」と歌っている。星の光は我々が見る何十年前に輝いたものだ。その光が何百何千何万という数えきれない距離を走り抜けて我々の網膜に届く。それは何年もの前に笑っていた彼らをみて我々が勇気づけられる現象と同じだ。

「地平」とか「光」とかの言葉で飾られるこの曲は地球を世界をただただひたすらに走っている彼らを思わせる。世界に取り残される恐怖を抱きながら世界を追い越して走る彼らは真逆のことをしているようにみえる。だけれどそれは彼らの思考回路では繋がっているのだ。=ではないけれど≒ではある。そんなことを平気で笑顔で言うのが彼らだ。

一度走ることをやめざるを得なかった彼らだからこそ、走ることの大切さを知っている。だから走る。走って走って星を掴みに行くのだ。地球は丸いからいつのまにか元居た場所に戻ってしまうけれど、でもいつか走り続けたら重力なんかから解放されて星を掴みに行けるんじゃないか。そんな考えは「死」に抗う人間のようだ。一生懸命生き続ければ死ぬことはないんじゃないか。「どんなものもいつかはなくなってしまう」。その事実はわかってはいる、わかってはいるけれどそれでも生きることを諦めることができない。そういう人間くささを感じさせる。その姿は幾度も立ち止まらなくてはいけなかった彼らがどうしても「NEWSであること」「アイドルであること」をやめられない彼らの姿が重なってみえるのは私だけだろうか。「一度死んでまた生き返る」そう歌っていた彼らが生きることをアイドルであることをやめられない、やめたくないことを痛切に感じさせるのがこの曲だ。

 

 

神秘的な「life」という言葉を名に持つ彼らの曲は何故かどれも人間くさくてガムシャラだった。それは「アイドル」という偶像が人の手によってつくられている事実とどこか似ている。ただただひたむきに真っ直ぐに一生懸命に歩く彼らにとって「生きること」と「アイドルであること」は同じことなのだろう。どんなに大きくなっても強くなっても「アイドルであること」に強い執着があって諦めが悪くて必死な彼らはとてもとても魅力的だ。大好きだ。「ファンは応援しているアイドルに似る」と誰かが言っていたけれど実際にそうなんじゃないだろうか。だから私も人間くさく、諦めが悪く、彼らのことを応援し続けようと思う。

LIVEを褒める

こんにちは、佐藤です。

 

熱い戦いを見せた日本シリーズも終わり、五大ドームは様々なアーティストのコンサート会場に様変わりし始めました。

そうです。もう年末なのです。そんなジャニヲタが西へ東へ移動する年末のお楽しみである「にゅすほめ」。しがないNEWS坦ですがこれは参加しないわけにはいきません。頑張るぞっ!!(何故なら1回全て消えたから)

 

 

NEWSのアルバムの名盤といえば何を思い出すでしょう。今年盛り上がりに盛り上がった「QUARTETTO」、楽曲だけではなく特典映像にもワクワクした「white」。人によって思い浮かぶものは違うでしょう。そんな中、私は2010年に発売された「LIVE」を名盤として推してやみません。

 

 

4人になってからファンになった人の中には「LIVE」を

 

6人時代の作品だから…」「今の彼らとは声が違うから…」

 

と敬遠される方もいるでしょう。けれどそんな方に伝えたい。

 

\「LIVEは良いぞ!!」/

 

と。この「LIVE」、楽曲のクオリティは勿論のこと、パッケージや特典映像も本当に素晴らしいものです。どれをとってもワクワクドキドキするそんな素晴らしいアルバムがこの「LIVE」!!それぐらい好きで素晴らしいアルバムなので是非ともこの機会に褒めたいのです。

そしてもう1つの理由としてザ少年倶楽部プレミアムの影響があります。彼らが司会としてこの番組に関わるようになり、毎回様々なテーマに合わせて楽曲を披露するようになりました。そして先月、その中の1曲にLIVEに収録されている「D.T.F」が歌われると決まった時、TLの半分くらいが「……何の曲?」ってなった時ちょっと寂しかったのです。だから聴いてくれ!!LIVEを!!楽しんでくれ!!LIVEを!!素晴らしさは保証するよ!?でもどう保証してい良いかわからないから「にゅすほめ」でひたすら愛を語ることで保証させてください!!

 

ということで「LIVE」を全力で褒め、語りたいと思います。全力で皆様の地雷を踏み抜いている可能性があります。それでも精一杯書かせていただきました。もし、読んでいただければ幸いです。

 

 

 

楽曲が素晴らしい

 NEWSさんのアルバムはどの曲もハズレがない素晴らしいアルバムですが特にこの「LIVE」は本当にハズレがない。どれも彼らの魅力を120%引き出しているものばかりなのです。これらの曲のどこが素晴らしいのか、褒めて語っていきたいと思います。

 

恋のABO

イントロが流れるだけで誰もがワクワクするこの楽曲。いつもは日本テレビアナウンス部所属な小山さんがここぞとばかりに「けーちゃん」としてキメるイントロ。この時の小山さんのチャラさを全面に押し出しているのが本当に良いのです。本人は黒歴史のように言っていますがそんなことはありません。この小山さんにどれだけ心惹かれたことか。そんな感情を一気に感じさせるのが最初の「YOU達、何型?」なのです。

そして加藤さん、錦戸さんのザラついた歌声がこの曲の黒さを際立たせます。ちょっとがなり気味な2人の声が本当によく似合うのです。最後にあるこの2人+増田さんによる「恋をしようよ」の部分に心を持っていかれた女子は数知れず。そしてそれとは対照的な手越さんの上ハモ。野心をメラメラと感じさせるソロの部分がまた良い。最後のフェイクの効果的具合は本当に素晴らしいなぁと思います。増田さんの舌感を感じる歌い方は甘さもありつつ、我々を手玉に取っているかのように聴こえます。まさに羊の皮を被った狼。強い。非常に強い。また、山下さんの全体を馴染ませる歌声の素晴らしさ。大人な余裕を感じさせます。そして声が甘い!加藤さん、錦戸さんがこの曲の黒を作り上げているのならば山下さんはこの曲に香水を振りかけているのはないでしょうか。それぐらい甘くて大人で美しいと思います。

そして「来いよ!来いよ!恋の!ABO!」という歌詞は本当に素敵だなぁと感じます。一見女の子を誑かしているようにみえて、まだ女の子を誘っている段階なのが良い。まだワンナイトじゃないのです。一生懸命血液型の話をしながら「恋をしようよ!」「こっちは恋に落ちたんだよ!」「だからステージに来て!僕と恋愛して!」という切実さ、必死さが若くて良いなぁと。それぞれの血液型を「テレ屋な弁護士」「まるでジキル・ハイド」と例えているところも賢さが垣間見えていて素敵です。

意外と誠実で真っ直ぐ、それでいて健気な「恋のABO」くんがとても素敵です。そんな「恋のABO」がトップバッター。テンションは最初から最高潮まで持っていかれます。

 

 

LIVE

イントロがかかると同時に脳内で勝手に再生される小山さんの「LIVEだー!」。本当に小山さん×イントロの可能性は限界を知りません。そしてロマンティックならぬワクワクが止まらない。

そしてそのワクワクを恋に落ちた感情に変換させるあたり流石NEWSさん!流石GReeeeNさん!流石CHOKKAKUさん!「してやられた!」という心地良い裏切り感を感じます。

基本的に「1度で良いのでデートしてくれませんか!?」「もし良かったら、お付き合いとか……。あ、いやとりあえず、とりあえずデートしてください!」みたいな楽曲が多いこの「LIVE」というアルバム。顔面偏差値70オーバーなのに自分に自信が無くて、心配性な男の子を歌う彼らは物凄いアンバランスでギャップのかたまりです。

アルバムと同じ「LIVE」という曲名ですがこのLIVEは「生(なま)」ではなくて「生(せい)」の方を指しています。「恋しちゃった!ヤバい、あの子好きだ!生きてる!俺生きてる!」みたいな。こう真っ直ぐでわかりやすい彼に対してそんなところで生を実感するのね……と呆れてしまいながらもちょっぴり羨ましさも感じます。

そして小山さんの「チャンスの神様、1度きりですか」というところがこの曲の愛おしさを詰め込んだフレーズだなぁと思います。それぐらいこの恋を大事にしている。出かけて2分であった人なのに。そして「恋せよ乙女よ Harry up!」が誰かの応援の言葉ではなくて自分を好きになって欲しいからへの言葉というところが純粋で上手いなぁと思います。「俺生きてる!」感が満載なLIVEという曲なのですが、要所要所に知性が感じられ、とても頭の良い曲だなぁと思います。

 

 

生まれし君へ

「生」繋がりでの「生まれし君へ」。高鳴っていたテンションを落ち着けさせる一曲です。そして曲も歌詞も物凄く綺麗。

特に歌詞は眺めているだけで溜め息をつきたくなるほどの美しさです。その美しさは宗教画のような美しさ。神聖で惹き込まれていく美しさなのです。ここで驚きなのはこの曲が同じ歌詞を4回も歌う点。しかもそれが全体の7割以上を占めるのに全く嫌にならない。むしろクセになるのです。それでいて他の歌詞も際立つ。双方で相手の良さを引き出しています。これを曲として聴くとまたメロディとの美しさと相俟って素晴らしいものとなる。本能と理性、どちらもが「この曲は凄い……」と感じるのです。それぐらい素晴らしい。

そしてこの曲のコンサートで驚いた点は「踊るんだ!!」ということです。皆が内側で丸くなって踊ることに衝撃を受けた人も少なくないはず。そしてそれがまた美しい。開いて閉じて回って戻って。ずっと円になって踊っているだけなのに物凄く美しいのです。

また、錦戸さんのイントロからの増田さんの流れが非常に美しい。また2番の山下さん、手越さんのサビからの小山さんと増田さん、錦戸さんと加藤さんのユニゾンの流れの美しさ。流れるようなバトンの受け渡しが行われる歌割りは感動を覚えます。美しい歌詞を美しい歌声で表現する。そんなこの曲は気高い美しさのかたまりのようなものなのです。

 

 

supernatural

「白」繋がりでの一曲。また、この曲も宗教画のような美しさがあります。その美しさが最も感じられるのはサビの部分です。全てを受け入れていこうという内容をとても美しい言葉で描き、それをこれも美しいまさに「超自然」。そしてそのサビとは対称的な現実味溢れたAメロ。そちらはそちらで我々の生活ではごく自然的なものです。

ファンタジーとリアリティ。そんな二つの相反する「超自然」を描き、受け入れているこの曲の姿勢はまさに「超自然」。エモさをお家芸とするNEWSさんですがこの曲ほどそのエモさを出しているものはないでしょう。そしてそのエモさにピッタリ合う曲の素晴らしさ。「supernatural」の詰め込み具合といい、歌とメロディの掛け合いといい、可愛らしさと大人っぽさを持つ曲なのです。

そして増田さんの歌声とのマッチ具合が素晴らしい。最後のソロでのサビは何度聴いてもたまりません。この曲の持つ透明感と増田さんの歌声の透明感がリンクするからでしょう。その増田さんの歌声は天使。穢れなき天使です。

本当にこの曲が好きで別に記事も書いているので詳しくはこちらをどうぞ。DandelionとSupernatural - ダイラタンシーはテストに出ます

 

 

秋の空

恋人に振られた切なさを秋空の哀愁とリンクさせているこの曲。この曲を聴くと胸の柔らかい部分をギュッと握られているような気分になります。具体的な言葉は少ないのに相手のことを物凄く愛していた、また今でも愛おしく思っているのがわかるような曲です。

この今でも愛おしく思っているのがわかる曲って本当に素晴らしいなと思っていて。振られただけじゃなくてその先を伝える。この感情の神聖さ、非現実さが美しくもあり、NEWSさんにとても似合うなぁと思っています。

それを感じさせるのが時間軸によって用いられているフレーズの違いです。相手と一緒にいる時の情景には「雨」や「海」などの水に関わるフレーズが多く使われており、純粋や透明なイメージを抱きます。それに対して振られた後のフレーズは「澄み渡る」の言葉のから分かる通り、水ではなく「空気」や「風」。同じように透明感を感じさせる両者ですが根本は全く違います。その違いが最も感じられるのが最後の部分。振られた時には「泣きながら 泣きながら 見上げた雨の空」であったのが歌っている現在の時間軸では「泣かないで 泣かないで 澄み渡る青い空」。当時は自分のことだけにスポットが当てられていたのが今では相手にスポットが当たっている。それがこの「水」と「風」のイメージによって相対化し、両者の透明感によって統一感を出している。相反する2つの印象を上手く歌っている彼らは本当に素晴らしいなと思います。

そしてこの切なさをメインに持っていきながら優しさと愛で包まれているのがわかるところが素晴らしい。恋愛感情だけではなく親愛だったり慈愛を感じさせるところが素敵で好きです。そして「NEWSさんって振られてしまうな曲多いよな……」と思いますが仕方がない。だって傷付いた彼ら無茶苦茶カッコいいもの。歌っている彼らの美しさ、彼らの歌声の素晴らしさ。これが「振られる」という行為によってさらに輝くのです。本当に美しい……。

 

 

