ダイラタンシーはテストに出ます

参謀とかブレインとか言われる人が好きな人がだらだらしゃべっています。

NEWS:EPCOTIAにまつわるとも言えない些細なテストをつくるまでのアレコレ

GWも終わり、五月病と戦っている人も多くいるでしょう。しんどいよね‼私も無茶苦茶しんどい‼ということでこんばんは、佐藤です。EPCOTIAツアーも終盤にさしかかり、残すところ「残りの開催地」となりました。ツアーが終わる寂しさと新しいことが始まるわくわく感が混ざるこの時期特有の感情に苛まれます。複雑。ちょいちょい「佐藤さん、行かないんですか?」と聞かれるのですが、見事に土日がバイトシフトなので行けないのです。行きたかったなぁ、SSA(さいたまスーパーアリーナ)‼そして遊びたいんですけれども声をかける勇気が日に日に減っているので声をかけてくださると幸いです。ワーカホリックなので…。すぐにシフト入れちゃう…。

ということでSSAに行けたら配ろうと思っていたモノを配る機会がなくなってしまったので、ネットの海に放流しようと思います。ついでにその過程も流す。というわけでテストです。画像なんですけれども、PDFもあるので言ってくだされば流します~‼


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3月中旬
諸々の大変なことが終わったので、フォロワーさんに誘われた「SixTONES」のコンサートに向けてお土産を用意しようと動く。因みに田中さんちの樹さんが好きです。コンサートの時に一生懸命メンバーのボケを回収しようとするところが好きです。あともやしなところ。「SixTONES」にちなんで石に纏わるモノにしようと決める。小石チョコとかはありきたりだろうなぁと思い、街を彷徨い岩塩を配ることに決める。調味料の岩塩です。ガリガリするやつ。

 

3月26日
SixTONESのコンサートに行く。ほっそいし、顔綺麗だし、やんちゃだし、凄い楽しかった。あととにかく細い。無茶苦茶細い。ひょろっとしてて最高だった。特に腰。腰‼単語でしか喋ることができないくらい楽しかった。隣のフォロワーさん曰く「『細い』しか言ってなかった」そうな。
そして岩塩をフォロワーさんに渡したところ崩れ落ちられる。「いや、石なんですけれど‼」と言われながら笑って受け取ってくれたので素敵なフォロワーさんに出会ったなぁと思う。その時にSSAに行く話をしたのでコンサートにて渡すものを色々と思案する。最初は宇宙食にしようと思ったのだが、絶対被るだろうなと思い悩む。開演までフォロワーさんと話し合う。宇宙人と言えばタコなのでタコせんべいとかタコ燻にしようかという案もあったが保留。

 

4月14日
タコネタで攻めるか…と考えていた時、テストを作ることを思い付く。NEVERLANDの時、手持ちにあるものがセンターパックと計算プリントしかなく、何人かの方に「漢字プリントはないの?」と言われたことを思い出したため。最初は漢字プリントにしようと思ったがすぐに満点になるな…と思い、総合プリントにしようと思う。EPCOTIAという宇宙がテーマのコンサートなので理系ネタを入れたかった。
コンサートのネタバレや発言など曖昧なモノを入れると事実ではない可能性があるので題材はアルバムの曲にしようと決める。俺的ライナーノーツも書きたいんですが、じっくり腰を据えてやる必要があるので…。でも書く。目標は加藤さんの誕生日です。きっとドームでの追加公演があると見越してのことである。やるよね⁉限定盤・通常盤合わせて24曲あるので公平性を保つために全ての曲で1問ずつ問題をつくることを決める。記述だと丸付けが大変なのでマークにすることを決定。参考に忌まわしきセンターの過去問を引っ張り出す。

 

4月15日
問題作成。作りやすいモノもあれば悩むモノもあった。4.とか11.とか凄い悩んだ。すぐに思い付くものは1分もかからなかったり。できないモノは1晩寝かせた。因みに間違いの選択肢はまだココではつくっていない。とりあえず問題と答えだけ。一通り作って難易度が異常に難しいモノやマニアックなモノは作り直した。二次元も好きなのでその方向に行きがちなので匙加減が難しかった。ボツとなった問題はコレ。

 

Q. 沢城みゆきさんが演じているキャラクターは?
A.セルティ・ストゥルルソン


Q.FGO内で永久に閉ざされた理想郷(ガーデン・オブ・アヴァロン)という宝具を持つサーヴァントは?
A.マーリン


Q. 単式蒸留焼酎(乙類焼酎)の定義は?
アルコール含有物を連続式蒸留機以外の蒸留機により蒸留したもの(アルコール分が45度以下のもの)


改めて思うけれども物凄くめんどくさい問題が多いなぁと反省。

 

4月17日~19日
せっかくのマークなのでマークが全て会うと文章になるようにしようと決める。考えたり調べるのが面倒な問題もあるのも予想できたので、正解がわからなくてもこたえることができるようにしたかった。ちなみにマークが合うと文章になるというアイデアの元ネタは高校のテストで社会科の先生がやっていたモノから借用。24字という中途半端な字数なので2,3日悩む。正解は下にあるので是非解いてみてください。
答えを文章にしたことでよくある「1234」や「abcd」が使えなくなる。ならばコレもNEWS関連にしようと思い、4文字となるNEWSにまつわる単語を決める。同じ文字が2度出ることもあるのでナンバリングして対応。これはすぐにできた。15分もかからなかったはず。

 

4月23日
解答用紙を作る。最初はエクセルで作ろうと思ったが、面倒になりワードで作成。バランスやらなんやらを気に掛ける。

 

4月25日~28日
間違いを作成。似ている発音のモノや字数が似ているモノを出したり、その答えに関連するモノ・NEWSに関連するモノを出す。問題を作るよりも間違いを作ることの方が難しいことに気付く。コレが一番時間がかかった。この頃になるとレポートをちょくちょく作っていたのでレポートに飽きると問題を、問題に飽きるとレポートを作るようになる。2,3日で完成。ネットだけではなく辞書や単語帳を使って作成。時々虚無に襲われる。流石に解答用紙も含めて5~6ページは多いだろうと思い、またココでも調整。字数やレイアウトを変える。最終的に両面印刷をし、解答も含めて4ページになった。

 

4月29日
解答を作る。元々の問題に赤を引くだけなので特には苦労しないで完成。その後、実際に解いてみてミスをチェック。しょうもないミスが多い。そして最後の最後まで「ちょうちょう」のドレミを間違える。反省。

 

 

とまぁ、こんな感じで作りました。久々の新生活やら試験勉強やらなんやらでバタバタしていたのもあってゆるゆると時間をかけて2週間程度で作成。バカバカしくて真面目なモノができて満足です。フォロワーさんに渡して「マメですね…」と言われる。ズボラな人間なので嬉しかった。

ということで解答と解説です。解説はないのもあります。

 


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2. t.TRAVELING→TENDERINGに g.EXPERIENCE→EXCELLENCEに o.COSMOS→COLORSに


3. l.モナコは王国ではなく公国。i.ブルネイは東南アジア、v.レソトはアフリカ南部、e.スウェーデンは北欧のそれぞれ王国。


4. u.ソミミファレレは「ちょうちょう」u2.ドレミドレミは「チューリップ」m.ファレドファレドは「ゾウさん」


5. y.おおいぬ座は「シリウス」a.こと座は「織姫(ORIHIME)」ことベガがある星座
7. 水星はMercury、海王星はNeptune、火星はMars、金星はVenus、土星はSaturn、木星はJupiter、冥王星Plutoとなる。


10. M.葡萄はチャンカパーナの歌詞から。M2.柘榴は鬼子母神にまつわる神話から。A.檸檬金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」から。


11.  J.Milky Way:天の川 U.orbit:軌道 M.satellite:衛星


12.  J.ラクーナ・シェルドンは作者の別のペンネーム、A. ハンティントン・D・シェルドンは作者の2番目の夫、K. アリス・ブラッドリー・シェルドンは作者の本名。

 

13.  航空軍事用語の定義としては「当局で把握できていない航空機や観測気球、他国からのミサイル等」だそう。


14.  裂きイカを入れたのは完全私の趣味です。


19. R.18回はチャンカパーナでの「チャンカパーナ」と言う回数、EMMAでの「EMMA」と言う回数 A.19回はチュムチュムでの「チュムチュム」と言う回数。 I.8回はバンビーナでの「バンビーナ」と言う回数です。


20 D.ライムが乗っている様子はジントニック(カクテル)から


21. G.330-0081はSSAの郵便番号、E.112-0004は東京ドームのある後楽の郵便番号、 E2.160-0021は歌舞伎町の郵便番号。本当は汐留の郵便番号を入れたかったのですが階ごとに郵便番号が違うので断念。


22. &.0度は摂氏の融点、%.273.15度は-273.15度で絶対零度となる。*.212度は華氏における融点。

 

23.  +.は雨。$.は雪。 ?.はあられ。

 

 

ということでこういう感じのしょーもない小ネタを詰めに詰めたモノを作りました。くだらないなぁ~と思っていただけたら幸い。なんか嬉しいお知らせが来たらもっと凝ったのをつくろうと思います。あったら良いな。
そして全く関係の無い最後に1つだけ聞いてくれ。コレを飛行機内で書いていた時に改めて感動したので。ANA藤井隆さん機内ラジオ(幼児向け)をしているのだが、一人称が「隆」なの最高だから皆聞いてほしい。ちびっ子向けの口調なのにキレッキレで最高だ。ジャニーズWESTさんの「僕ら今日も生きている」も流れるぞ‼因みに、藤井さんが以心伝心する相手は吉本新喜劇島田珠代さんだそうな。最高。

もし、自分がソロコンをやるとしたら

お久しぶりです、佐藤です。無事になんやかんややってどうにかこうにかなったのでブログを書いております。

 

いつの日かTLで流行っていた「もし、自分がジャニーズだったら」。わっちゃわちゃしていて好きでした。そしてその時になんとなく考えていた「俺のソロコン」。やってみたら楽しいだろうなぁと思ってやってみました。物凄く楽しかったです。完全なる思いつきで、2日ぐらいでセトリ組みから何からやったので雑なところもあると思いますが読んでいただけると幸いです。口調が友人にみせる時の企画書のテンションになってしまった。

 

タイトル:ん~と、やってみて考えましょう。とりあえず、楽しむのが勝ち!!