2人/130000000の奇跡

タイトルのインパクト、そして愛らしさが印象的なこの曲。確率の問題でも早々出てこない数です。何回サイコロを振り、何回カードをめくればいいのでしょう。

そしてギターと電子音、エコーが絶妙に混ざりあっているような楽曲の心の持っていかれ具合は言うまでもありません。最初の増田さんの声の可愛いらしさ、加藤さんの1度は皆悶えるであろう「モノクロに見えんだ」、山下さんのクセになる「神様の悪戯なの」。山下さんの「悪戯なの」のリズムの取り方が物凄く好きで擦り切れるほど聴きました。1:02辺りからなので是非是非聴いて欲しいところです。このように各々の良さがこの曲に合わせて出ているような気がします。可愛くて幸せで愛に埋もれているような。そんな気持ちにさせてくれる。そんな1番では「2人/130000000の奇跡」であった2人が2番では「2人/130000000の悲劇」となる。なんて切ない。

そしてこの曲の主人公の未練は残ったままです。この描写が素晴らしい。1番であらわれていた歌詞の可愛らしさを切なさに置き換えていく。特にサビの彼女の「『会いたくない』」と主人公の「逢いたいよ」。字面だけでもグッとくるものがありますが意味的な部分でも素敵です。自発的な「会う」と運命的な「逢う」。それぞれの相手への思いが表現されています。

そしてそんな歌詞と彼らの切ない歌声との相性の良さ。手越さん、錦戸さん、小山さんのソロの流れの切なさはまるで雨の中寒さに震える仔犬のよう。胸の柔らかいところをぎゅっと掴みます。特によくネコ科のようだと言われる小山さんの仔犬っぷりは素晴らしいです。ギャップ。これぞギャップ。そこからの全員でのサビが本当に良い。それまでにAメロからCメロでそれぞれメンバーが重ねてきたものを一気に盛り立てます。この盛り上がり具合のワクワク感はもちろんのことそこにある隠しきれない切なさ。それがこの曲にピッタリで。本当に彼らは上手いなぁ、素敵だなぁと思います。

 

 

Dancin' in the Secret

その名の通り踊る!踊る!緑のレーザーがバンバン飛び交う中、黒でまとめられた衣装でガシガシ踊るNEWSさんのカッコよさと言ったらもう!!垂涎モノです。NEWSさんの持つ「王道のカッコよさ」を全面に持ってきたようなこの曲。パンパンリズム良く変わっていく歌割りにリズム感の良い完成されきっている曲。そしてNEWSさんお得意のワンナイトラブな歌詞!!ただでさえ素晴らしいこの曲は落ち着いた曲が多い「LIVE」に収録されていくことで存在感と輝きを増します。さっきまでナヨナヨしていたり、振られてしまった彼らとは同一人物とは思えない圧倒的勝ち組感。それぞれの魅力的過ぎるソロに、暴力的な程に心惹かれるユニゾン。たまらないわけがありません。

そして彼らの歌声の後ろで聴こえる女性コーラスがまたカッコいい。この女性コーラスの加工の感じが妖艶で素晴らしいのです。何故機械で加工されたことで妖艶になるのでしょう。わからない。何故そうなるかはわからないけれどこれがカッコいいことはわかる。わかるぞ!!そんなIQの低い感想を抱いてしまうほどこの加工がこの曲にぴったりなのです。そしてその加工された女性の声と山下さんの声の似合い具合が凄く良いのです。特に出だしのリンクっぷりが素晴らしい。同じ人が歌っているんじゃないか?と思ってしまうほどのリンク具合なのです。そこから手越さん加藤さんと続くのですが、比較的女性的な声の山下さん手越さんからの男性的な加藤さんの声の破壊力が凄い。お2人が丁寧に作ってきた妖しさを加藤さんが一気にサビまで持っていくのです。そこからのサビの流れ。ここが本当にグッと来ます。

勿論、彼らの声も要所要所で加工されているのですがそのさじ加減も素晴らしい。特に錦戸さんの特徴的な声との相性が良い。ユニゾンでも錦戸さんの声が強調されていることでこの曲との親和性を強め、雄々しさを出しているように思えます。そんな彼らの声がノンストップで我々をリードしながらも気持ちいいタイミングで緩急をかけていくのです。まさにカッコよさのジェットコースターやぁ!!(cv:彦摩呂)夜の街で余裕たっぷりに遊んでいる姿が思い浮かばれます。

また、声が非常に艶っぽい。特に増田さんと小山さん。一般的なイメージでは性とは対極にあるような2人の妖艶さ艶めかしさ。この2人のギャップを非常に感じさせるのがこのDancin' in the Secretなのです。それが電子音の波のようなこの曲と非常にマッチしているのが本当に素晴らしい。そして最後の大サビの手越さんの強さ。こちらは曲と真逆の生の歌声の強さがあり、非常に対称的でありそれが相乗効果を生み出しています。この生々しさが本当に清々しく逆に性的な美しさを生み出しているのです。こんなカッコいい曲を歌う彼らがカッコよくないわけがない。そう感じる曲です。

 

 

ワンダーランド

ワンダーランドって実は物凄いわかりやすい応援歌で。ざっくり言うと「どんな大変なことでも諦めないでやっていこうよ」という感じ。そんな王道過ぎる歌詞なのに曲がビックリするぐらいカッコよくてスタイリッシュなのです。だから応援されているという気持ちよりも彼らの背中をみて自分達が自発的に前を向くような気分になる。だからこんなに応援されているはずなのになんで自分から前向きになったような気分になれるの?何故?何故!?となるのです。でもそれはそれで良いことなのかもしれないなぁと。少年と言われてきた頃から応援歌を歌い続けてきた彼らが全員社会人となった最初のアルバムであるこの「LIVE」だからこその応援の仕方なのだと思います。真っ直ぐなのにそれをそのまま伝えるのではなく、NEWSらしさで包んで伝えるところが大人の余裕というものを持つことによってできたのじゃないかなぁと。

そして「Dancin'n in the secret」「さくらガール」という全く別の方向の大人らしさ、余裕さ、落ち着きを持つこの2つの曲にこの「ワンダーランド」がいることでさらにこの曲が大人っぽくみえ、少しわかりにくかった「応援歌らしさ」を対比的にみせているように思えます。

また、対比といえばこの曲での掛け合い。増田さん加藤さんのソロに対してメンバーのユニゾンで応えていくところが物凄くカッコよくてとても贅沢なのです。2人の個の力を感じながらユニゾンの素晴らしさを実感できるのが素敵。少年から青年になることで手に入れた現実と共にファンタジーのかたまりのような「ワンダーランド」を目指すという構図を感じさせるこの曲は王子でありながら現代っ子味溢れる彼らによく似合っているなぁと思います。

 

 

さくらガール

昨年はこの曲についての「にゅすほめ」をしました。

 http://saltanddilatancy.hatenablog.com/entry/2015/12/25/035205

それでも足りないくらいこの曲は素晴らしい。何度聴いても心を大きく揺さぶられます。それはさくらガールが名曲なだけじゃなくてさくらガールの世界が彼ら自身にリンクするからなのかもしれません。切ないこともかなしいこともあったけれどそれでも前を向いていく。そういう儚いけれど揺るがない何かを感じられるのがこのさくらガールなのだと思います。桜吹雪の中で柔らかく凛と立ち、時々あふれんばかりのダブルピースをする彼らは我々の愛してやまない彼らです。

 

 

BE FUNKY!

加藤さん主演ドラマ「トラブルマン」の主題歌であったこの曲。この曲の盛り上がり具合は尋常ではありません。

1番での「『やめたら 絶対楽だぜ』 悪魔が」の部分を増田さんが「『まだ本気じゃないでしょ』 天使が」の部分を錦戸さんが歌うというこの歌割りは何度聴いても素晴らしいです。これを考えた人に厚めのハムをあげたい。そして2番の「悪魔が 呟いてたって 天使が 何言ってたって 絶対 信じる道を貫くよ」に繋がるところがまた良い。物凄く良い。歌割りが一定じゃないところがこの曲の良いところであると思っています。「ここは山下さんに歌って欲しい!!」「ここは絶対手越さん!!」というポイントポイントに焦点が当てられていてるのがこの曲に非常に合っている。そして最終的にバランスが取れている楽曲であるのが物凄いミラクルだし素晴らしいなと思います。

また、「案ずるよりも 産むが易しだ」「後悔先に立たずなれど 逆境転じて福となせ」などのことわざや四字熟語を散りばめているワクワク加減。現代人の悩みを歌う部分が多い中、これらの語彙がこの曲をキラキラと生かしていきます。この語彙の幅によって人生に悩んでいるのにどこかゲーム感覚で楽しんでいるように感じられる余裕が見え隠れするのが良い。ただただ打ちのめされているだけではなくその状況を楽しむ明るい屈折加減。それはどこか加藤さんを思い出させます。だって加藤さん主演ドラマの主題歌だもの!!加藤さんとリンクさせてしまうよね(しがない加藤担の叫び)!!そしてやはりグッと来るのが「Night and Day 悩んで ないでススメヨ」の部分。歌詞の凝り具合、ふざけ具合、本当にバランスのとれた素晴らしい歌詞だと思います。これをNEWSさんがユニゾンで歌う強さ。これ以上の応援ゼリフはあるでしょうか。いや、ありません。

リアルな悩みを抱えながら不敵に笑い全力で突っ走って行く姿は死ぬ程カッコいいです。

 

 

D.T.F

先月のザ少年倶楽部プレミアムの「premiumshow」で披露され、改めてこの曲を知った、思い出した方も多いこの曲。そうです。D.T.FはこのLIVEに収録されているのです。

NEWSさんの曲のイントロはどれも聴く我々をワクワクさせますが、この曲も例外ではありません。ど頭のアホっぽそうな音からのコーラスによる「D.T.F」の繰り返しに思わず同じように手を鳴らしたくなるクラップ。まさに盛り上がるイントロのお手本のような曲です。このイントロ凄いところは聴くだけで「うっわ、やっば。やっば。」と語彙力とIQを奪ってしまう攻撃力の高さにあると思います。素晴らしいとしか言いようがありません。特に最初のシャウティングチキンの鳴き声のようなあのアホっぽい音!!最高にこの曲の題名「D.T.F」に相応しいものだと思います。

そして何よりお伝えしたいのはこの曲の題名と彼らの似合い具合です。高学歴、天才の集まる彼らからの「Do to fool(バカになれ!!)」こんなにたまらないことはあるでしょうか、いやありません。こんなこと頭が良い人達だから言えるセリフであって。それがこんなにもカッコよく相応しく言える彼らはなんて素晴らしいのでしょうか。物凄く考えていたり頭を回転させる人達が何も考えないで自由に生きることってある意味物凄く難しいことだと思うのですが、それをこんなにもライトにポップに伝えている。それはインテリジェンスとワンナイトという対極にある要素を持つNEWSさんだからできる芸当だと思います。そして「オレといれば アツい夜に早変わり 不思議!」「Hey! ちょっと よそ見すんなよ オレだけを見ていてよ」と言う自分と一緒ならこんなメリットがあるよ!!自分に夢中になってよ!!というワンコのような一生懸命が伝わるこれらのセリフがあるのもまた良い。「バカになろうよ」というメッセージに下心があるのが真っ直ぐな男の子らしさを強く感じさせていて素敵だと思うのです。そして下心があるけど描かれているのは「盛り上がるぞ!!」「今日は楽しむぞ!!」というメッセージのみ。こんなにクラブ感パーティ感があるのに全くいやらしい言葉がないのです。その健全性がまた良いなぁNEWSさんらしいなぁと思います。

そして、ABメロの山下さん、増田さんの透明感に紛れている色気を感じる歌声が本当に良い。特に山下さんの「不思議!」、増田さんの「最高の一夜さ」の部分。一気に色気を放出しているのが本当に良い。また、錦戸さんと加藤さん、手越さんと小山さんいう声質の似ているペアで歌わせていることによってそれぞれのキャラクター、違いを出している点もとても素晴らしい。別方向から説得され、サビに駆け上がる感じが本当にたまらないのです。そこからのサビのただただ楽しむことに専念するような真っ直ぐでシンプルなメッセージにたどり着くこの流れが素晴らしく、非常にワクワクします。本当に素晴らしい。

 

 

内容の無い手紙

NEWSさんの深く重い愛が詰まったこの曲。これ程までに愛が深く感じられる曲はなかなかないと思います。

「手紙を書く」という行為によってここまで相手への愛情を伝えることができるのか……と言語の奥深さを感じさせるこの曲。そして手紙を書く行為がすぐに相手への愛情となる真っ直ぐさ具合。「けど思いを綴るって難しいな 書こうとして改めて愛しさを知った」という部分はまさに相手へのベタ惚れを感じさせるところです。また「ペンのインクが無くなるまでは書き続けよう」という部分も愛情に溢れています。ボールペンのインクがなくなるまでって相当な量ですよね。凄い。そしてそれだけ書いた手紙のことを「内容の無い手紙」と言い切ってしまうところがまた凄い。それはまさに無償の愛。多分、「相手への愛情を綴る」という行為が重要なのであってその結果である手紙はそこまで大切ではない。だから「内容の無い手紙」なのかもしれません。凄い、凄過ぎる。

そしてそこまでの重過ぎると言っても過言ではないこの歌詞を暖かい愛として感じさせるNEWSさんの表現力の素晴らしさ。全体的に声が暖かく柔らかいのです。語尾を最後まで歌いきっているのでキチッと文章が完成されているようになっているのが大きな要因だと思っているのですがどうでしょう。むむ。

また、歌割りも素晴らしい。それぞれのソロでの部分では手紙を書くことについて歌い、ユニゾンであるサビではその手紙の意味よりも相手を愛していることの重要性を歌っている。この歌う内容がユニゾンとソロで綺麗に別れているのが素晴らしい。唯一の例外であるのが最初のソロの「No letter contents」です。個人が歌う際にはにはエコーがかかっていたり、重ねるように歌っていたりしている。そしてそれが最終的にユニゾンとしてまとまるところだけでも胸アツなのですがこれが最後には全員で歌い続けるのが感動。惚れる。本当にソロとユニゾンの使い分けに惚れる。

また、サビの「好きだって」の「き」で⤴とグイッと上がる部分が揃っているところもたまりません。この部分があることで相手への愛情が昂っているのが本当によくわかる。

愛を詰めて詰めて詰めきれないほど詰めた曲。それがこの「内容の無い手紙」です。

 

 

エンドレス・サマー

名曲中の名曲。2012年に発売された「NEWS BEST」にあるファン投票での上位曲が収録された「FAN SELECTION BEST」でも堂々の1位を飾りました。

青くって苦々しくてでも捨て切れないそんな感情を歌っているこの曲は誰しもがある瞬間を懐かしみ、切なく愛おしく思わせます。ありふれたアイドルではないグループが、ありふれた人生を送っていない彼らが、歌う「ありふれた大人になっても」という言葉の説得力。それだけで涙が零れ落ちてしまいそうなのです。まだまだ彼らは若くて未来が輝いているはずなのにそれでもこの言葉がしっくり来てしまって、若かりし頃の眩しさ儚さを羨ましく懐かしく思ってしまう。そのことがどれだけ嬉しくて哀しいことか。色々な感情を一気に思い起こさせるこの曲の力は絶大です。

そしてこの曲は過去も現在も未来もどの時代も歌いきっている。まさにエンドレス。それだけ大きく強い曲なのにどこか脆さ、危うさを感じるのは何故でしょう。それは歌う彼らがまだまだ大きくなるから未完成だからだと思います。きっとこの曲は歌う一瞬一瞬がどれもがこの曲に彼らが最高に相応しい瞬間であり続ける曲なのかもしれません。

過去を慈しみ、未来への希望を持ち、今を愛す。そんなこの曲が彼らの曲であって嬉しい。そう聴く度に思います。

 

 

Share

作詞作曲NEWS。それだけでこの曲は彼らにとってとても大きな存在であるのがわかります。題名の由来は加藤さんの作詞した「共有しているオト・カゼ・ヒカリ」。そこの「共有」からとって「share」となりましたがそこまでが長かった。題名を決めきれず延々と悩む加藤さんをみて私は「彼を自担にしてよかった」と心底思いました。彼がこの曲を大切にしていている。だから悩む。その姿をみてなんだかそれだけで胸いっぱいになってしまったのです。

それぞれが自身で作詞した部分を歌うのですが全員歌詞が多過ぎて歌うのが無茶苦茶大変。それほどまでにこの曲に込められた思いだったり願いだったりがとても大きくて。彼らが「NEWS」というものを彼らなりにとても愛しているのだなと感じるのです。そんなギュウギュウに詰めこまれた歌詞に思い切り感情を込めて歌っている彼らをみる度に何とも言えない感情が生まれます。その気持ちを一気に思い起こさせるのが最初の小山さんの部分。本当に小山さんとイントロの親和性は素晴らしいものだなぁと思うのですが、この曲でもその魅力は発揮されています。早口言葉のような様々の愛の羅列をハッキリと聴こえる発音の良さを生かし、滑らかに歌い上げます。この部分をつまづくことなく歌える小山さんの滑舌の良さ、肺活量の素晴らしさに感動を覚えます。そして最後の「なれんだよ」。この少し崩れた口語調が親近感を抱かせ、愛おしさがグッと生まれるのです。この最後の愛情表現が本当に小山さんらしくて素敵なのです。

このようにどの歌詞も彼ららしさが出ていて物凄く愛おしい。言葉のチョイスは勿論、伝える相手、言葉の語尾、韻の踏み方。特に増田さん。「バレバレ」「ヤレヤレ」この2つの語彙が出てくるところも勿論ですがそれを歌う増田さんが本当に「まっすー」らしくてとても好きです。そしてその後ろに隠されている「増田貴久」があるのが本当に増田さんらしくて。凄い素敵なのです。

どれもこれも「っぽくて」なんだか笑えてしまってでもそれだけ彼らが彼らとしてそれぞれがあるんだなと感じます。そんなことを思うのが錦戸さんの「無理に一つにならずに 混ざりあえない日はそのままでいい 一人一人が持つ色だから 鮮やかなマーブル描けばいい」の部分。この歌詞は本当に秀逸だなと思っていて。NEWSとして関ジャニ∞として色々なものをみてきた錦戸さんだから言えることだと思うのです。統一感だけが全てじゃなくて違うことで何かが生まれる、それはそれで物凄い良いことなんだと改めて気付かされる、そんな歌詞なのです。それをこんなにも美しい言葉で表しているところが物凄く好きです。

また、山下さんの「例え離れてたって心は 一つに繋がってるよ いるよそばにI promise you」はどこか未来の出来事を予想しているような歌詞ですが、それでも愛し続けていることがわかる歌詞です。物凄くカッコよくて物凄くニクい。それが物凄く人間らしくアイドルらしくて素敵だと思います。

それぞれのメンバーの息つくまもないソロとは対称的に最後の手越さんののびのびとした部分(それでも詰め込んでる感は否めませんが)。それがあることによってこの曲の世界が一気に広がります。また、手越さんの「僕」という一人称。なんだかくすぐったい気持ちもしますがそれがまた良い。

そしてこれをコンサートでのパフォーマンスも素晴らしい。2012年に行われた「美しい恋にするよ」のshareも印象深いですが、2010年の「LIVE!LIVE!LIVE!」のパフォーマンスも素晴らしいものなのです。サビでのそれぞれのメンバーカラーによって照られし出された彼らの影。あれほど照明の素晴らしさを感じた曲はありません。

 

Forever(Unplugged Ver.)

前作「color」で収録されたForeverを再収録したこの曲がこのアルバムの最後を飾ります。 

そしてこの再収録の方法が非常にニクい。Unpluggedなのです。つまり、アンプを通した音ではなく生演奏、アコースティックバージョンということ。前作のForeverのインストがかなり電子音感が強かったのでその違いがとても明白であり、また前作からの彼らの歌唱力の成長具合を感じ取ることができます。特に手越さん。ただでさえ、無茶苦茶歌が上手いのにメキメキと上達しているのが感じられるのです。イントロから手越さんの美声に引き込まれていきます。そしてユニゾンの部分も調整されていないのでいつものユニゾンは違い、新鮮に感じますが声の「束感」を感じられてとても良い。

また、増田さんの大サビに持っていく部分の美しさ。「迷わずに誓えるから」の「えるから」に全てを持っていかれるのです。そこからの一気に揃うユニゾンが素晴らしく、最後の最後で彼らだけの「You're my precious baby」と言うところの気持ち良さはたまらないものがあります。この気持ち良さはUnpluggedであることで更に強くなっているようになっています。生演奏でやることでの価値を曲中にも感じさせながら最後でまた再認識させるところがとても良い。

また、この曲は永遠に貴女を愛し、幸せにすることを約束するというメッセージを感じ取ることが出来ます。そしてその相手への愛情が本当に素晴らしい。加藤さんの「どうかいつも元気で 笑っていて欲しい」という部分がとても切なく慈愛に満ちていて素敵なのです。一方、小山さんの「君のいない未来は なんの意味もないから」と言う部分が相手への真っ直ぐな愛情、大切にしているということがわかるのがとても良く、加藤さんとの対比になっているように思えます。このシンメ感がたまらない。そしてこのある意味プロポーズのようなこの曲は永遠という生死という有限のものと真逆なタイトルを持つことでその愛を強くさせ、生死の存在を微かに残しているのが秀逸だと思います。

最後にコンサートとしての「LIVE」生きることとしての「LIVE」、両方を感じさせるこの曲がアルバムとしての「LIVE」の幕を降ろすのです。

 

 

 

特典映像が素晴らしい

 

初回限定盤にのみついている特典映像「UnpluggedLIVE」。今回のアルバムの中から春夏秋冬をテーマに選ばれた曲を生演奏で披露しています。ざっくり言うと少年倶楽部プレミアムのpremium showを円盤にした感じ。

演奏も生演奏でテンポや雰囲気が違うのは勿論ですがここでお伝えしたいのはメンバーの声です。CD音源とは異なる声のバランス、震え。強弱の付け方に歌い方の癖。完璧なものではないかもしれないけれどその歌声はとても心に響くものなのです。

個人的には皆さんがイヤモニを付けているのにもグッと来ます*1。皆さんの本気具合、プロ意識の高さを感じます。そして増田さんが最初から早々にイヤモニを外しているところも増田さんらしくてとても好きです。そしてコヤシゲのお2人のイヤモニに感じる時代の流れ。ちょっぴり切なくなるけれど素敵なものは素敵です。イヤホンとピアスの組み合わせはいつ見ても素晴らしい。因みに錦戸さんが付けている黄色に音符が描かれているイヤモニは今でも現役のはず。物持ちめっちゃ良いな、錦戸さん。

またカメラワークの素晴らしさ。ボカシやクレーンありとあらゆる技術を駆使し、それぞれの表情は勿論、口元や脚までもをバランス良く映しています。その中でもグッと来るのが増田さんの手元。指を鳴らすことでリズムをとるその手の美しさは言葉に出来ない程です。また、マイクを握り締めて歌うメンバーも多いので手フェチの方には堪らない映像となっております。個人的に小山さんのスポーツタイプ的な腕時計がツボです。every.が始まったばかりの時期なので黒染めっぽさが感じられる黒髪にその腕時計がまぁ似合う似合う。「こんな小山さん惚れないわけがないじゃない……」と思いながらみております。

そして曲ごとにメンバーの立ち位置が変わったり、ジャケットを脱いだり、立ったり座ったりしていて飽きさせない工夫が満載です。ジャケット姿は勿論、ジャケット姿脱いだ後のシャツ姿も素敵。腕まくりをしているところもたまりません。そしてネクタイやベスト、ストールなのどの小物がキラキラしていたり、手元のアクセがわかるのも良い。あ、増田さんシャツ出ししてる!!山下さん、ベストだったんだ!!とジャケットではわからない細かいところにドキドキできるのがまたお得感があります。

そして照明も曲ごとに変えているところも素晴らしい。どの曲もその季節の空や空気感を感じさせる照明でたまりません。特に「秋の空」での夕焼けの西日の様な眩しくも切ないライティングが一方方向から行われているのが曲にマッチしていて感動ものです。夕焼けに照らされているNEWSさんの美しさは言うまでもありません。 

また、皆が大好きなメイキング映像もしっかり収録されているのです!そのときのNEWSさんの可愛さったるや。私服でぐだぐだしたり、スタッフとの打ち合わせで真剣な表情をみせたり。手越さんの謎の私服や加藤さんのヘアバンド姿は「そりゃあ寒いでしょうよ……」「髪切れ!!って言われるわ……」と当時ギャーギャー言われていたことに納得できるような姿を再確認できます。

そしてキャイキャイやっているNEWSさんの可愛さがもうたまりません。錦戸さんと山下さんのボトムスが似ていることで照れあったり、「SUMMER TIME」の合いの手の部分でふざけてみたり。錦戸さんが音程を確認している時に「合っています」と答える手越さんの後輩っぽさ、歌い間違いで照れる姿は今では中々みられるものではありません。そのワンコっぽさは「可愛い」としか言い様がありません。ロウソクに手を当てて「熱かった……」と言う手越さんはもう小型犬にしかみえません。また、カメラに人見知りする加藤さんとは対象的にカメラに絡んでいく増田さんの天使っぷり。ニコニコしている姿に母性が疼きます。「just do it!」にハマっている山下さんはその発音の良さにワクワクしニコニコと増田さんに囁いて無茶ぶりする姿にみている側も思わずニコニコしてしまいます。それに対する増田さんの返しはリ `▽´ノリの顔文字ピッタリで心を射抜かれてしまいます。小山さん、増田さんとふざけていて思わずロウソクに当たっまいそうな加藤さんの天然ぶりも可愛い。秋の空のピアノ演奏に何度もチャレンジしながら「難しいわ……凄いな!!」とピアニストさんの凄さに心から感動する錦戸さんのピュアさもたまりません。小山さんの最初の私服姿でのスタッフさんの挨拶やカメラに向かっての話し方がとても落ち着いていて「さすが最年長……」と思いながら惚れてしまいます。滅茶苦茶カッコいいんですもの。

 また、最後のエンディングをどうするかでキャイキャイ言いながらエンドロールになるのですがそのエンドロールもまた良い。Foreverの演奏シーンと共にメイキングですらみられなかった笑顔が沢山流れます。良い笑顔とはこのことを言うんだな……という笑顔。

 また、NEWS担さん大好きメニュー画面も素晴らしい。新聞を重ねたようなデザインはそれだけでも「お洒落」と言わざるを得ない美しさ。それに加えそれぞれのフォントが別々であるところにも心惹かれます。そして題名が見出しであるのに対して記事がそれぞれの曲の歌詞であり、日付が発売日の2010年9月15日に統一されている細やかさ。本当に素敵。誠に素晴らしい。

 

 

パッケージが素晴らしい

 