通称「検討魂」タイトルの理由は追々。「なんかこのテイスト聞いたことあるぞ……」「このなげやり感はなんなんだ…」と不安になるTL。取引の時、タイトルが長くて荒れるであろうことが予想される。

 

ステージ

センステのみ。花道もバクステもない。トロッコはある。センステも学校の体育館のように特に装飾されたわけでもなんでもないただのステージ。けれども、後ろには大きなモニターが。ファンからは「全ての装飾代をモニターに全振りした」「いや、アレは自分のグループのヤツだ」「装飾代0円かよ!?」と言われるほど簡素。そしてトロッコはイケるのか、イケるていでやってあるので無理にでも入れる。

 

開演前

何故か延々と流れる「チョモランマの唄」。ファンが口ずさむ姿も垣間見える。そして本家SMAPさんの歌声入りとカラオケバージョンが交互に流れ、カラオケバージョンでは口ずさむ人もちらほら。ステージの上にはこれまた何故か愛想の異常に良い着ぐるみ(鳥)がいる。ザ着ぐるみという生々しいフォルムだけれども「鳥~」と声をかけると全力で手を振ってくれる。

 

開演前アナウンス

普段、一人でやっているラジオのテンションのような喋り口調。「あー本日はソロ公演『ん~と、やってみて考えましょう。とりあえず、楽しむのが勝ち!!』にお越しいただき誠にありがとうございます。日本語的には感謝感激雨霰、ジャニーズ的には感謝感激雨アラシでございます。それではですね、注意事項のご連絡をしたいと思います。何度も聞いてるよと、暗唱できちゃうよという百戦錬磨の方から、初めてだぜ!!なにがあるんだい!?というルーキーさんまで様々な人がいらっしゃると思うんですが、是非是非皆さん聴いてくださいねー。あっ、ここでC&Rの練習もしちゃいましょうか。注意事項言っていくんで「はーい」、いや「いぇーい」で答えていただけると幸いでございますーじゃあいきますよー」とここまで全く緊張感のない注意喚起を全くのブレスなしに喋る。そして突然のハイテンションで「喫煙はしないでくれるかい!?」「いぇーい!!」「うちわは胸の高さまでだよ!?」「いぇーい!!」という謎のC&Rが繰り返される。そして「この公演はちゃんとDVDとして○月□日に発売されるから録音・撮影は禁止だよ!?」とサクッと円盤化が発表される。「いぇー……、ギャァァァァーー!!」とざわざわする会場。ちなみに、ステージの鳥は未だにいて、アナウンスに合わせて動いています。

 

暗転~1:チョモランマの唄

円盤発表にざわざわしながらも暗転し、静まる会場。そしてどこからともなく流れてくる「チョモランマの唄」再び。そして何故かカラオケバージョン。ファンは不審がりながらも一番を歌う。中間の「チョモランマランラン……」の辺りから本人の歌声が。しかし、暗転のまま。最後の「チョモランマ―」のところで徐々に明るくなるステージ。そこにいるのは相変わらずの鳥。アウトロが終わり、がさごそする着ぐるみ。頭を外すとそこには本人が。「ギャアアアアア」という歓声と共に次の曲のイントロがかかる。

 

2:ダイナマイト

頭は外れているけれど着ぐるみの姿(インカム)で歌い始める本人。ガッシガシ踊る。香取さんのソロパート無茶苦茶似てそう。間奏中に慌てて着ぐるみを脱ごうとするがそんなにうまくいかない。それでも香取さんのパートは真剣に歌う。二度目の間奏で脱ぎきる。ちなみに間奏中のコーラスも歌う。異様に上手い。中は黒のキラキラした衣装。LIVE!!LIVE!!LIVE!!の黒い衣装をイメージしてください。

 

3:どんな言葉で

悪い顔しながら歌う。フリ付き。流れで結構ダイナミックな動きをする。特徴的なコーラス(低音)の部分に合わせてバックのジュニアが出てくる。ちょいちょいジャレる。二番の掛け合いの部分からはジュニアとかけあう。最後はドヤ顔で。

 

3:D.T.F.

最初のアホっぽい部分は皆でアホそうな顔をしてそう。シャウティングチキン鳴らしても良いかも。はないちもんめみたいなフリをしながらここでも踊る。いちいちキメ顔したり、ぶりっ子したりする。異様にフリが揃っていて「あ、ここ無茶苦茶練習したんだろうなぁ~」というのが伝わる。

 

4:FUNKY

あの一時期、皆が練習したアレ。アレを忠実にやります。前列は真面目な顔で踊って後列は物凄い笑顔とかそういう対比をさせそう(逆も然り)。後ろの映像はウェブで流れていた練習動画をそのまま流すという優しいのかめんどくさがりなのかわからない仕様。

 

 

ここまでのテーマは「かっこいいんだけど?」衣装も無茶苦茶カッコよくてガンガン踊っているのに一番頭に残っているのは「なんだか楽しそうだな、コイツら」。悪ノリしている感じで行きましょう。ワクワクしている感は表情や雰囲気だけでそれ以外は皆カッコよくします。そのギャップが引き立つようにトコトンやろうかなと。

 

 

挨拶

早いかもしれないですが、ここで挨拶。「いっや、着ぐるみにずっといたから大変なのよ?」と言って開演前の着ぐるみも本人であることをバラす。無茶苦茶水飲む。「東京ドームシティということで!!終わったら僕はそのままドームに行きます!!(東京ドームは日ハムのホームでもある)」そのまま映像に行きます。

 

映像

首都高から羽田空港まで運転する映像。最初は音声が入っている。ただただ飛行機の素晴らしさについて話しているだけなのだけれど次第に早送りにされ、音声も切られ、イントロがかかる。「黙ってたらカッコいいってことは本人や周りも自覚があるのか……」と言われる。

 

5:Keep Tryin`

男の人が宇多田ヒカル歌っていたらテンション上がるよね!!というところから。何故か高速のイメージがあるので、この曲。音域高いけれどどうにかしてくれ。白い衣装です。頭からつま先まで。ちなみに全身真っ白と思いきや、ペイント加工しててカラフルな細かい飛沫がかかっています。映像はそのまま。

宇多田ヒカル - Keep Tryin' - YouTube

 

6:能動的三分間

東芝EMIガールズでやろうよ!!という本人のただのわがままで。後ろでは3分でできるカップのヌードルが(写真と思ったら最後に動画であることがわかる)。ステージを端から端まで練り歩く。ちなみに本番は林檎嬢の部分を男性パートは自分で録音したものを。一人東京事変

 東京事変 - 能動的三分間 - YouTube

 

7:NEWSKOOL

ロッコで回るぞー!!手を振るんだ!!それぞれのパートはそれぞれを尊先にしているジュニアが歌います。それを楽しそうにみていたらワクワクするだろうなぁと。映像はNEWSさん本人が楽屋でカラオケちっくに歌っているモノを。多分、どっかのタイミングで特典映像化させる。

 

8:Let me down

ロッコで練り歩きながら歌う。ちゃんと踊る。噛みそうだけれど歌いきる。「僕」の部分は自分を指さして「you」とか「キミ」は指さしまくり。問いかけの部分は客席ガン見。落ちサビが歌いたくてコレを入れた節があるのは言わずもがな。

 

9:No Scrubs

ザックリ言うと「ダメ男なアンタにアタシが靡くとでも?」というテイストの曲。本家は勿論、海外ドラマ「Glee」で男性陣が歌っているの無茶苦茶カッコいいから入れた。多分、ラジオのジングルとかにしてて馴染みのある曲にしてる(ソロコンでやりたくてジングルにしたと思う)。

TLC - No Scrubs - YouTube

No Scrubs - Glee [HD Full Studio] - YouTube

 

10:Sugar

最近の余裕のある恋愛する嵐さん楽曲凄いよね!!ということで。キラキラ踊る。照明は白地に緑でしょう。多重録音して一人嵐をやるでしょう。余裕のある顔させます。多分、メイキングで全く踊れなくて凹む姿がみられると思う。

 

 

ここら辺は「振り回して振り回されて」。前半はその人の賢さを伝えるイメージで後半は余裕がある感じの恋愛みたいな。主導権をどちらかが握っているのかわからなくて、結局は双方がお互いに相手のことを信頼しているからこそできるんだよねーという頭の良い感じの流れ。後はなんかおシャンティな感じで!!という雑なテーマがあります。冒頭とは逆にカラーテーマは白です。

 

 

MC

出ているジュニアさんの紹介をしていく。どうでもいいプチ情報をつけていく。大体、今日食べたごはんの話。「はい、今日は油そばに味玉を追加しようか生卵を追加しようか悩んで味玉にした○○くんですー」的な。大体暴露大会になって「巻きで」というカンペが抜かれる。

 

11:ライフ

練り歩きます。白い照明再び。良い顔して手を振って欲しいなぁと思います。ジュニアくん達はトロッコで本人はステージにいる感じかな。最後の「ウォーウォー」の部分まで歌いたいです。

 

12:Flashback

後ろの映像は海でしょう、江の島江の島。アオゾラペダルみたいなちょっと加工した映像を。映像がやりたくて装飾代をそっちにかけたのがそろそろバレ始める。照明は青と緑です。頑張ってラップやります。喉をパカッとさせて歌う曲が好きなんです。トロッコで回り始める。

 

13:kissからはじめよう

飛んでる!!跳ねてる!!という感覚で歌う。映像はFlashbackから繋がるものです。「抱きしめて―」は多分エアハグをするし、近くに見学のジャニーズいたら抱きしめることでしょう。キスをしようとして嫌がられるまでがテンプレです。

 

14:weeek

ここまでトロッコ。C&Rを全力でやる。多分、途中で呼吸が続かなくてお客さんに歌わせる気がする。ゼーゼー言ってる。でもやる。カメラで遊びながら死にそうになっていそう。でも絶対楽しい。「イェイ!!」とかもやる。紙コップ忍ばせてそう。

 

15:群青日和

ロッコから降りてステージど真ん中でコード付きマイクでやったら良いだろうなぁと。ギターを弾くか弾かないか最後まで悩んでそう。紆余曲折を経て何故かタンバリンに行きつく。最後は間違ったフリをする(PVのオマージュ)。

 東京事変 - 群青日和 - YouTube

 

 

「日常の何気ない応援歌」というザ応援歌より少し外した感じのテーマ。「頑張れ!!」というより「一緒に頑張ろうよ」という同じ目線で立っていることを意識していこうかと。白からどんどん色がついていくイメージでやっています。ここで全身真っ白にみえて色味がある衣装が生きたらいいなぁ。

 

 

 MC

「見学に来ているジャニーズ全員、スタッフ的な格好をしてもらったよ!!」という誰得?俺得!!な企画のネタばらし。現場スタッフだけではなく、警備員や事務所スーツまでさせるからタチが悪い。「私服わからないじゃん!!」という声がありそうだけれど実はそれが狙いだったり。理由は特にありません。コスプレさせたいだけ。させられている人も慣れているもので何事にも動じず、普通に感想とか言ってほしい。ぐだぐだトークショーと化して「巻きで!!」というスタッフのカンペが毎回カメラで抜かれる。「喋りたいからMCは2回制!!」見学している人に喋ってもらってその間に着替えます。

 