白背景に大きな「LIVE」の文字のオブジェ。その上に ちょっとカジュアルめな正装で座っている彼ら。通常盤のジャケットの彼らです。

各々の足の細さ、長さを遺憾なく発揮しているポージングは勿論のこと、全体のバランスの良さに感動を覚えます。ただ座っているだけなのに六人六様の表情・座り方。なのに一目でみるととても統一感に溢れている。それは立つとバラバラな頭の位置が座ることで1列にみえることだったり、白バックに浮く黒系の衣装であることだったりするのですが、なんと言っても彼らが持つ雰囲気が一番の要因でしょう。バラバラだけれど同じ。その危うさであり強さである何かを強く感じるのがこの通常盤のジャケットです。

 

また、ブックレットも素敵です。先程の「LIVE」のオブジェの前に立つ*2彼ら。このオブジェは新聞をモチーフにしたプリントが施されているのでブックレットではジャケットで感じられた「白」よりも新聞の文字による「黒」を感じられます。その黒は闇や暗さを感じさせないとても明るくスタイリッシュな黒。その黒と彼らの相性は抜群で普段の何倍もカッコ良く凛としているように思えます。言うなればみているだけで背筋がピンと伸びて自信に満ち溢れている感じ。強くてスタイリッシュで余裕があって「都会感」に溢れている。それは「アイドル:NEWS」というよりも「NEWS:NEWS」と思わせるような何かを感じます。私はそんな彼らの「都会感」「現代感」が物凄く好きです。

そしてブックレット真ん中見開きの彼らはジャケットと同じようにオブジェに座っているのに談笑していたり緩んだ表情で笑っていたりします。その「若者っぽさ」「青年らしさ」が先程の「都会感」「現代感」とのギャップを生み出していて強く心を惹かれます。そんな通常盤ブックレットはみているだけでワクワクさせ、自信を与えてくれます。

 

 

次に初回限定盤。通常盤とは打って変わって白ベースの衣装に身を包み、差し色としてそれぞれのメンバーカラーを用いています*3。そして自分の上半身が印刷された紙を新聞を読んでいるかのように持つことでまるでそこに彼らがいるようにみせています。そのアイデアに脱帽です。彼らは顔を見せていないのに彼らがまるでそこにいる。このシンプルでチャーミングなアイデアはこのLIVEのパッケージにとても合っているように感じます。

そして通常盤とは対照的にこの初回限定盤では全員が「右脚を組む」という同じポーズをとることで差し色のメンバーカラーで分かりにくくなってしまった統一性を演出しています。そうすることで通常盤と同じように「バラバラだけれど同じ」を表現しているように思えます。また通常盤と初回限定盤二種類の円盤のジャケットの絶妙なズレ、同一性によってこれら2枚のアルバムでも「バラバラだけれど同じ」を感じさせるエモさをつくり出しているのでしょう。

また、ジャケットの裏面ではジャケットと同じポーズをとっているのに持っている紙の写真を変えることで「訝しげに見るメンバーとそれに不服を唱える加藤さん」という構図ができあがります。その写真に流れる空気感の楽しさ良さがまた彼ららしくて良いなぁと感じます。

また、歌詞カードが冊子状ではなく大きな1枚の紙なのですが紙質が他のものとは違いザラザラ感が強いものを使っています。その質感はまるで新聞紙のようです。そしてデザインも非常に新聞紙に寄せている。歌詞やメンバー名の配置は勿論、このアルバムを引っ提げて行うツアーの告知や新シングルのお知らせなどをまるで新聞広告のように載せているところなど芸が細かく非常にワクワクさせます。

そしてくすんだ歌詞カードにそれぞれの差し色が良いアクセントになっている彼らの写真。そのデザイン性もさることながら彼らの表情がとても良いのです。特に錦戸さん。それぞれがカッコつけていたり柔らかく微笑んでいたりする中、錦戸さんただ1人が弾けんばかりの笑顔でいるのです。その笑顔を見る度に私は錦戸さんがNEWSであった意義を大きく見出します。今は違うけれどあの時あの瞬間の居場所は間違いなくNEWSにもあった。そう思えるのです。

そんなたった1枚の紙なのに色々な感情を抱かせ、最終的に根拠のあるポジティブさを持たせてくれるブックレット、そして「LIVE」のパッケージは本当に素晴らしいと思います。

 

 

 

 

「LIVE」を始めとした4人時代ではない作品をみられない、みたくないファンの方はいっぱいいるはずです。完全なる個人の意見ですがそれならそれでみなくても大丈夫なんじゃないでしょうか。何故なら好きなものをどういう風に愛するのかは人それぞれであって(公序良俗に反しない程度で)その人が楽しくそれを愛していたら良いんじゃないかなと……。大事なのは本人が楽しいか否かです。楽しくないヲタク活動ほど悲しいものはありません。

だから私は「LIVE」の良さについて語りました。それが私にとって楽しい彼らへの愛を叫ぶ方法なのです。物凄く好きなものへの愛を語るのは楽しくて仕方がありませんでした。

 

そしてこの「LIVE」というアルバムを引っ提げていた彼らはもういません。ですが、「LIVE」というアルバムを己を輝かせるために最高の使い方をしてくれるのが今の彼らです。多分、今の彼らはあの時以上にカッコよくて魅力的で輝いている。そんな彼らを応援し愛することができるのが私にとって何よりも幸せであり、自慢です。これから先、彼らは更に素敵になっていくでしょう。そんなことを確信させてくれる彼らってなんて素晴らしいんだ!!素晴ら!!

 

 

 

もっともっと彼らの良いところは褒めたいところはあるけれどきっと他の方々が褒めてくれるはずです。というわけで私の「にゅすほめ」を終わります。長く拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。では!!

*1:手越さん、山下さんは髪型でイヤモニが確認できず

*2:手越さんだけは座っていますが

*3:これも手越さんだけピンクではなくオレンジが差し色となっている

「カッコいい大人」

リオオリンピックの閉会式が今日行われた。次回の開催地である東京が紹介された。世界一有名な水道管工が、世の中で一番愛されているネコ型ロボットが、cawaiiの原点であり象徴であるネコがその画面上で我々に夢を希望をワクワクを与えてくれた。凄くカッコよかった。何かもう、それだけしか言えなかった。「すげぇ!!」「かっけぇ!!」と言う言葉を何度も何度も繰り返していた。そんなキラキラしててカッコよくて仕方がないものを作っているのが私が大好きな大人達だということを知って物凄い誇りに思った。「私の好きな大人達がこんな凄いカッコいいもの作ってるんだよ!!凄くない!?」って誰かに言いたくなった。誰かと共有したかった。でもできなかった。

 

それはきっと私が人見知りで誰かに話しかけられないこともあるだろうし、今日が台風の脅威にさらされた日で人になかなか会えない日だったこともあるだろう。それよりなにより私は受験生だ。周りの子も受験生だ。皆将来のために必死になって勉強している。そんな彼らの貴重な時間を私のワクワクを費やすのは忍びなかった。だって10分間のあの動画を見ている暇があれば大問の1つや2つは解くことができる。いつまでも覚えられない英単語も数学の公式もホルモンの名前も気候も覚えられるかもしれない。そう思ったら言えなかった。多分優しいあの子は聴いてくれるけれど「そうなんだ~」って苦笑いして終わるだろう。残るのは気まずい空白と私の心に残る罪悪感だけだ。だからTwitterで呟いた。140字に詰め込みきれない思いを詰め込んだ。でも私の記憶容量は小さ過ぎてみた瞬間に抱いた感情を全ては呟ききれなかった。物凄い悔しかった。呟ききれないことにもこんな時期にそんなことを呟いている自分にも何もかもが悔しくて虚しくなった。うわーってなってパソコンを開いた。終わっていなかった卒業文集の文章を完成させて取り込んでいなかった大量のCDを取り込んでここでパソコンのキーを打っている。きっとこの時間は無駄なんだろうけどでもここでぐずぐず言わないとまた私の世界が崩れてしまう気がした。だからキーを打つ。

 

カッコいい大人が大好きだ。そういう大人が輝けるこの世界が好きだ。本当に好きで好きで仕方がない。だから私が大人になった時そういう風に思われる大人になろうと決めた。そういう大人になりたくて、彼らの背中に追い付きたくて。どうすればいいかスズムシのような脳みそをカラカラ鳴らして考えた。カラカラ。コロコロ。ピーン。そうして出た答えの一つが「無茶苦茶勉強すること」だった。勉強をいっぱいして使えない頭を使えるようになったらカッコいいあの人達みたいになれるかもしれない。勉強をして頭の良い人達がいっぱいいる学校に行ったらあの人達みたいな人に会えるかもしれない。そういう「夢」とか「希望」とかを原動力にして頑張った。頑張ったかいがあって今私は世ではすげぇ!!って言われる学校に通っている。この学校にいることは私の数少ない誇りだったりする。だって無茶苦茶頑張ったもん。だから自慢してしまう。私,頑張ったんだ!!いえーい!!って。私この学校の生徒で楽しくやってるんだ!!うわーお!!って。そうやって半分誇りに半分恥ずかしがりながら私は私のみている世界を広げた。実際その学校に通っている子は自分が思い描いていたカッコいい人たちばかりじゃなくて自分を同じように普通の高校生ばっかで。あの時に抱いていたものは幻想のパーセンテージが多めだったけれど。確かにみたくないものもいっぱいみたけど。経験したくなかったことも経験したけど楽しかったから後悔はしていない。というか後悔したくない。自分のみる世界はちゃんと広がったから。そうやって大人になっていくんだって誰かが言っていたから。その誰かが言うには傷付かないで大人にはなれないらしい。てめぇはどこぞの青春漫画の主人公かっつー話なんだけど。でもそうやって少しはあの時に憧れていたカッコいい大人に近付けたかなって思ってた。だからあの映像をみた時に「あぁ、やっぱりこの人達はカッコいいなぁ」って思って凄い嬉しくなっちゃってしまったんだと思う。でもそれを共有できなくて「悔しい」って思ってしまった私はまだまだ子供だ。まだまだ彼らには足元にも及ばないんだ。

 

そう思ったらなんだかスッキリした。うわーってなった原因である開会式の映像をもう一回みて、モヤモヤの一因だったSMAPさんのこともさっき流れたSMAP×SMAPのOPをみてなんかが少しだけ晴れた。この世はやっぱり汚くて不条理で自分はみじめで頭でっかちだけれどこの世界には物凄いカッコいい大人達が必死になってこんな凄いカッコいいものを創り上げていてそれを認めてくれる世界なんだって思ったらやっぱり嬉しくて。共有できないことは確かに悔しいことだけれどそれを共有できないんだったら逆に自分の原動力にすればいいんだって思えた。今度はその感情を共有できる場所にいられるようにもっともっと勉強して色々な人と喋ることのできるところに行けばいいんだって思った。そうやって自分に不利なことを嬉しくないことを悔しかったことを原動力にするのは私の得意技だ。それは私が身に付けた数少ない処世術だ。「何かを嫌う」ことが大嫌いな私の無理矢理身に付けた処世術だ。「カッコいい大人」に憧れる私が「カッコいい大人」になるために小学生の頃からやってきてここまで来ることができた方法だった。

 

話は175度ぐらい変わるけれど私の自坦と呼ばれる人はもの凄い人間くさくて仕方のない人たちだ。すぐにうじうじするし、仕事中に無茶苦茶幸せそうにビール飲んでるし、コンサートではよく叫んでいる人達だ。飛び抜けて歌がうまいわけでも踊りが上手なわけでもない。でも彼らは最高に「アイドル」だ。彼らが彼らのフィールドで最高にアイドルとして輝ける方法を探し続けている。その姿は物凄くカッコいい。時々、私は彼らのことを「自分の血反吐を親指でグイッと拭い去って不敵に笑って立ち続ける人達」という風に説明するのだけれど本当にその通りなんじゃないかなって思ってる。だって物凄くカッコいいから。そんな生き様がとてつもなく素敵で仕方がないから。それに加えてさらに彼らがカッコいいのはそういうことをしている自分がカッコいいことを知っているってところだ。自分の血反吐を自分で拭い去ることを、不敵に笑うことを自分の本能としてもやってのけるけどそこに需要があることを彼らの中のもう一人の彼は知っているところが凄い好きなんだ。そうやって計算高いところだったりもう一人の自分が自分をみていたりするところが物凄く人間くさくて一人の大人らしくて好きなんだ。そんな人間くさくてしかたがない人達が「アイドル」という偶像をつくりあげる職業で輝いていることが素敵なことだと思っていてそんな彼らが受け入れられ、愛されているこの世界が良いなぁって思う。そしてそのことを気付いていないフリをしながら気付いていてそのことを凄く嬉しく思っている彼らがまた良いなぁって思う。辛いことがあったら強めのお酒を飲むところも、嬉しいことがあると「今日はいいお酒が飲めそうです!!」ってくったくのない笑顔で言うところも好きだなぁって思って。そういうところで彼らが辛いことをなかったことにしたり幸せを噛み締めていたりしているんだって思えて「あぁ、この人達カッコいいなぁ」って凄く思って愛おしく感じる。だから私は櫻井翔を、加藤シゲアキを、横山裕を、「カッコいいアイドル」の代表格としてあげるし、それをつくりあげた基礎の桜井翔は、加藤成亮は、横山侯隆は、「カッコいい大人」なんだって言い続ける。

 

私はそんなカッコいい大人をいっぱい知っている私がほんの少しだけ好きだ。私のみている私が創造主のこの世界はそういうカッコいい大人達に溢れている世界で。その世界を持っていることをほんのちょっぴりだけ自慢に思っている。きっとそんな私はこれから先もっともっとカッコいい大人達を知ることができるし、私のみる世界はもっともっと広く深くなっていくのだろう。そうやってうじうじしている私に呼びかける。もうちょい頑張ろうよって。貴方の憧れる「カッコいい大人」になろうよって。

NEWSを知らない貴方へ

お題「NEWSを知らない君へ」

お久し振りです。佐藤です。

梅雨真っ只中、学生の皆様は試験勉強に追われ、社会人の皆様は普段よりも湿度の高い電車に揺られ出勤していることでしょう。かく言う私もそんな人間の1人です。

ある界隈では授業ではなく自由研究が始まり、またある界隈では年に一度の総選挙が終わり、またある界隈では毎年恒例となりつつあるアドリブ劇のキャスト陣が発表されました。様々な出来事が目まぐるしく起き、悲喜こもごもありながらいつもの日常が彼ら・彼女らによって彩られる毎日は知らなかったあの時よりもキラキラと輝きワクワクしていることでしょう。そんな貴方の毎日が更に輝くようにある人達を紹介しようと思います。もし、少しでも「気になるな」「楽しそうだな」と思っていただけたら幸いです。またそしてもし、彼らのことが好きになったら。一緒に彼らの話をしましょう。

 

小山慶一郎

「平日キャスター、週末アイドル」をキャッチコピーのように口にする彼はその名の通り毎週月曜から木曜まで日本テレビ系列「news every.」のキャスターを務めています。すらっとした長身によく似合うスーツ姿、柔らかい物腰でコメントする姿は一瞬アナウンサーのように見えてしまいます。しかし、水曜日6時台「気になる!」というコーナーで見せる彼の姿はキャスターらしい芯のあるたたずまいでありながらどこか親しみのある姿です。そんな自身のアイドルとしての長所をキャスター業でも生かす彼の適応性が私は大好きです。また、ある一定年代の人なら口ずさめるであろう「恋のABO」での冒頭のセリフ、「YOU達 何型?」をキメッキメで言っていた細身の彼はこの小山さんだったりします。「あんなチャラ男がキャスター!?」と思う人もいるでしょう。そうです。あんなチャラ男がキャスターです。週4(時には週5)で夕方のニュースを伝えています。そんなキャスター時では微塵もチャラ男時代をみせない姿を見せる小山さんですがチャラ男だった片鱗は未だ残っていたりします。その最もたる例がコンサートでの姿です。C&Rから挨拶までキラキラ輝く彼の姿は「小山さん」ではなく「慶ちゃん」であったりします。慶ちゃんのコンサートで歌っている姿は物凄くしなやかで軽くて。リーチのある手足を使って踊る姿は女性的でありながら非常に美しいです。そんなコンサートでの慶ちゃんの挨拶はファンにそしてNEWS自身へのとても重い愛を伝えてくれます。でもその愛は気後れすることなくむしろ心地良いものです。言うなれば「愛で満たされている」感じ。そんな彼がNEWSを愛してやまないリーダーです。

 

 

増田貴久

NEWSの歌の上手いまっすー」のイメージが強い増田さん。低音も高音も出せるその声域の広さは勿論のこと、長年の経験によってさらに磨きのかかるダンスのうまさは「職人系ジャニーズ」という名前がぴったりです。自身のソロ曲の時の姿はまさに「別世界の人」。言葉に言い表せないパワーを持つそのパフォーマンスは私達の心を掴んで放しません。けれどニコニコしながらシュールな発言をバンバンと言い放つ姿は間違いなく、「まっすー」です。そしてその発言を本人が心の底から楽しそうに話している姿はとても魅力的です。「よくわからないけど好き!!」。皆にそう思わせる増田さんは「本能に呼びかける」アイドルです。自然に多くの人から愛されるその能力は生まれつきのものでありながらそれを増田さんが自身で伸ばしていったもので。そんなことができる増田さんはとても「アイドル」です。ざっくり言えば「アイドルof アイドル」。そんな表舞台の姿でさえ十分魅力的な彼はNEWSのコンサート衣装の監修という裏方的役割も果たしています。昨年の様々な音楽番組で「NEWS=ピンク」という印象を強く残したあのビビットピンクのファー衣装や「NEWS=インド」という謎のイメージを与えた「チュムチュム」という曲のエスニック風な衣装も増田さんが関わっているのです。どの衣装も彼らの可愛さ・カッコ良さを引き出し、また彼らの体型を上手く生かしているものばかりです。その服飾やファッションに関する才能はジャニーズ内でもトップクラスと言っても過言ではないでしょう。そんな裏方としても表舞台に立つ人としても自分達自身をプロデュースすることができる増田さんはNEWSを様々な面から支える無敵の大黒柱です。

 

 

加藤シゲアキ

増田さんが「アイドル of アイドル」ならば加藤さんは「溢れんばかりの飛び道具を抱えるアイドル」です。小説家、大卒アイドル、料理好き、サブカル男子。他にも様々なスペックを持っています。そんなスペック達をギュッと詰め込んだおもちゃ箱のような加藤さんはその自分の「能力」という飛び道具をうまく使っています。例えば「小説家」という飛び道具は自身の連ドラ出演の作品「傘を持たない蟻たちは」となり、グループへのタイアップ曲「ヒカリノシズク」を持ってくることができました。また「料理男子」という飛び道具はゲストで呼ばれたバラエティ番組での1コーナーに使われたり、自身が出演する情報番組「白熱ライブビビット」の「カトシゲのお取り寄せハウス」という企画を成立させるために欠かせないものとなっています。それらの飛び道具を持ちながらもアイドルとして歌い踊る姿が加藤さんが一番輝いているときではないかと私は思っています。「しゃがれ声」とメンバーに弄られる特徴的な声、ぴょこぴょこという擬音が似合うダンス。それらは王道アイドルの姿ではないかもしれません。けれどもその姿はとても魅力的です。なぜならその時の加藤さんの姿がとても楽しそうだからです。「NEWSのシゲ」としてメンバーとファンといるのが楽しくてたまらない!!という雰囲気に満ち溢れているからです。小説家という言葉を操る職業であるにも関わらず、実は甘い言葉を口にするのがちょっぴり苦手な加藤さんですがその姿をみているだけでその「楽しい!!」「好き!!」という感情をひしひしと感じることができます。様々な飛び道具を持ちながらもその飛び道具を持つ本人が実はとてもまっすぐでピュアで。そんなところが愛しくてたまりません。そんな加藤さんは飛び道具を使って新たな路線のファンを獲得しながらも今までのファンを掴んで離さないNEWSの素晴らしい広告塔です。

 

手越祐也

「手越は手越」誰かが言ったこのセリフ。私は最も手越さんを表している言葉のように思います。貴方が一度は目にしたことのある「世界の果てまで行ってQ」でみせる「エンターテイナー手越」。それはその手越さんの様々な要素を如実にみせています。甘い言葉を100点満点の笑顔で届けるアイドルの姿、企画に対して全力で取り組むプロとしての姿勢、物凄く負けず嫌いで諦めることを知らない真っ直ぐな性格、実は不器用だったり絵が下手だったりという意外なウィークポイント。それらを総合して感じることはやはり「手越は手越」というフレーズです。そしてその「手越」であることに疑うことのない自信を持っている手越さんはとても凛としていて格好良いです。だからこそ「手越は手越」というフレーズがとてもしっくりくるのでしょう。また歌に対して絶対的な自信を持っているところも手越さんの強みです。女性ですら出すのに苦労する高音。どこまでも続いていきそうなビブラート。それを遺憾なく発揮する手越さんの歌声は「凄い」の言葉しか出てきません。手越さんですが、実は思いっきり褒められると照れて何も言えなくなったり、顔を真っ赤にさせるところがあります。その姿はとても愛らしくて愛しい部分であり、メンバーからもファンからも愛されています。そんな手越さんは間違いなくNEWSの愛すべきエースです。

 

 

長々と話してしまいましたが、彼らの魅力を少しでも感じていただけたでしょうか。けれどここに書いてある部分だけでは伝えきれていない彼らの素晴らしさは余るほどあります。だから彼らのことを知ってみてください。そして綿菓子のようなパステルカラーの似合う彼らが、花々のような色鮮やかなビビットカラーが似合う彼らが貴方の世界を更に輝かせることを切に願っております。

 

NEWSを知らない貴方へ。NEWSを知った私からの手紙でした。 

星の王子さま考察

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

 

やっぱり無理だった!!

 

あんなアルバムを出されたら考察したくなっちゃうじゃないか!!はてなブログお休みすることなんてできないよ!!

というわけでいきます。「星の王子さま」考察。びっくりするほど長いよ…。書いている本人も終わりが見えなくて半べそになったよ…。それでも何で書くのかって?NEWSさんが好きだからさ!!では参りましょう。

 

題名からもわかる通りこの曲のモチーフとなっているのはサン・テグジュペリ作「星の王子さま」。可愛らしいイラストと深いメッセージ性をもつこの作品は1945年に出版されて以来、世界中の多くの「こども」たち、そしてかつては「こども」だった大人たちに愛され続けています。そんなこの作品を加藤さんがソロ曲の題材にしたことによってさらに多くの人がこの作品に愛情を注ぐことになるでしょう。そのことはイチ本好きにはとてもつもなくたまらないことで。加藤さんという入り口からまた多くの人が「本」という果てしなく広い、それでいて魅力が沢山詰まった世界に飛び込んでくれる。本好きにとってこんなに幸せなことはありません。

 

そしてこの作品は「星の王子さま」という主人公を「ぼく」という飛行士の視点から綴られていきます。ちょっとわかりにくいことですが涼宮ハルヒシリーズのハルヒキョンの関係性と言ったらわかるでしょうか。主人公と語り手が違うこの作品。ではソロ曲の「星の王子さま」はいったい誰目線で書かれているのでしょう。やはり、王子さま?飛行士?それともバラ?私は飛行士目線ではないかと考えています。その大きな根拠となる点は歌詞のある部分なのですが。それは後々説明していきたいと思います。

 

それとは別に個人的に本の「星の王子さま」はテゴシゲをイメージさせる何かがあると思っています。この作品に出てくる王子さまは真っ直ぐで芯のある人物です。そしてその芯はしなやかでありながら、しっかりとしているものです。皆が皆持ちたくても持てない芯を持ちながら、答えの見えない正解を探し続ける姿は常に前を向き続ける手越さんにそっくりです。そしてその王子さまを一人の人間として、そして大切な友人として慈しみ、交流する飛行士。王子さまの言葉を大切にしながらもその風景、メッセージを丁寧に自身の言葉で色付けする彼は言葉を操るのに長けている加藤さんのようです。そう考えるとこの二人の登場人物が二人に見えてくるのです。また、この王子さまは作者サン・テグジュペリの中のもう一人の自分と言われています。なりたかった自分、なれなかった自分。そういう憧れや希望が集まってつくりあげられた王子さま。その関係は加藤さんと手越さんの関係を彷彿とさせます。お互いが持つ自分にないものを憧れながら自分も相手も大切にするその姿は私にはこの2人が重なってみえて仕方がありません。

 

ということで「加藤さん、飛行士っぽくね?」「じゃあこの曲、飛行士目線じゃね?」という視点から歌詞のお話をしていこうと思います。また、言葉を武器にしている人(加藤さんは勿論、嵐の櫻井さんも)が書く歌詞って一つのフレーズに幾つもの意味を込めていて。だから聞き間違えて新たな意味を見出すことにこの上ない至福を感じるのですが。ということでこの曲も例に漏れず見出しています。あと発音フェチなので韻の話も延々とします。ではいきましょう。

 

 

Look at the sky

直訳すると「空を見て」。つまり空に光る星、王子さまを見てということです。最初この曲を聴いたときskyをguyと聞き間違えて。その場合、「彼を見て」ということになるわけですがそれでもどちらも王子のことを指しています。ということは二つの言葉で一つの意味を持たせているということになります。なんて贅沢な言葉の使い方なんでしょう。ド頭からフルスロットルでテクニックを使ってくる加藤さんが愛おしいです。

 

聴こえるかい 飛行士の願い

「きこえる」の部分が「聞こえる」ではなく「聴こえる」なところが言葉を武器にしている人らしいこだわりだなと感じました。勝手に耳に入ってくる「聞く」ではなく意識して耳を傾けるという意味を持つ「聴く」。それを「聴こえる」ではなく「聴こえるかい」というただの問いかけではなくおじいちゃんが孫に問いかけるような口調でたずねるところがまた加藤さんの優しさが滲み出ていてたまらないです。そして「飛行士」の部分が「星」と聴こえることで飛行士だけでなく、王子さまの願いであるとも取ることができます。また、ここまでの空にまつわるフレーズ達はただの空好きとしてはたまらないところがあります。

 

世界がすべて正解じゃない

ザ・加藤シゲアキ節!!とも言えるこの言葉。まさにこの世の真理!!おっしゃる通りです、加藤さん!!と言いたくなります。「大切なものは、目に見えない」。この本の中で最も有名なフレーズを思い浮かべさせるこの歌詞。もう少し突っ込んでみると「自分が見える世界が全てではない」ということでしょうか。それは「自分が思っているよりも世界は優しい」と仰った加藤さんが歌うことでさらに深みを増しているように思えます。

 

In the starlight たゆたい

先程の現実的な歌詞とはうってかわって一気に幻想的なこのフレーズ。このギャップによってどちらのフレーズの良さもより一層際立ちます。また、この歌詞があることでこの曲や原作のこどもっぽさ、おとぎ話っぽさを出してくるところが加藤さんらしいなと感じます。そしてDreamcatcherみもあるフレーズだなと個人的に思っていたりいなかったり。