16:Re(mark)able

後ろにジュニアを引き連れてやります。真っ黒な中でオレンジの衣装で照らす感じ。ミリタリーテイスト(カーキ)の衣装です。メンバーカラ―の差し色が入っているのではないかなと。きっとメンバーカラ―はオレンジ。「最高のステージここで始まる」のところは思い切りやる。インカムかな。

 

17:EMMA

オレンジの照明にプラスで赤の照明を足します。インカム首にひっかけてマイクスタンドです。このために上は脱ぐ。ジャケットプレイしないと!!ジャケット落とす回がありそう。

 

18:真夏の脱獄者

檻は出せるかどうかわからないので柵を置きましょう。足す照明は紫で。ここら辺で「本当に椎名林檎好きなんだな…」ということが伝わってきそう。椎名林檎版(全編英語)の日とSMAP版(原曲)の日がある。

 

19:やりたい放題

くるっと回るでしょう!!イントロで。このために長めの衣装で、重ね着で。裾がひらひら舞っているのいいですよね。畳みかけるようなメロディが好きです。指先がエロい感じのフリでお願いします。足す照明は青です。

 

20:インザルーム

イス用意します。イントロでキャーなるヤツ。重ねていくところは録音で(一番のAメロの大野さんのところとか)。このブロックは曲ごとに着ているシャツのボタンを外していけば良いと思う。足す照明は黄色ですね。

 

21:Move your body

イスから立ち上がってやり始める。インカムですね。この時にはシャツのボタンが全部外れているはず。結構動く曲なのでちらっちらすると思います。そして笑って去る。この時に緑の照明が増えて完成です。照明に無茶苦茶お金かけているな……。

 

 

テーマは「挑発」。さっきは応援したので!!悪い感じの!!フェロモンを!!おふざけなしです。黒の中のカラフル感でさっきの対比を出していきます。ジャニーズのエロさがいまいちいまにわかっていないタイプのヲタクなのでこれが正解なのかわからないのですが、なんかエロくなっていたら良いなと。

 

 

22:Your WURLITZER

ここからツアーTです。ラグランみたいなヤツ。「君は弱くない」はなんだか物凄く良い言葉だなぁと。遠回しな言葉なんだけれども直接心に刺さるような感じが好きです。噛みそうなのだけれどきっと噛まない!!噛めない!!センステで真っ直ぐ立ってる。

 

23:ローリングコースター

キラッキラしてますよね。物凄い愛に溢れていますよね。完璧ではないけれどもそれでも貴方が好きなんだよ!!ということを言いたくて入れました。明るいステージで楽しそうに歌おう。前曲からスタンドマイクです。

 

挨拶

多分、ぼそぼそと喋る。下を向きがちで意識して顔を上げる。

「本日はですね、わざわざ東京ドームシティホールにですね、来ていただいてありがとうございます。総武線ですかね、三田線ですかね。飛行機とか新幹線で来てくれている人もいるんですよね。(「歩き―!!」「深夜バス―!!」とか声が上がる)深夜バスか!!腰にくるよね、アレ。本っ当にお疲れ~!!(その人に手を振る)そうやってね、色々な人が色々なところから色々な手段で来てくださって、本当にありがたいなぁと思っています。ありがとうね、凄い嬉しい。それでね、コレは完全俺の理想にすぎないんだけれど。そのドームシティに来るまでの道中でさ、このソロコンをワクワクしててくれたんだろうと思ったら嬉しいだろうなぁと。それで帰りの道中ではさ、「楽しかった!!」と思ってくれたらもっともっと嬉しい。どう?楽しかった?俺は楽しかった。(「楽しかった」という声)本当!?ありがとうございます!!楽しんでくれるように頑張ったからね!!そう思ってくれて嬉しい限り。でもさ、そういう楽しい気持ちだけが続くのが人生じゃなくてさ。きっと日常生活は大変なこともいっぱいあって、きっとそっちの方が多いかもしれないけれど、そんな中でこの時間くらい楽しいという気持ちになってくれたら良いなぁと思います。だからね、俺頑張るから。物凄い君を楽しい気持ちにさせるから。だからさ、これからもさ、時々でいいんで俺とかグループとかジャニーズというものをみてくれたらなぁと思います。ということで最後まで楽しいことするぞ!!」

曲が流れる。

 

23:Touch

本編、ラスト。トロッコです。可愛くて楽しくて元気になれるような曲をということで。「Touch」のところでちびっこあたりとハイタッチをすることでしょう。の映像はメイキングとかが良いかなぁと。最後は手をブンブン振ってステージ袖に消えます。投げキッスしてそう。

 

アンコール

24:HIGHER GROUND

二階席からゆるっと現れるとかそういう不意打ちな登場の仕方で始まるアンコール。カメラ一台密着で動いている姿を撮ってもらいましょう。ちょいちょいジュニアの方と遊んでくれたら良いなぁと思うし、「少年」のところで自分を指さして欲しい。

 

25:Dear WOMAN

実はこの曲をラストにしたくてセトリを組んだ節がある。「女の子も男の子も関係ないけれどさ!!でもさ、これは皆へのメッセージだと思うんだよ、女の子がこうやってキラキラしている場所はきっと男の子もキラキラするんじゃねぇの!?」と早口で言って始まる。上手くいけば花吹雪を吹かせてくれ。最後は綺麗なお辞儀をして終了。

 

アンコール含めて直接的な応援歌。ファンの人が毎日頑張っているのを知っているよしんどいことも辛いこともあるのを知っているよそんな貴方が大好きだよというのを伝えている感じ。最後はキラキラしててまっすぐで応援してくれるジャニーズでいたいなぁと。

 

こんな感じです。曲の時間的に2時間弱。MCを入れたら2時間半ぐらいなのでうまいこといくんじゃないかと思っております。そしてですね、このセトリは「しりとり」になっています。だから最初に鳥の着ぐるみが出てくる。英語だったりなんだったりが混ざっているのでわかりにくいのですがうまいこと繋がっています。だからDear WOMANがさいごなんです。「ん」で終わるから。その前にレミダンとかで「ん」付いているのですが。見逃してください。それでツアータイトルがこのセトリに入ると無限にしりとりが続く仕様となっています。めんどくさい。セトリを紙に書いて気付く人がいるかどうかという微妙なラインなのですが気付いてくれる凄い人がいてそれでわかって「なんなんだ、コイツ」と思われていて欲しい。きっとラジオで「セトリがしりとりになっているのはワザとですか?」と聞かれて「ワザとですよ~」とネタばらしします。そして「何やってんだ、コイツ」と思われていればいいと思う。

 

ということで「俺のソロコン~佐藤の場合~」でした。しりとりで組むのは無茶苦茶面倒だったのですが楽しかったです。他の人のソロコンもみてみたいなぁと思ったり。

加藤さんとキャラソンとおめでとうな話

世の中には「キャラクターソング」というものがある。アニメや漫画などの二次元のキャラクターのために作られたりファンが勝手に考えたりする「その人のための曲」のことだ。通称、キャラソン。私はこの文化が好きでよく「このキャラのキャラソンはなんだろう?」と考える。それが無茶苦茶楽しくて友人や家族にも当て嵌めていたりもする。ちなみに母はマキシマム ザ ホルモンの「パトカー燃やす」だし、友人のあの子は及川光博の「愛し愛されまSHOW☆」だ。勿論、自担にだってキャラソンはある。それは当たり前のことのように人それぞれ違うのだけれどちょっと私が思う「加藤さんのキャラソン」の話を聞いてくれない?今日はそんな話。

 

BE FUNKYは偉大なのは当たり前だ

加藤シゲアキさんのキャラソンはなんですか?」と聞いたときに多分7割8分ぐらいのNEWSファンの方は「BE FUNKY!」と答えるんじゃないかなと思う。加藤さん初主演のドラマの主題歌で歌詞も物凄いリンクしていて最高に盛り上がる曲。泥臭くてハチャメチャで、でもキラキラしているそんなこの曲は今までの加藤さんもこれからの加藤さんも象徴してくれる強くて最高の曲であるに違いない。むしろそうあって欲しいとすら思ってしまうのは当たり前のことだろう。でも私の中での「加藤シゲアキ」「加藤成亮」両人のキャラソンは「BE FUNKY!」ではない。加藤成亮加藤シゲアキになったことを「BE FUNKY!」以上に実感する曲がある。それが「Fighting Man」だ。

 

Fighting Manのクレバーさ

この曲は端的に言うと「現状維持のままの人々に警鐘を鳴らす曲」だ。一定の立場にいていつものルーティーンをこなすのも勿論凄いことだけれどちょっと殻を破ってみない?変わり映えのしない毎日で大丈夫?ちょっと挑戦してみようよ、失敗したら失敗したで良い経験になるんだから。やってみた失敗よりやらない後悔の方が後々しんどいよ。という大人で芯があって頭の回転の早そうなことをサクッと言うこの曲。そうして一歩踏み出す勇気を与えてくれる、立ち止まっている自身をグイッと引っ張ってくれる、強くてスマートでクレバーで素敵な曲だ。こういう一歩引いてから物事をみる姿勢だったり、そこからの問題点や改善策を洗い出す姿は加藤さんによく似ている。「物事を多面的にみることができる」ということを自分の長所に挙げていた加藤さんならではの危機感の持ち方だし、提案の的確さや無茶ブリ感も頭の良い人の考え方のように感じられる。なんだか、加藤さんの思考回路(表向き)のように思えてならない。私はこの考え方を実践するのはしんどいことを身を持って体感しているけれど物凄く好きで、愛している。そんなカッコいいことを言える彼が、彼らが最高に素敵だと思う。こんなこと言われたら惚れるしかないじゃないか。

 