  

謳いづつけていく ララ このフレーズ

 「うたい」の字が「謳い」なのがニクい。加藤さんらしさ爆発。「こういうところ好きでしょ?」と片頬を上げて笑う加藤さんがすぐに想像できます。悔しいことにどストライクなんです。物凄く好き。「あぁ、加藤さんの手のひらに転がされているな…」と痛切に感じます。ちなみにこの字だと歌唱するという意味ではなく賛美するという意味になるのですがそれによって加藤さんの作者のサン・テグジュペリ、そしてこの作品に出てくる登場人物たちへの尊敬の念を感じることができます。またここの部分が「歌い続けていく?ならこのフレーズ」という風にも聴こえて聴き手に宣言しているようにも捉えることができるのが好きです。あと、この「フレーズ」の部分が「フレェズ」と聴こえる所は加藤担さん皆好きだと思っています。ああ、可愛いなって。愛おしいなって。ハッキリとした理由はわからないけど凄く感じる部分です。本能が反応しているのですかね。

 

 

ここまでの歌詞で韻を踏んでいるのは「sky」「聴こえるかい」「願い」「世界」「正解」「じゃない」「starlight」「たゆたい」「謳い」の9ヶ所でのAI。5行でここまでの韻を踏みながらもしっかりと文章として成立しているところが言葉で遊び慣れているなと感じます。

 

 

 

瞳閉じて 耳澄ませ

 このフレーズでも「大切なものは、目に見えない」の姿が見え隠れしています。王子さまがうたうそのフレーズを受け取るために五感を集中させてというこのメッセージはシンプルでありながら気品が溢れています。あと加藤さんとしては珍しいジャニーズっぽいフレーズ。

 

奥の奥の奥だけを鳴らせ

 何を鳴らすのか。それはきっと自分の心の中にいる「こども」の声でしょう。そしてその声こそ「大切なもの」。心の中に大切に大切に閉まっているその声をただ大切にしているだけじゃいけないと言っているような気がします。また、「奥」の母音はOU。これは「僕」の母音と全く同じものです。絶対「僕」と「奥」を絡めていると思うんだ!!と声を大にして言いたい。そう思うのは「王子さま」というのは自分の中のもう一人の自分であり、その王子さまが大切にしているものは多分、普段は思っていなくても心のどこかではわかっている自身が一番守りたいものだと思うからであって。その大切にしているものを忘れているだけではいけない。大切にしているからこそ鳴らせよという警鐘のようにも思えます。

 

Let’s go and catch the beautiful sunset

 夕日が好きで好きで仕方がない王子様。この歌詞の中で夕日にわくわくするその姿は純粋で愛らしい「こども」らしさを最も持ち合わせている部分ではないでしょうか。「大切なものは、目に見えない」と言った後、目に見える美しいもの=夕日を見に行くという矛盾している行為をすることによってその言葉の重要な意義、夕日の言い表せない美しさその両方を強く持たせているように感じられます。

 

 

ここまでで韻を踏んでいるのは「澄ませ」「奥だけ」「鳴らせ」「sunset」の部分でAE。あと「瞳閉じて」の部分はIEなのですが似たような発音に聴こえます。

 

 

 

日々乱反射していく風景 溢れだすうたかたのページ

 飛行機からみえる景色と筆を持ち日記や本を書き上げる原作者の二つの側面を言い表しているかのようなこの部分。  また、加藤さんの「アイドル」としての姿と「作家」としての姿も重ねてみえます。二つの顔を持つ二人のつくり手によって生み出されたこれらの作品。だからこそ生まれた歌詞なのかなぁと思いました。あと単純に音としても、言葉としても好き。大人とこども。理想と現実。王子様と飛行士。サン・テグジュペリと自分。様々な対比を丁寧に重ねていく加藤さんを一人の言葉が好きな人間としては尊敬し、一人のファンとしては愛おしくて仕方がありません。

 

乾いた砂風に流星思い出にならないように

 これって「乾いた砂風に 流星」なのか「乾いた砂 風に流星」なのかどっちなのでしょうか。ブレスを入れている位置が砂と風の間なので後者なのかなとも思うのですが文章的には前者なのかなと。どうなのでしょう。

そのような幻想的で美しい風景を「思い出にならないように」と言っているということは今までのその記憶をただの思い出として持つだけの大人になってしまわないようにということでしょう。遠回しながらも伝えたいメッセージが確実にわかるこの言葉のチョイスがたまりません。「ように」という自戒といじらしさを併せ持つ言葉が好き過ぎてたまらない。それに加え、「ように」の発音が愛おしくて愛おしくて仕方がなくて。加藤担さん皆好きだと思うのですが共感してくれますか?

 

砂漠の夢また会う日まで ゆらめく笑み 渡り鳥の旅へ

 砂漠の夢=王子さまとの会話として捉えると再び彼と会うことを望んでいるように思えます。しかし、王子さまは微笑みながらゆらめいて渡り鳥と共に旅に出ていってしまった。それはいつ再び会えるかわからない不透明な別れであり自らから彼に会うことは到底不可能です。また「笑み」の部分が「every」と聴こえることで「こども」の頃に持っていたキラキラしたものを徐々に失っていくようにも感じています。大人とは何かを失っていくことなのでしょうか。個人的に「神様のカルテ」での「大人になったら大切なものを守れると思っていたのに大切なものが手から零れ落ちていく(ニュアンス)」を思い出してしまいました。どうなんだろう。

それとは別に「失う」「別れる」というマイナスな行為をここまで美しく昇華させていく言葉のセンスと音のつくり方には尊敬の念を抱くばかりです。あと「旅へ」の発音もかなりのツボなポイントなのですが、最初「タニーニャ」と聞き間違えたので熱く語る資格は私にはない…。

 

花咲く君を抱きしめる明けゆく夜をなぐさめる

 この「花咲く君」は咲く花=バラなのか、花を咲かせた人=王子なのか。どちらが正解なのかは作者の加藤さんのみぞ知るということですが。いつか答えを教えて欲しい。「花咲く」という暖色系のイメージと「夜」という寒色系のイメージを並べることによって幻想的でありながらもカラフルなイメージを持たせるこの部分が「小説家:加藤シゲアキ」っぽくて好きです。個人的に加藤さんの書くカラフルな文章は小説家としての大きな特徴であり武器だと思っています。

 

 

この二行で「夢」「(ゆらめ)く笑み」の部分でUE。「また」「渡り鳥」の部分でAA。「抱きしめる」「なぐさめる」の部分でEU。しかしそれ以外にもアクセントが似ている箇所が数多くあり韻好きとしては悶えます。

 

 

 

ひとつだけ、を探して

 この部分で印象的なのはやはり「、」でしょう。このフレーズに入れる「、」の効果はとてつもなく大きいもので。「、」という文章の途中に入れる記号をここにいれることでまだそのひとつを探している最中なのだということ無意識に感じさせます。ひとつは見つかるのか否か、そもそもそのひとつは存在するのか。答えの見つからない何か、つまり真理を探し続けている王子さまの姿と、その王子さまと別れた後の飛行士もまた何かを探し始めたのではないかと感じられるような気がします。また「大切なものは、目に見えない」の「、」のオマージュでもあるのでしょう。

  

“In one of the stars I shall be living

In one of them I shall be laughing“

 ここだけ「“”」で区切られているということから今までの語り手とは違う人物のセリフだということが伺えます。その内容はある意味宣言のような、宣誓のようなもので。自分とは遠く離れる誰かに向けて贈られた餞別のようにも取れます。きっとこれは王子さまがB612を離れる際にバラが彼に向けて言った不器用な愛の告白なのではないかなと思っています。

 

Bitterもいつしか Good taste になる

 英文を日本語訳したようなこのフレーズ。どこかで聞いたことのあるような内容だなと思っていたら、煙草やお酒についてよく言われるセリフでした。大人の象徴として扱われるこの二つのモチーフをこんなお洒落で美しい文章にするあたり、さすが加藤さん…。という感じです。ちなみにこの曲で一番好きなフレーズです。

 

ならこどものままで僕はかまわぬ

 先程のフレーズを見事に切り捨て拒絶するその姿はまさに「こども」であり残酷で純粋です。けれどその「こども」でいることにとても大きな意義や価値があるのではないでしょうか。そしてその価値を見出すことができることにも意味があると私は思っています。「こどものままで」が「このままで」とも聴こえるのでさらにそのメッセージ性が強く感じられるようになります。

 

秋に咲いた不時の桜は

 「不時の桜」を「藤の桜」「不死の桜」と聴き間違えたのは私です笑。この箇所が歌詞カードを見て「あぁ~!!」と一番納得した部分でした。「桜」という儚さの象徴のようなものを歌詞に組み込むことによってこの曲の持つ世界観や雰囲気を保ちながら、原作にはない新たな色を出しているところがどうしようもなく美しくて羨ましいです。そしてなにより「不時」というボキャブラリーを持っている加藤さんが格好良い。

 

次の春も咲けるのだろうか

 思いがけなく咲いた桜の木。大人になるとそれすら素直に受け入れることができないのにその先のことまでも考えることのできる「こども」ならではの発想力。そしてその感情を伝える言葉。それはきっとこどもでは選ぶことのない言葉で。そのギャップが加藤さんの器用さ、不器用さを感じさせます。そして「咲けるのだろうか」の歌い方!!区切り方!!

 

幸福にくすぐられる感傷をいつまでも

 幸福にくすぐられる環境ってきっと物凄く幸せに包まれた環境なんじゃないかと思うのですが。その中で感傷を持ち続けるということは「こども」としての純粋さ、繊細さを持ち続けるということであって。目に見えない第六感を常に研ぎ澄まさせるという忙しさに追われる大人になるとなかなかできないことをやろうとしている強さ、強かさ(したたかさ)を感じさせます。その意志の強さとは裏腹に柔らかい印象を与える言葉によってこの曲の世界観を壊さない加藤さんのバランス感覚が好きです。

 

 

ここの一ブロックの言葉のチョイス、歌い方がhipなpopの人の後ろ姿が見え隠れする所以なのかなと思っています。特に「咲けるのだろうか」の歌い方、ブレスの位置の入れ方とかが「っぽいな」と一櫻井担として思います。褒めているのか否かって言われるとうまく答えられないけれど物凄くツボであることだけはお伝えしておきたい。

 

 

 

憂鬱と喧嘩する夜を 静かな情動に沈めて

 「憂鬱」な感情ってある意味「大人」とイコールで繫がるもので。それと戦うことは大人になるかならないかという問題であるのですが、その問題を抱える時点ですでにその人は大人になりつつあって完全なこどもではない。そういう問題を認識すること自体が愚問であると言っているような気がします。

 

ひとひらの愛を愛でる 淡い灯火のように

 そういう問題を抱える前に灯火のように柔らかく真っ直ぐな愛を持ち続けることが大切で。ただただ可愛らしく柔らかい言葉が更に愛を大切に思っていることがわかります。

 

砂漠の夢また会う日まで ゆらめく笑み 渡り鳥の旅へ

花咲く君を抱きしめる明けゆく夜をなぐさめる

ひとつだけ、を探して

 二度目のこのフレーズ。一回目では漠然とした不安や悲しみで溢れていたこれらの歌詞が二回目では「こども」であることの大切さや意義を見出しているように思います。

 

Invisible to the eye

This is essential

冒頭ではコーラスの方が歌っていたこのフレーズ。原作では少し違う言い方ですがどちらも日本語訳すると「大切なことは、目に見えない」。それを加藤さんも加わって歌うということがある意味トリガーとなっているのではないでしょうか。そしてこの台詞を今まで婉曲的に言ってきたことをここで直接的に言うことにも大きな意味があると思います。ここから怒涛のように伏線回収、隠し玉投入が始まるのですがそれが凄く楽しい。

 

砂漠の夢 また会う日まで ゆらめく笑み 渡り鳥の旅へ

 ここから楽器の音もコーラスの音も小さくなっていって加藤さんの声が一番強調されていくのですけれども。これで三回目となるフレーズがまた違う姿を魅せてくれるところを感じるたびに「あぁ、この人はつくり出すことが好きで好きで仕方がないんだな」と思うのです。

 

悲しい丘を越えて 痛みかすむ海まで

 ここで今まで繰り返されてきたフレーズが変わります。王子さまと別れ、今まで過ごしてきた現実という世界に戻ることになる飛行士。きっとその世界は海のように広く、痛みを伴うことも多くあるでしょう。けれど王子さまの言葉を知っている彼は以前とは大きく変わっています。「大人」でありながら「こども」である彼はその痛みをただの痛みとして感じることではなく違う形で柔らかく受け入れることができます。それは物凄く大きな価値があるものだと思います。

 

星の光をいま

 ここまで「流星」や「stars」という言葉は出ているのですが、直接「星」というものにスポットライトを当てているのはここが初めてで。最後の最後にとっておきを持ってきたか!!という気分になります。そしてこのフレーズが終わると同時に再び一気に楽器が増え始めて。音という目に見えないものを星の光という視覚で認識する者を表現しているところがニクくて格好良いです。簡単に言えば、好き。

 

心の勇敢 軌跡に綴れ 時の冒険 果てるまでいざ進め!

 今までこの曲の語り手が飛行士であるという一番の根拠はこの部分です。それはこれが王子さまから飛行士へのメッセージだと思っているからです。最初に言ったように王子さまは自分の中のもう一人の自分です。その自分からのメッセージは自分が本当にやりたいこと言いたいことではないでしょうか。前半のフレーズは「大切なことは、目に見えない」ということを文字と絵という目で認識するもので伝える。そして自分が感じたことをそのままにしておくのではなく心の中に書き留めておいて欲しい。そして後半のフレーズの「時の冒険」を人生とするならば「果てるまでいざ進め!!」ということは一生懸命生きろ!!燃え尽きるまで抗え!!ということなんだと思うのですが。それは本の最後では消えてしまう王子さまからのメッセージとしては物凄く人間臭くて真っ直ぐで。その「こども」っぽさも「大人」っぽさも持ち合わせているところが王子さまがその飛行士のもう一つの人格であることを感じさせます。

そして加藤さんは案外、こういう熱くて真っ直ぐなメッセージが好きなんじゃないかなぁと思います。照れくさいから前面に出さないでコソッと突っ込むところが「っぽい」し愛おしいなぁと。

 

花咲く 君を 抱きしめる 明けゆく 夜を なぐさめる

ひとつだけを、探して

 三回目のこのフレーズ。回を重ねていくことによってこの言葉の意味も目的も深くなっていって。「こども」であることにも「大人」であることにも受け入れていって新たな道を見つけたそんな風に受け取れます。

 

 

 

「こどもになりたい」という意志を持ちながら使う言葉はとても凝っていて色鮮やかで。非常に大人っぽいです。それは原作の「星の王子さま」でも言えることで。使っている口調は幼いのに全体的にどこか大人びていて。そういうアンバランスさ、バランスのよさがこれらの作品の魅力なのではないでしょうか。それらを作り上げた二人の創造主は「こども」の心を忘れていない立派な大人なのでしょう。前半は言葉遊びで耳からワクワクさせ、後半では言葉の持つ力で世界を広げさせていく。これは言葉と音、両方を武器にすることができる加藤さんにしかできない芸当だと思います。そしてまさに「因数分解して再構築」という言葉が似合う曲だなぁと思っています。もともとの原作をきちんと尊敬しつつも自身の色で染めていくその姿は王子さまと飛行士の姿を思い起こさせます。そうしたら加藤さん、地でメタいじゃないですか。うわぁ、すげぇ。

 

 

ということで星の王子さま考察~活字中毒・発音フェチ・時々感情だだ漏れ~

でした。本当に私の主観で話しているので実際はそうでなかったり、全く的外れなことを言っていると思います。そして考察してて「あ、これ終わらないやつだ…」と思っていたりしましたが、物凄く楽しかったです。こんな楽しい思いをさせてくれる作品を作ってくださった加藤さんとどうしようか悩んでいた私の背中を押してくれたフォロワーさんに感謝してもしきれないです。本当にありがとうございます。

他の方みたいに「好き」という感情を素直で真っ直ぐな言葉で伝えることができなくて。こういうまどろっこしい方法でしか言えないけれど。少しでも「あ、この人NEWSさん、加藤さんのこと好きなんだな」「それだけ彼らは魅力的な人たちなんだな」って。そう思って頂けたらそれだけで十分幸せです。

 

P.S.

この記事を書くために星の王子さまにまつわる本を読んでいたら部活の方からホワイトデーのお返しに星の王子さま関連の物を貰いました笑。むちゃくちゃ嬉しかったよ!!ありがとうね!!

「勉強ができる」と「頭が良い」

こんばんは、佐藤です。戻ってきてしまいました。己の意思の弱さにビックリです。しかもこの話に固有名詞がほぼほぼ出てないという。100%自己満足な話です。

 

アイドル以外にも色々な所に手を伸ばしているのですが、「青の祓魔師」という漫画の台詞で「人間は3つの欲に生かされている。それは性欲・物欲そして『知識欲』だ」というものがありまして。この言葉にとてつもない衝撃を受けて。うわぁ!!すげぇ!!みたいな。メフィストさん*1天才!!頭良過ぎ!!みたいな。そう思ってしまったのは私が知識欲の塊のような人間だからです。「誰か」が作り出す「何か」がとても好きでそれらを知ることを何ともかえがたい幸福としています。その知識欲は「アイドル」という媒体を通して様々な世界をみていることからもうかがえ知れます。

 

話はうって変わって、もう春キャンプも終盤に差し掛かりましたね。プロ野球の話です。春キャンプというのは普段練習している本拠地とは異なる環境に1ヶ月程度滞在し様々な練習を行い、3月下旬から始まる公式戦に向けて個人の調整やチーム全体の調子を整えていくものです。その際、多くのチームは九州や沖縄などの日本の暖かい地域で練習することが多いのですが今回日本ハムファイターズはアメリカのアリゾナ州でキャンプを行いました。何故、時差もあり費用のかかるアメリカをキャンプ地に選んだのか。1野球好きとして不思議でなりませんでした。しかし、多くのメジャーリーグのスカウトマンが練習場所に足を運んだと聞き納得し、感動すらしそうになりました。

彼らが今後メジャーリーグに挑戦する際、一度相手側とコンタクトをとった経験があるということは交渉がうまくいくと考えられます。就活で言うインターンOB訪問のようなものではないでしょうか。これは選手側、球団側に双方にとってメリットのある話です。選手はメジャー挑戦への足掛かりとなり、球団は選手を売り込みやすくなる。球団は選手が他球団、特に海外の球団に移籍する際に移籍金として報酬を手に入れることができます。ご存知の通り、今日本ハムには大谷翔平という投手としても打者としてもトップクラスの実力を持ち、伸びしろがまだまだある選手がいます。今回の春キャンプは彼を始めとする選手達の未来を考えたものであり、その決断をした球団の方達に尊敬の念しかありません。そしてただ単純に「球団、めっちゃ頭良いな…。」と思ってしまったのです。そんなことや色々な話が重なって「勉強ができる」と「頭が良い」って似ているようで異なるよな…と思い始めて。Twitterで延々と呟いていたものをまとめてみました。主観がかなり占めているので「こういう人もいるんだな」と思って読んで頂ければ幸いです。

 


人をこうやって区別したり、差別化するのは多分ものすごく失礼で。その人はその人でそういうものでわけてはいけないというのは重々の承知でこの話をします。


個人的に「勉強ができる人」と「頭が良い人」というものが異なると思っていて。じゃあ、勉強ができる人は頭が良いわけではないのか。それは頭の良い人の多くが勉強ができる人なのであって、勉強ができる人が必ずしも頭が良いわけではないということです。

実際全国模試一位とか偏差値70以上とかに囲まれて生活しているのですが後先考えて行動する人は少ないし、己の欲望に忠実な人が多いように思われます。勉強ができるからって好き勝手していいわけじゃないんだからな!!巻き込まれる周りの気持ちも考えてくれよ(現場からの悲痛な叫び)!!


で、結局「勉強ができる」と「頭が良い」何が違うのか。例え話で説明していきたいと思います。

 

料理をするときに必要なものは「食材」と「それらを調理する人」です。そして知識は「食材」、我々は「調理する人」です。そしてそれらの食材を使ってその人が作った料理はその人の「世界」ではないかと思っています。

そして頭の良さというものは一つの食材でどれほどのレシピを思いつくかということで、勉強ができるということはどれほど食材を持っているかということだと思っています。

 

その上で「勉強ができるけど頭が良くない人」は多数の食材を持ちながらその食材を焼くだけ、煮るだけの人です。コロッケの材料であるジャガイモと人参と玉ねぎがあった時、温野菜を作ることしか思いつかない人です。

「頭が良いのに勉強ができない人」はそれらの食材が少ない人です。けれど彼らは卵一つで何十種類もの料理を作り出します。茹で卵や目玉焼きだけでなく、ポーチドエッグや温泉卵、卵の天ぷらまで。でも使う食材は少ない。

 

では「勉強」というものはなんなのか。それらの食材を売っている今現在一番大きなスーパーです。そのスーパーは様々な種類の食材があって。だからこそ何か一つその人の得意な分野がある。それが勉強の良い所です。ではその「勉強」というスーパーがダメな人がいるのか。それはその勉強というスーパーの食材が豊富過ぎるからです。どこから手をつければいいのか分からない。じゃあ、他の方法で知識を手に入れれば良いじゃないか。確かにその通りです。読書だったり、実際に体験したりすることで知識を得られます。けれどそれらで得られる知識には偏りがあって、その量も勉強に比べれば少ないのです。そしてそもそもそれらの方法の数が無い。それが今の現状です。


また、今現在世の中で最も多く使われているモノサシは非情にも「どれだけレシピを編み出せるか」ではなく「どれだけ食材を持っているか」です。それは紛れもない事実であり、現実です。何故か。その理由は簡単です。レシピは美味しいのか、簡単なのか、長持ちするのか様々な観点がありその評価は人それぞれ異なるため簡単に計ることができないからです。しかし食材の数は簡単に数えることができる。だから知識を多く持っている人、つまり勉強というスーパーをよく使っている人が優位に立つのです。また、0歳代後半から20歳代前半まで頭の良さが発揮される場は「勉強というスーパーで手に入れた食材を使って指定された料理を作れるか」ということが多いです。それは「頭が良いのに勉強ができない人」の頭の良さを発揮することができません。

 

その上で「頭の良い人」を見つけ出し、「勉強」という方法ではないやり方でその人の頭の良さを生かすジャニーズ事務所という組織は素晴らしいなと子供ながらに思ってしまいます。


頭の良い人の世界はそうでない人の世界よりももっとキラキラしてて。無限の可能性を秘めているものなのではないかと思っています。そして、知識というものはその自分の世界をさらに輝かせるものであり、そのキラキラを他人に伝える手段ではないでしょうか。だから彼らは見た目の容姿だけでなく中身もキラキラしているのです。だからこそもともとキラキラしている彼らの世界をさらに輝かせて欲しいし、そのキラキラを教えて欲しい。「知識欲」にまみれた私はそう思ってしまうのです。

だから私は「頭が良いけど勉強ができない人」を見る度にこの人に「知識」をという新たな食材を渡したい!!と思ってしまいます。だって気になりません?卵一個で何十種類もの料理を作れる人にトマトを渡したら「卵とトマトの炒め物」とか「トマトソースオムレツ」とか作ってくれる可能性があるんです。そしてそういう人は我々の考えの斜め上を行ってくれる。その人の卵一個で何でも作れる才能を他の食材でもいかして欲しいって思っちゃうんです。その時に「勉強」はその食材を手に入れる最も簡単な方法であり、種類が豊富なものなのです。

 

彼らのみる世界は多分、他の人達の何倍も何十倍もキラキラしています。そして彼らがつくり上げるキラキラはさらに輝いている。そんな彼らのキラキラが我々の手元に届く手段は幸運にも多数あって。コンサートの演出であったり、雑誌の連載であったり、ラジオでの何気ない一言。そういう様々な手段で我々の元に届けられるそれらがもし彼らの世界のキラキラをうまく表していないとしたら。こんなに残念なことはありません。だからこそ、彼らには「知識」を手に入れて欲しい。そして我々の手元に届けて欲しい。そう願ってやまないのです。そしてそのキラキラで彼ら自身をさらに輝かせてくれたら。こんなに嬉しいことはありません。

 

「勉強」というものは確かに面倒で辛くてまどろっこしいものです。けれども、そこで手に入れた知識は確実に自分の世界を輝かせるものとなります。彼らのように「勉強」という方法以外の手段を教えてくれる誰かがいない私は残念ながら「知識」を手に入れるためにも世の中のモノサシを越えるためにも勉強という手段で手に入れられる食材で自分の料理を作らないといけません。だから勉強をしなきゃいけないんだな!!くっそう!!

 

という訳で学年末考査2週間前の私は自分で自分の首を絞めるのでした。ははっ。

 

*1:この台詞を言ったキャラクター。

DandelionとSupernatural

こんにちは、佐藤です。                 

 

突然ですがジャニーズらしい曲ってなんでしょうか。甘くて切ないラブソングでしょうか。激しいダンスナンバーでしょうか。様々な曲がある中私はジャニーズらしい曲とは応援ソングだと思っています。


自分とは違う世界で輝いている彼らが自分のことを応援してくれる。キラキラ輝く彼らが「頑張れ」や「君ならできる」と言ってくれる。例えそれが自分だけのメッセージではないにせよそれらの言葉はとても勇気づけられるものです。それらの言葉は綺麗事かもしれないし理想かもしれない。けれどもその綺麗事が何故か心に染み渡り、また新たに前を向くことが出来るようになることがあるのは紛れもない事実です。

また個人的にアイドルという職業はファンを始めとした多くの人に夢や希望というものを与え、笑顔にさせることが仕事だと考えています。その為に歌い、踊り、話し、輝く。そう感じています。彼らがこなす数多くの仕事の中でも「応援ソングを歌う」というものはそのアイドルの本質である「夢や希望を与え、人々を笑顔にさせる」をわかりやすく、大規模にできるものだと思ってます。そして、最も正攻法です。


そんな応援ソングも時代が進むにつれグループが多くなり、そのグループの活動年数が増えていくことによって多様化してきました。両手でブンブン手を振ってくれる曲。そっと背中を押してくれる曲。彼らの背中で語る曲。どの曲もそれぞれの方法で自分たちに元気を与え、前進させてくれる。曲によって色や形が違う彼らの声は、言葉は、音は、その時々によって様々な効果を生み出し、我々を笑顔にさせてくれます。また、多様化することによって状況にピッタリな応援ソングが自ずと見つかってくることができるようになりました。*1

そんな様々な種類がいる応援ソングの中で私が一番好きなジャンルは「彼らに現実を突きつけられる曲」です。これはきっと私の主観であって、「その曲はそんなこと言ってないよ」と言う人もいるでしょう。「主題が全く違うでしょ」と感じる人もいるでしょう。それでも私はそれらの曲から現実の厳しさ、残酷さを見出してしまいます。けれど私はそんな曲たちを「応援ソング」だと感じ、愛しています。今回はそのうちの2曲の話をしようと思います。

 


  • 嵐 Dandelion

相葉さん主演の月9「ようこそ、我が家へ」の主題歌「青空の下、君のとなり」カップリングである「Dandelion」。「別離」という花言葉を持つタンポポが曲名のこの曲はアイドル「嵐」からのメッセージよりも、ただの成人男性5人のメッセージの割合の方が多いように感じられます。それはまるでアイドルという肩書きとは別の視点から自分達を見つめているようです。まさにアイドルという自身であり自身ではないものからの「別離」。表題曲である「青空の下、君のとなり」という曲は他のシングルに比べると現実味を帯びた作品ではありますが、それ以上にこの「Dandelion」という曲はシビアで現実を見つめている曲です。

 

だから 映画にあるような 人生憧れても

大事なモノはそう ここに

何にも まだ終わってないから 独りよがりの夢でも

夜明けの その時まで

ね。そうでしょ? 今こそ

 

だから 苦くて悔しい 日常飲み干して

この目で確かめるしかない

変わらない モノなんてないから 諦めなくていいさ

ここから始まるでしょ?