皆、戦ってる

でもそれだけじゃない。「今のままでいいのかい?」「傍観者じゃNO NO」と問い続ける、繰り返し歌う彼らは誰かに向かって言っているようで自分に言い聞かせているように思えるところが尚更素敵だ。凄い。最高だ。それは多分、この曲が「You are Fighting Man」ではなくて「We are Fightinig Man」と言っているからなんだと思う。立ち止まってしまっているのは実は貴方だけじゃなくて歌う自分自身もそうであるんだよ、不安なのはだれでも一緒なんだよということを暗に示している。完璧そうにみえてしかもそれを否定しない、そんな強かな姿をみせるくせに実は不安や危機感を抱きながら必死に生きていてもがき続けているのは彼らも同じなのだ。そういうところがNEWSという都会的で涼しい顔をしているのに秘めた闘志を持ち続けているグループにとてもよく合っていた。そんなところが大好きだった。今でも愛している。そして端正な顔で凛と立つ加藤さんを無意識に重ねていた。発売当時の加藤さんは皆の輪の中にいる「シゲ」とそれを冷ややかにみつめる「成亮」という二人の人間がいたように思える。それは私自身が当時なんとなく感じていたものを今になって振り返り、今現在と比べてみて思うことであるので正しくはないし、多分違う。でもその頃の加藤さんと同世代の知人達は似たような悩みを持っているし、その頃の加藤さんの言葉達からはそう感じ取ることができるのもまた事実だ。「こんなはずじゃないのに」「まだまだできるのに」そういう感情を持っていた加藤さん、「これで大丈夫なのか」「こんな俺でいいのか」という不安を抱いていた加藤さん。涼しげな顔の裏にあった思考回路(裏の顔)が他人事のように思えなくてその感情達が物凄く人間くさくて仕方がなかった。この曲は加藤さんのようだと思った。強いのに弱い。真っ直ぐなのにひねくれている。自信があるのに不安を隠せない。アンバランスではあるけれど生きていく中で当たり前に生まれる感情だ。それを抱き続けながらアイドルとして立つ加藤成亮が愛しかった。大好きだった。そんなことをこの曲が発売されてから7年近く経って振り返ってみてなんとなくだけれど感じる。そして今でもそんな加藤成亮を愛せずにはいられない。誰が何と言おうと彼は今でも大切な大切な私のアイドルだ。だから私は「加藤成亮のキャラソンはFighting Manだ」と言う。

 

加藤さんが新たに戦う時

だけれどそれだけじゃ終わらないのが加藤さんで。でもこの曲が言うように今のままで良いわけではない、傍観者でいても何も始まらない。だからこそ、加藤さんはペンを取った。「ピンクとグレー」を書き、「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」になった。私はあの時、ペンをとるという選択をした加藤成亮が今でも大好きだ。加藤さんは小説を書いた理由が「NEWSというグループにおける自分の存在価値を見出したかったから」であると再三再四言っている。そうして加藤さんが「アイドル」という常識を壊してその一歩を踏み出した瞬間を私はこの曲に重ねてしまう。「今のままでいいのかい」という問いかけでもあり、反語でもあるこの言葉に対しての答えをあの時の加藤さんは身を持って示してくれているような気がするのだ。それが物凄くカッコよくて嬉しくて。加藤シゲアキここにあり!!という感じがしてたまらなかった。未だにあの時のゾクゾクとした感情を忘れることができないし、忘れることはないだろう。それに加えて「加藤成亮」として抱いていた様々な不安や心配を糧として小説家の道を歩き始めたところがたまらなく好きだ。不器用で真っ直ぐでそれでも諦めずに何度もブツかっていくところが最高に好きだ。そんな大きなスタートをきった、ステップを乗り越えた瞬間のファクターとしてFighting Manという曲があるように思えてならない。だってあの時の加藤さんはFighting Manでしかないのだから。この曲のままでしかなかったから。上手くは言えないけれど。

 

今日もそれぞれ楽しく頑張っているよ

Fighting ManはNEWSというグループが6人であった時の最後の曲でもある。それは何の因果かわからない。「一歩踏み出せよ」と歌っていた彼らが一歩踏み出した結果が今なのだから。皮肉と捉えざるを得ないかもしれない。それでも私はこの曲が最後の曲で良かったと思っている。それぞれがそれぞれなりにちゃんと前を向いて歩いているのだから。バラバラの道でなかなか交わることはないけれどそれぞれが歩みを止めずに全速力で進んでいられている気がするのだ。勿論しんどいことも悲しいことも沢山あったし、これから先もそういうことはあるだろうけれど、それでも彼らはガムシャラに必死に生きて戦っている。だからこの曲が最後の曲として旅立ちの曲としていてくれて良かったと思うのだ。だからあの時過去をひきずることを選び、今は過去を参考にするようになった加藤さんにとっていつかこの曲がネガティブなものだけではなくポジティブな感情も含まれた道標となっていて欲しいと思っているし、きっとそうなっているのじゃないかなと個人的には思う。確かにあの時のNEWSというキラキラしたものは守れなかったかもしれない。間に合わなかったかもしれない。けれどそれでも4人のまた再構築されたNEWSというグループをキラキラを加藤さんの言葉達が更に輝かせていることも事実だ。「小説家:加藤シゲアキ」という存在は確実にNEWSの大きな武器になっている。だからこそ加藤さんは今も文字を紡ぎ続ける。あの時守れなかったからこそ、今のNEWSをつくりあげるために言葉を綴る加藤さんは強い。それでいて楽しそうで素敵だ。

 

加藤さん、拡声器マジで似合うよね

話は大きく変わるけれど、曲中にオモチャのような拡声器を持って叫ぶ加藤さんが凄く好きだ。オモチャの拡声器だからいつものワイヤレスマイクみたいにクリアな音声ではない。広く響くものではない。音は割れてしまうし、すぐにハウリングしてしまう。でもそんな拡声器だからこそ良いのだ。届かないかもしれない、でももしかしたら届くかもしれない。そんな小さな可能性を持たせてくれる拡声器はこの曲の象徴のように思えてならなかった。「毎晩 病んで 泣いて ないて?」というこのままじゃダメだということを理解していながらも動けないことを表している言葉達への返答のように感じられる「挑戦したらいいじゃん ありのまま 思うがまま」というメッセージ。それを不確定要素のかたまりである拡声器で伝えようとしているところは皮肉で世の中の現実をみせているようで残酷だ。でもわずかな希望を捨てない、捨てられないようにみえてこの曲の本質を捕えているように思えた。そして拡声器を持って叫ぶ加藤さんはそのことを頭よりも先に心が理解しているように思えてならない。それがなんだか物凄くカッコいいのだ。うまく言葉にできないけれど。多分、俗にいう「エモい」という言葉を体現しているのに違いない。

 

加藤シゲアキ、覚醒

そして多分、今の加藤さんがあのオモチャの拡声器を持って叫ぶ時、心だけじゃなくて頭も理解して叫んでくれるんじゃないかと思う。しかも無茶苦茶楽しそうに。それが今の加藤さんだ。沢山悩んで傷付いてそうやって戦うことの意義を知った加藤さんはそこにはワクワクしてキラキラしたものも沢山あることをわかっている。だからこそちゃんと届くように伝えられるように叫ぶと思うのだ。「貴方ならできるよ」「俺も挑戦し続けてみせるよ」という気持ちを思い切り乗せて。そんな加藤さんはまさに「一皮むけた」という状態なのであろう。そうやって一回り大きくなった加藤さんはまた別の意味でガムシャラで必死にみえてワクワクする。よくRPGでモンスターを倒すと武器を手に入れられるけれど、小説という武器を手にした加藤さんは歌もダンスも更に磨きがかかった。様々な武器を手にしてアップグレードして根拠のある自信をつけて迷いを見せずに前へ前へと歩んでいる。それでいて優しい加藤さんは我々のことも前へと進めてくれる。「やるだけやってみようよ」と、「やらなきゃ始まらないよ」と。そうやって言ってくれる加藤さんは物凄く説得力があって楽しそうだ。そう考えると思考回路の表も裏もどんどんアップデートされているのだ。以前、加藤さんは自身のことをネガポジであると言っていたけれどどちらの面もプラスの方向性で強化されているように感じられる。ネガティブな部分は冷静な判断をし様々な対策や改善策を生み出せるように、ポジティブな部分は今置かれている状況を楽しめるように。そうやってどんどん強くなっていく加藤さんは物凄く眩しくて楽しそうで大好きだ。そして今までよりもパワーアップしたFighting Manのように思える。この曲のキラキラしたサウンドをテンポの良いリズムを更に魅力的なものにしてくれるのだ。一歩踏み出すことの楽しさを今の加藤さんは体現していて、みている自分自身も早く一歩踏み出したいと思ってしまう。そんな加藤さんを誇りに思う。だって最高にカッコよくて楽しそうだから。好きな人が楽しそうにしていること以上の喜びがあるだろうか。だから今聴くFighting Manは物凄く楽しそうで。挑戦することに不安以上のワクワクを持たせてくれるようで大好きなのだ。

 

結局、シゲが好きだっつーことで

いつだってどんなときだって誰だってそのままが良いわけではなくて。そのままでありつづけることなんてできなくて。でもその現実をみてみぬフリをしてしまう。それが世の常で人間だ。でもそれをちゃんとみつめるようになって現状打破をした、し続ける「加藤成亮」と「加藤シゲアキ」はこの曲のようであるように思えてならないのだ。これまで2人の「かとうしげあき」について話をしてきたけれど、いつになってもどの加藤さんも好きであるのだ。だからこれから先、好きな加藤さんが増えると思うと私は楽しみでならない。そして今現在、加藤さんを応援しているのが無茶苦茶楽しい。加藤さんがつくり出す様々なモノに色々なことを考えて、加藤さんがみせる様々な表情に色々な感情を持っていかれるのが本当に楽しい。誠実で不器用で頭の回転が早くて沢山のことにワクワクしている加藤さんをみると私自身もワクワクする。だからこの瞬間も加藤さんを応援していて良かったと思う。幸せ者だと思う。私は欲張りだから「昔の加藤成亮を今の加藤シゲアキと比べる」という行為ができない。だっていつでも好きなんだもの。その好きの種類はいつも変わり続けるのだ。確かに今までの加藤さんがあって今の加藤さんがいる。だけれどどの加藤さんも物凄く愛おしい。一分一秒ごとに一目惚れをしているような気分になるのだ。シャウティングチキンに対する愛とソルティライチに対する愛が全くの別物であるように。一瞬一瞬ごとに愛の形も色も何もかもが変わり続けるのだから。だからどの加藤さんも大切にしたい。キャパオーバーになるかもしれないけれどそれでもなんだかんだうまくやって全ての加藤さんを大切にするだろう。

 

 加藤成亮さんと加藤シゲアキさんへ

私の好きな人達は何故か年齢というものに非常に重きを置きます。貴方もその中の一人です。彼らは30歳になることに謎の焦燥感を抱いたり、大きな安堵感を抱いていて。そうやって一歩を踏み出し、立ち止まり、遠回りをして時々死にそうになりながら、楽しそうに人生を歩んでいます。そんな人達ばかりをみていました。きっと貴方のことだから、先人達の戸惑いを知らんぷりしているようにみせかけてじっと観察していたことでしょう。そして30歳という大きな節目を迎えるために幾重にも幾重にも様々なものの準備をしてきたことと思います。身体的な面でも精神的な面でも、感覚的な面でも技術的な面でも、来たる7月11日に向けてコツコツと積み上げてきたのだと思います。きっとワクワクしながら30歳という通過点を通るのでしょう。30代という新たなステージに夢と希望とありったけの愛を持って飛び込むのでしょう。

ぶっちゃけこんなに安心して好きな人の30歳を迎えるのは初めてです。積み重ねてきたモノを確実に実らせているから。今まで逡巡してきた様々なコトへの回答を生み出しているから。そんな貴方が物凄く誇らしくて自慢で愛しいのです。でもちょっぴり寂しいです。葛藤する貴方が好きだから。もがく貴方が好きだから。きっと闇雲に歩き続けることはもうないのかもしれません。それがほんの少しだけ寂しいのです。そういうところを私自身と重ねているから。好きな人との共通点があることって嬉しいものです。無くなってしまうのは残念であるけれどでもそれ以上に前進する貴方が素敵なので何の問題もありません。

だからこそ戦い続ける人でいてください。様々なモノに挑み続ける人でいてください。時々、「しんどい!!」と言いながら隠しきれない負けず嫌いを抱えて立ち上がってください。アイドルという武器を小説家という武器を使って手を替え品を替え戦ってください。ワルプルギスの夜に挑み続けるほむらちゃんのように、ゼルエルに向かうNERVの人々のように。「人事を尽くして天命を待つ」。沢山の武器を、様々な色眼鏡を持つ貴方らしい戦い方で。貴方が貴方らしく幸せになれるように。ささやかながらですが願っております。

アイドルとハリボテとそれに付随する何か

延々とあげるのを悩んでいてぽそぽそと書き残していたものをようやくあげる気になったので。相変わらず小娘の戯言です。

 

私はよくブログで「アイドルらしい」とか「アイドルらしくない」というセリフをよく使う。その「アイドルらしい」という定義は私の中でとても明確に決まっていて

  • キラキラしていること
  • 誰かを笑顔にさせること
  • 現実をみせないこと
  • 虚構であること

の4つだ。だけれどこれを持っているからこそ良いとかこれらがないからダメということではない。全くの別問題だし、これで判断できるほどアイドルは単純ではない。料理における一種のお手本のようなものだ。忠実に守ることでもそれをアレンジすることでも美味しい料理はできる。それと同じように「アイドルらしさ」がなくてもあっても素敵なアイドルは素敵だ。

 

 

アイドルという言葉の語源は「偶像」である。偶像とは、神仏にかたどって作った像であり、神様そのものではない。確かに信仰、崇拝の対象ではあるが、神様そのものではないのだ。同様にアイドルは一つの物体として実在するものではないのではないかと個人的に思う。確かに「○○」という個人は実在するけれどそれがそっくりそのままイコールで「アイドル:○○」ではないのだ。我々がみている「アイドル:○○」というものは「○○」個人をはじめとした多くの人々によってつくられる偶像であり一種の大きなプロジェクトだ。よく、キャラクターに声を当てている声優さんのことや公式ツイッターアカウントを操作する人を「中の人」というけれどそれと似ている。キャラクターも公式アカウントも中の人だけでは務まらない。同様に「○○」個人は「アイドル:○○」の「中の人」であり、「アイドル:○○」そのものではないのだ。

 

「アイドル:○○」というものは大きなプロジェクトだ。ビジネスだ。商品だ。何十人何百人の大人が必死になって作っている大きな大きな製品だ。我々をワクワクさせてくれる彼らの後ろには沢山の人の努力だったり、苦労だったりが山のようにある。そういうものを糧にしながら不器用ながらにも沢山の人を幸せにしてくれる「アイドル」という偶像は偉大で愛おしい。ビジネスであるのにそれ以上の夢とか希望とかを詰め込んでいる大人はなんてバカで最高でコスパ最悪で夢があるんだろうと思う。そしてそのプロジェクトのフロントマンである「中の人」だって勿論カッコいいのだ。物凄くカッコいい大人だ。

でもそんなカッコいい大人にだって失敗はつきものだ。間違えることだってある。それを許すことができない世の中って人間ってなんて残念でつまらないものなんだろう。間違えない人間なんていないのに。怒る貴方は仕事でミスをしたことがないのだろうか。憤る貴方は全ての試験において満点を取っているのだろうか。「それとこれとは違う」って?そんなことはないんじゃないのか。彼らだって「アイドル」という1つの仕事をしているのだ。誰にだって仕事とプライベートは別物だし、仕事に乗り気になれない日だってあるだろう。なのになぜ「アイドルだから」という理由で様々なことを貴方が制限するのだろうか。何故制限しなくてはいけないのか。我々と同じようにアイドルにだって休みがあって家でゴロゴロしたり、好きな人と遊んだりするのは当たり前のことじゃないのだろうか。アイドルという人前に立つ仕事であっても己を商品とする仕事であっても変わりはないと私は思う。それでもなお、全てを求めようとする貴方は彼らを聖人君子と思っているのだろうか。それとも自分の思うことが全て正しいというか受け入れられると思っているのだろうか。その答えはその人にしかわからない。もしかしたら、その人にもわからないかもしれない。

 

 

確かに私達がアイドルに求めるものなんて千差万別で正解も不正解もなく、自由だ。だけれど求めたそれが全て正しいわけではないし、通る保証もどこにもない。だけれど私達は彼らにそれぞれの「アイドル観」を押し付けてしまう。「こうあって欲しい」「こうじゃないと彼じゃない」。それはただのワガママで自己満足で私利私欲だ。そんな事実は重々承知だし、頭では物凄くわかっているけれどどうしても心から思ってしまう。でもそれは我々が欲望のカタマリである人間である所以だし、それをすぐにやめることはできない。多分、一生やめることはできないのではないだろうか。そしてそれを思うことが許される魔法の言葉がこれだ。「好きだから」。純粋で真っ直ぐで大切な感情であるはずなのにいつの間にかこの言葉は免罪符のようになってしまった。好きだからって相手のことを縛っても良いの?自分の思い通りにできると思っているの?そんなのただの暴君じゃね?おっしゃる通りである。でもそれがまかり通ってしまうのがこの世の中だ。モラルとかマナーとかそういうものを大切にしているフリをしながらでも己の欲望を叶えようとせずにはいられない。そういうのが私達が生きている世界だ。

その事実は残念で悲しくてでもどうしようもなくて歯がゆくて仕方がない。何故なら、誰かを傷付けているその人本人だって傷付いているのだから。誰かを傷付けることは確実に褒められたものでも正しいことでもないけれど私にはそれを止めることはできない。多分、その人を止める術は今現在その人は傷付けることしかないからだ。その人のことを全てわかる人は何処にもいないし、誰もが誰も自分の意見を知っているわけではない。世界は正しいか間違えているかはっきりとわかっているものが実はあんまりなくて、「正しいとは言えないし、間違えでもない」という微妙なものばかりだ。だから楽しいと思う。でもこういう世界だからこそ行き違えて揉めてしまうのだろう。ある人には正しいと思ってしまうものでも別の人には間違いなのだからうまくいかないのは当たり前だ。それをそれぞれが「そういう意見もあるよね~」と受け入れられたら物凄く良いのだけれど。そう思うことを求めてしまうのは先ほど書いたことと矛盾してしまう。だから思っておくことだけにする。言わなくてもいいことなのは十分わかっているのだけれど言ってしまったのは私のエゴで我儘でせめてもの抵抗なのでほおっておいてくれ。

 

 

話は大きく変わるけれど個人的にアイドルというものは「ハリボテ」だと思っている。木組みで紙を張ってつくるアレ。耐久性が無くて脆くて大きな風が吹いたら飛んで行ってしまいそうなアレだ。しかも無茶苦茶キラキラしたヤツ。キラキラしててとても心を惹かれて愛さずにはいられない、そんなもの。それは多くの人を魅了し続けているとんでもないものだ。でもハリボテであることには変わりはない。だから「アイドルなんて居る意味があるの?」と言う人達がいる。そう思うのも当然だ。だってハリボテなんだもの。全くの実用性も機能性もないハリボテはあってもなくてもどっちでもいい。だけれどハリボテがあることが容認されていることってとても素晴らしくて凄いことだと思うのだ。ハリボテが存在していても困らないだけの余裕が多くの人にあってそれを愛することを許されている世界はもっと評価されても良いんじゃないかと個人的に思っている。凄いことなんだよ。

 

そして「ハリボテ」を「ハリボテ」として認識し、ちゃんと「ハリボテ」として愛していたい。それが「アイドル」というハリボテをつくりあげている「中の人」に対しても「ハリボテ」に対しても誠実だと私個人は思うから。勿論、「中の人」だって大好きだ。ただでさえ魅力的なハリボテをさらによくしようと現在進行形で全身全霊をかけてつくりあげている中の人を愛さずにいられない。延々と悩んで時々一部をぺしゃんこにしたりとんでもない部品をくっつけてみたり。そうやってあーだこーだ言いながらつくる中の人は物凄くしんどそうでつらそうで楽しそうだ。物凄く悩んで悩んでそれでもつくることをやめられないのが「アイドル」というハリボテであり中の人なのだ。そうやって作っている中の人達やそれを支える周りの人を尊敬している。

ハリボテだからと言って壊して良いものじゃない。確かにハリボテだ。あちこちに修繕箇所があるかもしれない。どうせ風が吹けば壊れてしまうかもしれない。そんなハリボテだけれど誰にもそのハリボテを壊す資格はない。それは例えそのハリボテをつくった中の人であってもだ。なぜなら「アイドル」は偶像だからだ。「アイドル」というハリボテは生まれた瞬間から誰の物でもなく、誰かの物だ。それはアイドルの「宿命」であり「呪い」だ。いくら中の人がハリボテをつくるのをやめてもそれは変わらない。いつまでも誰かに愛され誰かの希望となるのだ。そんなとてつもないものを誰が壊して良いものか。誰が穢して良いものか。

少なくとも私は許さない。

「ハリボテなんだよ?それを愛してどうするの?」とある人は言うだろう。「そんなものを愛したって何の意味もないのにバカみたい」とある人は言うだろう。でもそれを言われたって私は愛することをやめないし、愛したいと思う。「ハリボテ」なのだからどう思うのは勝手だけれどその意見を他人に押し付けたり、バカにするのは話は違うのだ。何かを否定することはそれを愛している人を傷付けることに等しい。それを自覚しているのかしていないのかわからないが(多分、自覚しているのだろうけれど)そういうことをやるのはあまりにも愚かだ。愚かで醜い。こう思っている時点で私も同じ部類に入るが。リンゴに対して「赤い」と思う人も「丸い」と思う人も「美味しそう」と思う人がいる。その中には「シナモン苦手なんだよな…」と思ったり「なぜ酢豚にパイナップルをいれるのか」と考え始める人もいる。そうやって様々な考えを生み出すのが人間でこの世界だ。漫画家の久保ミツロウ先生はユーリ on ICEに関してこう言った

この作品を現実の皆さんがどのように思われても、この作品の世界の中では絶対に何かを好きになることで差別されたりはしないです。その世界だけは絶対に守ります

この世界もこうなることを私は願っている。何故なら「好き」という感情自体は悪いものではないから。「好き」という感情を持って楽しそうに笑う人はいつでもどこでもとても素敵で美しい。

 

 

 

 