 

この曲は個人的には辛酸も甘い汁も嘗めた大人への応援ソングだと思っています。

学生の頃、誰しもが心のどこかで持っていたキラキラした未来への希望や前向きな気持ちというまっすぐで純粋な感情は社会の荒波に揉まれていくうちに少しずつ汚れ荒み、なくなっていきます。光があれば影もある。キラキラした未来の裏には闇雲な現在があります。そのような答えが見えない道を歩いていくうちに希望というものはあまりにも重荷で無駄なように思えてきます。実際は希望のためにその道を歩いているのに。自分の行動の根っことなるものを「重い」というだけで投げ出しそうになってしまう。そんな現実を見ているようで見えなくなってしまって自分の根幹が揺らぎ始めている大人の気持ちがこの曲の所々から滲んでいます。そうして大人の気持ちを代弁しながらも「でもここから始まるんでしょ?始めるんでしょ?」と別の角度から問いかけてくるこの歌。まさにこの曲が共に現実を認識しながらも「お前はまだまだいけるよ」というメッセージを送っているように思えてなりません。そう考えるとこの曲は現実を自分の足で歩いて行ながらも迷い始めた大人に向かうべき場所を示し、グッと背中を押す曲ではないかと思うのです。その力は他の応援ソングのように元気いっぱいで全力ではないかもしれません。けれどその力加減は確実に押してくれているということがわかるものです。その感触は自分を応援してくれる人がいるのだという安心感を与えます。そしてその安心感があるからこそ落ち着いて自分が行くべき道を歩いて行けるのです。それはずっとローテンションだった気持ちを改めて見つめ直して、落ち着いた新鮮な心で頑張ろうと思える、そんなもののように思えます。

そう考えるとこの曲は相談した時に「わかるよ、わかるけどさぁ…」と言って指摘してくれるような友人のような曲だなぁと思います。誰かが暴走した時に冷静に突っ込みながらも笑っているような子。マラソンでいうペースメーカー的な存在。そういう子はどんな楽しいことがあっても辛いことがあってもいつもその子はその子でいてくれる気がします。その姿はこの「Dandelion」という曲と重なるのです。どんなことがあっても決してブレない軸を持っている。そんな子のように思えてならないのです。そしてその子の近くにいると自分も影響されて自分も常に落ち着いて行動できるようになっていきます。そんな影響力もこの曲と似ている点の一つです。

そんなこの曲は自分が暗い時もテンションが高い時もいつものフラットな状態に戻してくれる曲です。テンションが低い時、自分の気持ちを前向きにさせることができる曲は数多くあります。一方、感情が昂り自分の本来の姿を見失っている時に自分を落ち着かせることができる曲は数えるほどしかありません。しかし、この曲は今自分がどうしたいか、どうするべきかを聞いてくることで自身を客観的に見ることができ、その結果自分の力を1番発揮することができるテンションに持っていく。それはこの曲が自分の軸の代わりとなっているからです。その軸は現実を突きつける冷たい部分を持ち合わせながらも「ほら、頑張れ」という感情を秘めている優しくて暖かいものです。だからこそそんな自分の軸となってくれるこの曲が大好きなのです。



あと、無茶苦茶曲調がお洒落です。イントロのコーラスからワクワクして。まさに胸が高鳴るとはこのことだなと。その曲調もまた、いつもテレビで見ているわちゃわちゃした嵐とはまた一味違う成人男性5人の曲だなと思わせる要因の一つです。あとラストの「get up now!」の加工がものすごく好きで。雑な言い方をすると凄くカッコよくてシビれる。自分の感情全てをブワッと揺さぶられます。そして何故か夜の高速のオレンジ色の電灯を思い出します。タンポポなのに。夜の高速って何か遠くの遊園地とかおばあちゃんの家とか非日常を過ごした後、いつもの学校や仕事がある日常へ戻る時に通る場所というイメージがあって。そう考えるとさっきまでのワクワクへの「別離」とその「別離」をすることへの寂しさが混ざったなんとも言えない気持ちがこの曲に重なるのだと思います。

 

 


  • NEWS Supernatural

NEWSさんの「LIVE」というアルバムに収録されているこの曲。私はこのアルバムが好きで好きで仕方がなくて。収録されている曲の素晴らしさもパッケージの可愛さもどれをあげてもトップクラスに好きな作品です。死ぬときにはこのCDを棺桶に入れてくれと再三言っているくらいには愛しています。それぐらい好きなアルバムの中の一曲である「Supernatural」というこの曲はこのアルバムの中で「一番真っ白な曲」だと思っています。

 

携帯電話に叩き起こされ

僕のアクビは叫んでいる

「もうちょっと寝かせて!寝不足なんだ」

現実は許してくれないね

 

昨日より 良い日にしよう

人生ってそんな単純じゃない

僕らこそ人生の主役

色んなことが待っているでしょ

 

自身の不運さを自虐するところから始まるこの曲。そんな悲運に巻き込まれたことに対して嘆く暇もなく、世界は回っていていきます。そしてそのことをスッと受け入れ、だから僕らは生かされているんだと歌うこの曲。それは自身の運のなさを具体的に説明し、嘆くAメロからそんな自分を冷静に分析するBメロ。そして「愛」や「月明かり」など幻想的な言葉が続くサビ。アンバランスなようで絶妙なバランスをとっている歌詞によって作り上げられています。そして、その絶妙なバランスの歌詞は何故かわからないけれど「よし、今日も頑張ろう」と思えるものです。

散々なことがありながらそれでも僕らは僕らであり、鳥が求愛するようにこんな不運なことがあるのは自然の摂理なのだとこの曲は言っていて。だからこそそれらを受け入れ生きて行く。そのように考えているこの曲はとてつもなく大人で。つい、人生何周目ですか!?と聞いてしまいたくなる曲です。そのようなこの曲の人生経験の豊富さを感じさせる部分はタイトルともリンクしているように思えます。「Supernatural」の日本語訳は「超自然」。なんとまあ、そのままな訳なわけですが超自然に考えても出ててこなさそうな考えをこの曲は持っています。けれど実際問題、この考えを超自然に持てたら多分人生はとても楽しいものになるのではないかなと思う自分がいるのは事実です。どんな辛いことがあってもそれは自分が自分であるための糧となる。そう思えたらどんなに楽なことでしょう。けれどもそう簡単に受け入れることはできません。だからこそこの曲は「僕らこそ人生の主役」と言うのであり「人生ってそんな単純じゃない」と指摘するのだと思います。

それらを踏まえるとこの曲の包容力の高さは計り知れません。様々なことがある中で「そうだね、そういうこともあるよね」と共感してくれる優しさ。その上で「こうした方がいいんじゃない?」とアドバイスをしてくれる真面目さ。そして、「花が咲くように実をつけるように貴方は貴方であるのは当たり前のことなのだから大丈夫。」と言ってくれる前向きさ。それは様々なことで不安になってしまった時に言ってくれるととても落ち着くものです。そう考えるとこの曲の包容力はまるで洗いたてのシーツのように温かくて大きくて。この曲を聞く度に色々なことを1度洗濯して真っ白な気分に、まさに「0の状態」に戻してくれるような気持ちになるのです。だからこそこの曲を私は「真っ白な曲」と感じるのだと思うのです。この曲を聞く度に真っ白な気持ちになって。色を塗る時、背景が白だと塗った色が最もわかりやすく鮮明に写り、主役となります。それは気持ちの面でも同じです。真っ白な気持ちになった後、自分はどんな気持ちになのかハッキリとわかる。その色は多分、この曲を聞くその人次第です。その人がどのように考え、選択するか。それには正解も不正解もなくて。この曲を聞くとどの道も貴方が選んだのだから合っているのだよと言ってくれるような気がしてなりません。言いかえれば誰の意見にも左右されずに貴方の以上ので選択することが大切なのだよというとてもハッキリとしたメッセージになるわけですが。そうやって「人生ってそんなに単純じゃない」と言いながら「単純じゃないからこそ貴方が貴方でいることが当たり前のことなのであり、貴方が選択することが大事なことなんだよ」と言ってくれるこの曲の暖かさが好きで好きで仕方が無いのだと思います。


他にこの曲が好きな点としてこの曲はメロディも爽やかで、Aメロの不運さに笑ってしまいながらもサビの歌詞の大人っぽさが新たなギャップを生み出していて。その真逆さ加減がとてもいいなと思っています。あとキラキラしたNEWSさんの真っ白さとこの曲自身が持つ白さがうまくマッチングしていてより一層、双方の白さが際立っているなと。あと、とにかく音が可愛くて大人っぽくて素敵。テンションのアップダウンがそこまで激しくなくて。落ち着いていて。その中での楽器のタイミングや強弱の使い方がとてもうまいなぁといつも思っています。特にピアノの使い方が絶妙。ある意味、ピアノがもう1人のボーカルのような気がするくらいピアノが活躍している曲です。このピアノがあるこそ、この曲の優しさが際立ってるのかなと思ったりします。


 

 

これらの2曲のように彼らに「現実ってそんなにうまくいくものじゃないし、自分でどうにかしなきゃいけないよね。」という至極まっとうでリアリスト的な意見を言われると心にとても深く刺さるものがあります。それは多分、幸せを届けることが仕事の彼らに現実というある意味彼ら自身から一番対極なものを突き付けられることが原因だと思うのです。いつも夢だったり希望だったりそういうある意味「綺麗事」を歌い続ける彼らが我々に現実という生々しい世界に目を向けさせる。非現実を彼らに求めている人にとっては「現実に目を向けさせる」という行為はアイドルとしてはあってはならないことかもしれません。けれども彼らはただ現実を見せるだけじゃなくて。その現実にどうすればいいのか、どう向き合えばいいのか、そのヒントを彼らは教えてくれます。それがこの曲達が応援ソングである所以であり、彼らが我々に前を向かせる力を持っている「アイドル」だからこそなせるわざです。私たちが生きている現実という世界は自分がどうすればいいかは誰も教えてくれなくて。どんな事でも自分で考え、行動するるのことが当たり前の世の中です。けれど彼らは私たちに道標をたててくれる。そう考えると彼らは優し過ぎて。とてもとても大人で。そう感じるとやはり彼らはアイドルなのだと思うのです。どうすればいいのかを教えることでその曲を聞いた人々はおのずと自分の幸せに近づくことができます。それは遠回りな方法ですが、「人々に夢や希望を与え、笑顔にさせる」という彼らの仕事の本質に結びつくのです。そのようなことを考えこれらの曲を聞き、彼らのその優しさに触れるたびに私はあぁ、彼らにはかなわないなぁと勝手に感じてしまうのです。そしてやっぱり私は彼らのことが大好きで仕方がないんだなぁと再認識します。

だから私は「現実を突きつける」曲に彼らの優しさを感じ、現実にちゃんと向き合おうと思えるのです。確かに彼らに突きつけられた現実は目を背けたくなることもあります。世の中はそんなに甘くない。そう思っている自分がいることも確かです。けれど世の中は案外我々に優しいと思える方法を彼らは教えてくれます。現実とどう向き合うかを彼らは諭してくれます。その上でこの残酷で綺麗な世界をどう感じ、受け止め、生きていくのかは自分次第なのかもしれません。そうなのだとしたら私はちゃんと前を向いて受け止めたい。彼らの姿を声を歌を見聞きする度にそう思うのです。

 

この記事を書いたのはこれから先、人生で一番応援ソングにお世話になる時期に突入することになるからです。その前にただただ聴いてなんとなく元気になるんじゃなくてその応援をちゃんと受け入れられるようになりたくて。受け入れて100%力に出来るようになりたくて。この記事を書きました。という訳でジャニヲタから受験生にジョブチェンジしてきます。そして来年の春、また受験生からジャニヲタに戻ってここで「好き」を垂れ流しできたらと思います。では。

*1:けれどその曲に自分を重ねあわせるなんておこがましいと思い葛藤する自分がいるのは否めません笑。