ポルノグラフィティ講習会における感想文

ここ数日の気候の変化に見事にやられております。佐藤です。ぼくはきあつのへんかをゆるさない。そんなことはさておき、先日行われた「ポルノグラフィティについてもっと知ろうの会(主催:綴さん)」に参加してきたのでその感想文を書いてみようと思います。端的に言えば「ポルノさん、すっげぇ!!」。

 

 事の発端

ある時Twitterで大好きなフォロワーさんが「ポルノグラフィティの布教会をやるのですが誰か来ませんか?」と呟いた。常々、その方はポルノの良さを楽しそうに語っていてポルノのお二人を見るたびに「あ、フォロワーさんの素敵な人だ…」と思うほどに彼らの良さが刷り込まれていた。そしてそのお二人の良さを映像等々を駆使しながら実際に教えてくれるなんて!!こんな貴重なチャンスを逃さないわけにはいかない。「食わず嫌いは最も愚かな行為の一つ」を信条にしている手前(彼らを嫌っているなど微塵にも思っていないのだが)、是非是非と参加をした次第です。また、今年度の目標は「人見知りを言い訳にしない」「人酔い体質の改善」だったりもして。「はじめましての人と一緒にライブ映像をみる」という行為はこの目標達成にとても向いていると思って手を挙げた節があります。実際とても効果があった(と個人的には思っている)ので皆さんも色々なものに私めを誘ってください。

 

 魔法はTシャツによってかけられる

講習会だったので某所カラオケでポルノさんのDVDをみることになっていて。店員さんに案内された部屋に入るとサクッとライブTに着替えるポルノファンのお姉さん達。着替えながらお姉さんたちは「パンチがあるのでなかなか着られない…」と言っていたけれどその姿は私にはとても素敵にみえた。「ポルノ」と胸元にドーンと書かれたTシャツは確かに日常生活では着にくいかもしれないけれど「ポルノグラフィティ」という魔法をかけられに行くための準備としてはとてもピッタリのように思える。日常から非日常へ変わるためのスイッチとしてはあれぐらいのトリッキーさが似合うんじゃないか。そして配られるレジュメ。まだ未完成の物であったのだが、A4用紙5枚分(表裏印刷)が配られる。熱量が凄い。塊肉が焼けそうなぐらいの熱量である。完全版はさらに凄いので是非見てほしい。

 ポルノグラフィティの15周年ライブをいつまでも語り継ぎたい - 来世はペンギンになりたい

 

 ヘンテコキャラはもっと愛されるべきだ(個人的感情)!!

自他ともに認めるヘンテコキャラ大好き人間なのだけれど(ジェイコムのざっくぅとかHTBonちゃんとかが死ぬほど好き)。今回もキャラクターにズボンとハマってしまった。その名もキューブ長官。黄色の四角い物体。今回のライブのナビゲートキャラクター。ライブにナビゲートキャラクターがいるということにも驚きなのだけれどとにかくキューブ長官が可愛い。打ち合わせの紙の隅っこに書かれた落書きみたいなキャラクターなのだけれどとにかく可愛い。ちょっと生意気でメンバーや観客に無茶ブリをしちゃうけど物凄く可愛い。ご当地ごとに熊を頭にのっけていたり(北海道)、タラコ唇だったり(福岡)するのだけれどそれも可愛い。それがご本人達の直筆だというのだから驚きを隠せない。イラストだけでも勿論可愛いのだけれど喋っている姿はさらに可愛いので是非是非見て欲しい。

 

言葉を愛し愛されている人が喋るとは

ライブでは簡単なMCとして曲と曲の間でお二人が時々曲の話だったり、ライブについての話をしたりしていた。それを今回の主催者である綴先生はレジュメ「演説」とか「ありがたいお言葉」と言っていたけど本当にその通りであった。なんか聴いているだけで徳を積めそうな気分になった。頭が良くなる効果とかありそうだった。「毎回似たような話をしているけど凄いグッと来る」とも綴先生は言っていたけれどそれは多分、お二人がその時その瞬間に思ったことを言っているからなんだと思う。だから言葉選びに迷ったり、途中で止まったりしているのだ。お二人が口にする言葉はあの瞬間に生まれた「生」の言葉で新鮮でピュアなものだった。だからこそ何度聴いても心に響くんじゃないかと個人的には思う。一つ一つ選ばれた紡がれた綴られた言葉達がとても暖かくてキラキラしていて「この人たちは言葉に愛して愛されているんだなぁ」と感じた。よく綴先生は「ポルノは愛と愛の相互交換を行う」と言っていて。それをこんなところで感じるとは思わなかった。綺麗事のように聞こえるかもしれないけれどそう思ってしまったのだから仕方ない。そんなことを思わせてくれるのはポルノのお二人が喋っている瞬間が歌っているとき、演奏しているときと同じくらいキラキラしていたからだ(私がただ単に人が喋っているところ好きというのもあるかもしれないけれど)。10数年もの間、ずっと走り続けてきた人達なのにライブをするたびに同じ感情を抱けることって物凄く難しくて大変でとても素晴らしいことだと思う。素敵だ!!

 

照明代にならなくてはいけない

「照明」というものにあまり興味が無かった人間なのだけれど。今回のライブをみて照明の偉大さを知った。照明って凄い。無機物のカタマリでしかないステージが無数の光によって妖艶にも無邪気にもみえる。ステージが生きているのだ。ただただ電球が光ったり消えたりしているだけなのにその無機物は呼吸をしているようにみえる。泣いたり笑ったり、時々拗ねたり。まるで一人の人間だった。「サポートメンバー:ステージ」と言っても過言ではない。ちょっと気持ち悪いことを言っているようだが実際にみたらわかっていただけると思う。とにかくえげつない。

よく「我々のチケット代は彼らの衣装代になっている」というけれどポルノさんの場合はチケット代が照明代になっていた。英世が、一葉が、諭吉が、眩いばかりの光となっていた。あそこまでの素敵な三人の偉人の使われ方もなかなかないと思う。

「ROLL」という曲でお二人に照明が後光のように差していたのだけれどなんかありがたいものをみているような気分になった。あと「サボテン」という曲で照明がサボテンみたいになっていたのも個人的には物凄くツボだった。可愛い。

 

 本能には抗えないのである

そしてその光の中で凛と立つポルノの二人は言葉にできないくらいカッコいい。照明で本人がみえなくたってカッコいい。そしてその呼吸をしているステージと彼らの調和具合が凄い。生きているようなステージに飲み込まれることなく自分の足で立っているお二人はなんか生命力に溢れているのにどこか儚くて。物凄く矛盾しているような感情だけれどそう思ってしまうのだ。個人的な考えだけれど人はステージに立つ瞬間、スポットライトを浴びる瞬間、マイクを通して何かを生み出す瞬間、その時は様々な真理だったりルールだったりを超えてしまう何かになってしまう。それを物凄く強く感じた。距離が遠くなったとか手に届かない存在とかそういうことじゃなくて。ものすごくちかくて、ありえないほどいとおしいのだ。そういう曖昧でどうしようもできない、でも大切にしたい感情に襲われた。端的に言ってというよりも頭悪そうな感じで言うと

「凄い」

「カッコいい」

「ヤバい」

「なんだアレ」

「言葉にできない」

そんな言葉ばかりがぞろぞろと出てくるのだ。感じたこと思うことは洪水のように出てくるのに文章にならない。語彙力の欠如、文章構成能力の欠落である。そういう理性をぶち壊して感情だけが頭の中をぐるぐる回っている状態になった。とりあえず単語でしか会話ができない状態になる。本能を揺さぶってくるの!!理性は理性で物凄く打撃を喰らって脳内フル回転でみているのだけれどそれ以上に本能が!!ほんのうがぁぁぁぁぁぁ!!!!!

というわけでみて欲しい。うまく言えないけれど脳だったり心だったり様々な部分を揺さぶってくるから。

 

 ポルノファンは腕だけではなく脳もめっちゃムキムキなんじゃないか

クラップをしながら手を振るってなんだ。右手で四角、左手で三角を書くこと以上に難しくないか。でもそれが揃っている。誰かが言うわけでもないのに揃っている。きっと身長も体力もバラバラの人達が集まっているはずなのにタイミングや動きだけじゃなくてふり幅も揃っているのだ。全てが揃っているから近くでみても遠くでもみても綺麗。とても良い意味で宗教じみている。ペンライトとかLEDバンドとか付けたらもっと凄そう。とんでもない照明班がポルノさんにはいるのだから是非とも制御してみて欲しい。でも制御されてなくても同じタイミングでペンライトのスイッチの切り替えができそう。それはそれでミテミタイカモ。「手を振る」って物凄くアナログな演出なんだろうけれどこの演出ほどファンも本人達も一体になれるものはないと思う。それが物凄く痛切に感じられた。「手を振る」って凄いな!!最高だな!!ちなみに隣でベテランのポルノファンのお姉さんお二人が手を振っていたのだがバッチリ揃っていた。凄い。

 

多分、大人は全力で悪ふざけするために頑張っているのだ

悪ふざけする大人って本当に魅力的ですよね。しょーもないことでゲラゲラ笑っている大人ってどうしようもなく眩しくて憧れますよね。ポルノのお二人も例に漏れず楽しそうにしておりました。とにかく岡野さんのモンキーダンスをみて欲しい。あんなに全力でモンキーダンスをしている大人、なかなかみたことがない。手も足も首も全力でブンブン振ってそれであの声量で歌えるって凄い。そしてそんな岡野さんを追い詰める新藤さん。これがまた、楽しそうに追い詰めるんだ!!こそこそと仕掛ける新藤さんの少年っぽい笑みは本当に良かった。そして無茶ブリを仕返されてやるモンキーダンスの破壊力もなかなかのもの。そして最後の最後でサポートメンバーの方も皆でモンキーダンスを踊るんだけれどそのカオスっぷりと言ったら!!あちらこちらで事故が起きてて本当に面白かった。本当にこれ放送されてるんですよね?大丈夫?電波に乗せて大丈夫?(WOWOWで中継されていた)とか思ってしまったがとにかくご本人達が楽しそうだったので何より。いつぞやかの少クラで加藤さんが音に合わせてどんどんととんでもないことになっていく回があったけれどそれを思い出してしまったのは私だけじゃないはずだ!!

 

 私は私だけれどポルノが何者にも変えさせてくれる

女子高生がキュンキュンする曲も、男子がドキドキする曲も、OLさんが前向きになれる歌も、お爺ちゃんが口ずさみたくなる歌もあるのが凄い。私はあの数時間で老若男女様々な人間になった。平日の夕方に全力でアニメの主人公を応援していたあの子にも深夜のラジオを聴いていてちょっと大人びて見えたあの子にも私はなった。曲ごとにくるくると自然んに、時には大胆に彼らは私たちに魔法をかけてくれた。様々な引き出しから色とりどりの薬を出して沢山の人を魅了していくのだ。引き出しの数もバリエーションの豊富さも凄い。ジャニーズだって相当の幅を持っているはずなんだけれどそれに勝ると言っても過言ではない豊富さだった。それはほぼ二人で制作しているというのだから凄い。凄すぎる。色々な曲がそれぞれの魅力をキラキラと存分に発揮していくのだけれどでもどこか同じ景色を感じさせる。それが「ポルノグラフィティ」というものなんだろう。

 

愛と愛をかけたらきっと幸せなんでしょう。

お姉さん達が嬉々としてポルノさんの話だったりライブ当時の話だったりをしている時の表情が本当に良かった。「好きで好きで楽しくて楽しくて仕方がない!!」という顔。あの表情を知っているのだからそりゃあポルノさんもファンの顔を覗き込むだろうなぁと思った。DVDではファンの方の笑顔がちらほら入ってくるのだけれどほんの数秒でも良いから残したくなってしまう表情をしている。誰かが嬉しそうな顔をみると自分も幸せになってしまう、そういう幸せの相互作用とも言えるべき現象がポルノさんのライブではいたるところで起こっていた。ポルノさんとファンの方の間だけではなくて、曲とファン、振動とポルノさん、沢山のところで生まれていた。プラスの感情しかない空間って凄い。凄くキラキラしていて素敵だった。

やっぱりライブとかコンサートとかは幸せしか詰まってない空間じゃなきゃね!!ライブはただの体育館を野球場を音で幸せで何もかもを染めてしまうそんな魔法を詰め込まなきゃね!!

そういうハッピーな感情を無尽蔵に生み出してくれるポルノさんって凄い。それを何倍にも生み出してくれるポルノファンの方達も凄い。本当に凄い。皆皆凄い。凄くって素敵で素晴らしくて大好きだ!!

 

 というわけで

何かを好きになることは確かに悲しいことだったり辛いことも生み出してしまうかもしれない。だけれど「好き」という感情ほど幸せをつくりあげるものはないと思うし、その感情はきっとその対象をそして自分自身をさらに幸せにしてくれるものなんじゃないかなぁと思うポルノグラフィティ講習会でした。

 

以上を佐藤の「ポルノグラフィティ講習会における感想文」としたいと思います。主催された綴さん、参加されたお二人(ずっとネットで見てきた方達ばかりなので「うわぁ、本物だ…!!」と言ってしまった)、そしてポルノグラフィティさんに感謝の意を述べたいと思います。素晴らしい体験をさせてくれてありがとうございました。

LIFE!!LIFE ~目の前の向こうへ~!!ライフ!!

LIFE。訳すると「生命」「人生」「生活」。

生きることを軸としているこの言葉は日本語訳にするとどこか重苦しくて神秘的だ。だけど「ライフ」という音は明るさと可愛さを含んでいる。それはきっと発音に濁音が無かったり、口角をあげたりするからなんだろうけれどうまくは言えない。それでもとにかく軽さを持っているのは事実だ。

私はそんな「ライフ」という言葉自体が好きでその名を持つ曲も大好きだ。そして私が大好きな彼らは何の因果か皆この名の曲を持つ。それは運命という素晴らしいものかもしれないし、ただの偶然かもしれない。でもこの現実は物凄く良いことなんじゃないかと思う。少なくとも私はこの事実が嬉しくて嬉しくてたまらなくていつも喜びを噛み締めている。

今日はそんな愛すべき曲の話をしよう。

 

嵐:LIFE

 

 

 

2007年のアルバム「Time」の一曲。名盤と呼ばれるこのアルバムの中でも人気の高い曲であろう。

櫻井さんが出演していたエイブルのCMで流れていた曲というと多くの人が思い出すはず。引っ越し直後であろう部屋で櫻井さんがワクワクした顔で自転車を組むアレだ。あのCMでの組み上げた自転車のタイヤが外れてしまうシーンは本当に秀逸だと個人的に思っている。頑張って組み上げたけれど締め付けが甘くて転がってしまうのもまた一興と思える余裕を生み出す多幸感は新居に引っ越したことで生まれるものでしか感じられない。それを好青年でどこか残念というイメージがあった当時の櫻井さんに物凄く似ていた。そのイメージは櫻井さん自身にとって嬉しいものなのか否かは本人にしかわからないけれど、あのCMは今の櫻井さんでも昔の櫻井さんでもなくあの時の櫻井さんだからこそ手に入れられたものだと思う。そんなこのCMが実は彼が出演しているものの中でトップクラスに好きだったりする。

このCMが放送されていたのは2010年。発売から3年が経ったこの曲が選ばれたのは未だに疑問だ。当時の状況を考えると新たに曲を作ってシングルを出してもおかしくはなかった。だけれどこの曲が選ばれたのには何か意味があるのだろうし、選ばれるだけの魅力があることがこの曲だ。

等身大の言葉で綴られる、どこか納得してしまう歌詞。心にスッと入ってくる優しい曲調。それは当時放送されていたまごまご嵐や嵐の宿題くんでみせる「近所のお兄ちゃん」「ちょっと気になる会社の同僚」というアイドルだけれどそれ以上にアイドルとは別の魅力を感じさせる彼らと重なる。爽やかでどこか暖かいメロディ、いかにもJ-POPな曲調はよく笑いこっそり内輪で楽しむ彼らに本当に似合っている。キラキラした音にあるぬくもりは「嵐」という人となりを映し出しているようでじんわりと胸を躍らせる。でも、それにのせて歌われる言葉達は案外残酷だったりする。新生活を始めたことは自分の望んだことで楽しみであるはずなのに、不安で押しつぶされそうになっている、そんな不条理が日常生活の1シーンである「目覚まし」「ブログ」という言葉を用いて表しているのが素晴らしい。なぜなら等身大の自分が感じられるからだ。否応がにも自分を重ねてしまうからだ。それはアイドルにキラキラを求めている人には嬉しくない状況だろうけれどどうしてもそう感じてしまう。

この曲を聞くたびに眉毛をハの字にしてちょっと悲しそうなそれでいて諦めたような彼らが笑っている姿が目に浮かぶ。背筋がいつもより伸びてなくて髪の毛もカッチリセットされていないただの人間の彼らだ。それはアイドルという偶像ではなくそれをつくりあげる「中の人」の笑みだ。ただの成人男性の笑みだ。と私は勝手に思ってしまう。それらの状況を「遅く目が覚めた 晴れた朝のこと」「君と話していた あの昼下がり」「やけに目が冴えた そんな夜のこと」というはっきりとした時間帯で示しているところもニクい。いつもの何気ない日常でふっと現れる何とも言えない不安。どうにかしようとしてもどうにもできないこの不安を滔々と語っていく彼らはとても現実的で辛そうだ。自分で自分を傷つけているのだから。だけれど、「それでも前を向くしかないんだよ」「どうしようもなくても笑っていくしかないんだよ」というメッセージは物凄く強い。綺麗事かもしれないけれど綺麗事という言葉では隠しきれないほどボロボロで泥だらけで真っ直ぐだ。世の中の汚いところ、醜いところを幾らみようともどうしても希望を捨てきれられないそんなメッセージだ。それが彼らが「嵐」という物凄いアイドルをつくりあげている中の人であるからこそ、あるための言葉のように思えて仕方がない。

 

あの当時、きゃっきゃきゃっきゃと笑いながら船を作り野菜をほっとき鏡の中で笑っていた彼らが「アイドル」という夢と虚構のかたまりを愛し、これからも愛し続けることを感じられるのがこの曲である。

 

 

LIFE ~目の前の向こうへ~

GM~踊れドクターの主題歌。シングルで初めてバンドで行った曲であり、曲名もメンバーが決めた。実は初めてのドラマタイアップ曲でもある。そんな「初めて」尽くしのこの曲はその「初めて」の印象が薄らいでしまうほど力がある。

今まで「関西の面白いお兄ちゃん」という関ジャニ∞のイメージを大きく変え、「アイドルだけれどバンドもできるカッコいいお兄ちゃん」という現在の関ジャニ∞のスタイルになるためになくてはならなかった曲のように思えて仕方がない。とにかく物凄くカッコいい。頭の先からつま先まで全部カッコいい。曲も声もPVも何もかもカッコいい。「カッコいい」という言葉じゃ言い表せないくらいカッコよくて強くて真っ直ぐで関ジャニ∞だ。泥臭くて不器用で諦めが悪くてそれでも歯ぁ食いしばって立ち上がるそんなこの曲は関ジャニ∞のカッコよさを思いっきり詰めて詰めて詰め込んで作ったような曲だ。

 

渋谷さんと錦戸さんのアカペラから始まるイントロ。流れるように盛り上がっていくAメロ、Bメロ。爆発するサビ。その流れはアイドルとして物凄く正統派だし、美しい。だけれど音は確実にバンドの音で歌割りだって渋谷さんがリードボーカルとしてプロフィールに載っていることが手に取ってわかるような歌割りだ。そうやって「アイドル」と「バンド」というバランスをうまくとってギリギリのラインを歩く彼らをこの曲は教えてくれる。

歌詞に出てくる「君」を応援している彼らは物凄くアイドルだけれど「せめてもう一回もう一回」「もう一切、金輪際」と振り絞って歌う彼らは上手く言えないけれどアイドルというキラキラした存在じゃなくてただの人生を一生懸命歩いている男の人だった。「君」を応援しながら自身を鼓舞している彼らはどっちがどっちを応援しているのかされているのかわからないけれどとにかく真っ直ぐで不器用でひたむきだった。その姿はアイドルとかジャニーズとかの枠組み関係なしにただただカッコよかった。それは「関ジャニ∞はジャニーズの分校」とか「ジャニーズと業務提携している松竹の芸人」とか言われていた彼らのジャニーズらしくない雰囲気と相まって生まれたからだと思う。そのジャニーズらしくないところは彼らの強みであり、ウィークポイントであるけれどこの曲においてはその二律背反な事実を全てひっくるめて武器にしている。楽器をかきならしてひたすらに歌う彼らは確かに笑顔で歌って踊るアイドルとは遠くかけ離れているかもしれない。でもそのたたずまいはどう考えても私達が大好きな「関ジャニ∞」だった。かっこよくてかっこよくて仕方がなくて愛し続けている関ジャニ∞というアイドルだった。その姿が「アイドル」という枠組みに入らなかったら今までみてきたアイドルはなんなんだというぐらい「関ジャニ∞というアイドル」だ。

 

「まだまだ終わらないから」という言葉は彼らが「関ジャニ∞」という彼らにしかつくれないアイドル像を歩んでいく宣言のように思えた。白い粉を被りさえずりで延々と笑える彼らの虎視眈々と目標を狙う姿をハッキリと教えてくれた。全力でふざけてわけわかんないことをやって時々しんみりして。そういう彼らが彼らとしててっぺんを奪おうとしていることを不器用に改めて教えてくれる強い曲だ。

 

 

NEWS:ライフ

昨年、発売された「QUARTETTO」の中の一曲。編曲は皆大好き、亀田誠治さん。東京事変のベースの人、フルスイングの編曲の方と言えば多くの人がわかるのでは。そんな彼の手によって完成されたこの曲はわかりやすいJ-POPで王道のアイドルソングだ。聴いている私達を彼らが応援してくれる。その構図は「アイドルとファン」における供給バランスを絵に描いたようだ。その構図はとても美しい。美しくてたまらなくてやめることができない。そんな中毒性のあるこの事実は我々がアイドルに惚れ込んでしまう一因でもある。それを痛切に感じるのがこの曲だ。アイドル万歳。NEWS万歳。

そんなこの曲、一言でいえば「星」だ。物凄くキラキラしている。前述の二曲にはないアイドルらしさ満載のキラキラだ。そのキラキラは満天の星空とどこか似ている。NEWSというグループは本人達が口にするほど「星」にまつわる曲が多い。再出発の曲が「星をめざして」なのだからそれこそそういう星のもとに彼らは生まれたのだろう。この曲だって「澄み渡る空に無限の星の数」と歌っている。星の光は我々が見る何十年前に輝いたものだ。その光が何百何千何万という数えきれない距離を走り抜けて我々の網膜に届く。それは何年もの前に笑っていた彼らをみて我々が勇気づけられる現象と同じだ。

「地平」とか「光」とかの言葉で飾られるこの曲は地球を世界をただただひたすらに走っている彼らを思わせる。世界に取り残される恐怖を抱きながら世界を追い越して走る彼らは真逆のことをしているようにみえる。だけれどそれは彼らの思考回路では繋がっているのだ。=ではないけれど≒ではある。そんなことを平気で笑顔で言うのが彼らだ。

一度走ることをやめざるを得なかった彼らだからこそ、走ることの大切さを知っている。だから走る。走って走って星を掴みに行くのだ。地球は丸いからいつのまにか元居た場所に戻ってしまうけれど、でもいつか走り続けたら重力なんかから解放されて星を掴みに行けるんじゃないか。そんな考えは「死」に抗う人間のようだ。一生懸命生き続ければ死ぬことはないんじゃないか。「どんなものもいつかはなくなってしまう」。その事実はわかってはいる、わかってはいるけれどそれでも生きることを諦めることができない。そういう人間くささを感じさせる。その姿は幾度も立ち止まらなくてはいけなかった彼らがどうしても「NEWSであること」「アイドルであること」をやめられない彼らの姿が重なってみえるのは私だけだろうか。「一度死んでまた生き返る」そう歌っていた彼らが生きることをアイドルであることをやめられない、やめたくないことを痛切に感じさせるのがこの曲だ。

 

 

神秘的な「life」という言葉を名に持つ彼らの曲は何故かどれも人間くさくてガムシャラだった。それは「アイドル」という偶像が人の手によってつくられている事実とどこか似ている。ただただひたむきに真っ直ぐに一生懸命に歩く彼らにとって「生きること」と「アイドルであること」は同じことなのだろう。どんなに大きくなっても強くなっても「アイドルであること」に強い執着があって諦めが悪くて必死な彼らはとてもとても魅力的だ。大好きだ。「ファンは応援しているアイドルに似る」と誰かが言っていたけれど実際にそうなんじゃないだろうか。だから私も人間くさく、諦めが悪く、彼らのことを応援し続けようと思う。

「カッコいい大人」

リオオリンピックの閉会式が今日行われた。次回の開催地である東京が紹介された。世界一有名な水道管工が、世の中で一番愛されているネコ型ロボットが、cawaiiの原点であり象徴であるネコがその画面上で我々に夢を希望をワクワクを与えてくれた。凄くカッコよかった。何かもう、それだけしか言えなかった。「すげぇ!!」「かっけぇ!!」と言う言葉を何度も何度も繰り返していた。そんなキラキラしててカッコよくて仕方がないものを作っているのが私が大好きな大人達だということを知って物凄い誇りに思った。「私の好きな大人達がこんな凄いカッコいいもの作ってるんだよ!!凄くない!?」って誰かに言いたくなった。誰かと共有したかった。でもできなかった。

 

それはきっと私が人見知りで誰かに話しかけられないこともあるだろうし、今日が台風の脅威にさらされた日で人になかなか会えない日だったこともあるだろう。それよりなにより私は受験生だ。周りの子も受験生だ。皆将来のために必死になって勉強している。そんな彼らの貴重な時間を私のワクワクを費やすのは忍びなかった。だって10分間のあの動画を見ている暇があれば大問の1つや2つは解くことができる。いつまでも覚えられない英単語も数学の公式もホルモンの名前も気候も覚えられるかもしれない。そう思ったら言えなかった。多分優しいあの子は聴いてくれるけれど「そうなんだ~」って苦笑いして終わるだろう。残るのは気まずい空白と私の心に残る罪悪感だけだ。だからTwitterで呟いた。140字に詰め込みきれない思いを詰め込んだ。でも私の記憶容量は小さ過ぎてみた瞬間に抱いた感情を全ては呟ききれなかった。物凄い悔しかった。呟ききれないことにもこんな時期にそんなことを呟いている自分にも何もかもが悔しくて虚しくなった。うわーってなってパソコンを開いた。終わっていなかった卒業文集の文章を完成させて取り込んでいなかった大量のCDを取り込んでここでパソコンのキーを打っている。きっとこの時間は無駄なんだろうけどでもここでぐずぐず言わないとまた私の世界が崩れてしまう気がした。だからキーを打つ。

 

カッコいい大人が大好きだ。そういう大人が輝けるこの世界が好きだ。本当に好きで好きで仕方がない。だから私が大人になった時そういう風に思われる大人になろうと決めた。そういう大人になりたくて、彼らの背中に追い付きたくて。どうすればいいかスズムシのような脳みそをカラカラ鳴らして考えた。カラカラ。コロコロ。ピーン。そうして出た答えの一つが「無茶苦茶勉強すること」だった。勉強をいっぱいして使えない頭を使えるようになったらカッコいいあの人達みたいになれるかもしれない。勉強をして頭の良い人達がいっぱいいる学校に行ったらあの人達みたいな人に会えるかもしれない。そういう「夢」とか「希望」とかを原動力にして頑張った。頑張ったかいがあって今私は世ではすげぇ!!って言われる学校に通っている。この学校にいることは私の数少ない誇りだったりする。だって無茶苦茶頑張ったもん。だから自慢してしまう。私,頑張ったんだ!!いえーい!!って。私この学校の生徒で楽しくやってるんだ!!うわーお!!って。そうやって半分誇りに半分恥ずかしがりながら私は私のみている世界を広げた。実際その学校に通っている子は自分が思い描いていたカッコいい人たちばかりじゃなくて自分を同じように普通の高校生ばっかで。あの時に抱いていたものは幻想のパーセンテージが多めだったけれど。確かにみたくないものもいっぱいみたけど。経験したくなかったことも経験したけど楽しかったから後悔はしていない。というか後悔したくない。自分のみる世界はちゃんと広がったから。そうやって大人になっていくんだって誰かが言っていたから。その誰かが言うには傷付かないで大人にはなれないらしい。てめぇはどこぞの青春漫画の主人公かっつー話なんだけど。でもそうやって少しはあの時に憧れていたカッコいい大人に近付けたかなって思ってた。だからあの映像をみた時に「あぁ、やっぱりこの人達はカッコいいなぁ」って思って凄い嬉しくなっちゃってしまったんだと思う。でもそれを共有できなくて「悔しい」って思ってしまった私はまだまだ子供だ。まだまだ彼らには足元にも及ばないんだ。

 

そう思ったらなんだかスッキリした。うわーってなった原因である開会式の映像をもう一回みて、モヤモヤの一因だったSMAPさんのこともさっき流れたSMAP×SMAPのOPをみてなんかが少しだけ晴れた。この世はやっぱり汚くて不条理で自分はみじめで頭でっかちだけれどこの世界には物凄いカッコいい大人達が必死になってこんな凄いカッコいいものを創り上げていてそれを認めてくれる世界なんだって思ったらやっぱり嬉しくて。共有できないことは確かに悔しいことだけれどそれを共有できないんだったら逆に自分の原動力にすればいいんだって思えた。今度はその感情を共有できる場所にいられるようにもっともっと勉強して色々な人と喋ることのできるところに行けばいいんだって思った。そうやって自分に不利なことを嬉しくないことを悔しかったことを原動力にするのは私の得意技だ。それは私が身に付けた数少ない処世術だ。「何かを嫌う」ことが大嫌いな私の無理矢理身に付けた処世術だ。「カッコいい大人」に憧れる私が「カッコいい大人」になるために小学生の頃からやってきてここまで来ることができた方法だった。

 

話は175度ぐらい変わるけれど私の自坦と呼ばれる人はもの凄い人間くさくて仕方のない人たちだ。すぐにうじうじするし、仕事中に無茶苦茶幸せそうにビール飲んでるし、コンサートではよく叫んでいる人達だ。飛び抜けて歌がうまいわけでも踊りが上手なわけでもない。でも彼らは最高に「アイドル」だ。彼らが彼らのフィールドで最高にアイドルとして輝ける方法を探し続けている。その姿は物凄くカッコいい。時々、私は彼らのことを「自分の血反吐を親指でグイッと拭い去って不敵に笑って立ち続ける人達」という風に説明するのだけれど本当にその通りなんじゃないかなって思ってる。だって物凄くカッコいいから。そんな生き様がとてつもなく素敵で仕方がないから。それに加えてさらに彼らがカッコいいのはそういうことをしている自分がカッコいいことを知っているってところだ。自分の血反吐を自分で拭い去ることを、不敵に笑うことを自分の本能としてもやってのけるけどそこに需要があることを彼らの中のもう一人の彼は知っているところが凄い好きなんだ。そうやって計算高いところだったりもう一人の自分が自分をみていたりするところが物凄く人間くさくて一人の大人らしくて好きなんだ。そんな人間くさくてしかたがない人達が「アイドル」という偶像をつくりあげる職業で輝いていることが素敵なことだと思っていてそんな彼らが受け入れられ、愛されているこの世界が良いなぁって思う。そしてそのことを気付いていないフリをしながら気付いていてそのことを凄く嬉しく思っている彼らがまた良いなぁって思う。辛いことがあったら強めのお酒を飲むところも、嬉しいことがあると「今日はいいお酒が飲めそうです!!」ってくったくのない笑顔で言うところも好きだなぁって思って。そういうところで彼らが辛いことをなかったことにしたり幸せを噛み締めていたりしているんだって思えて「あぁ、この人達カッコいいなぁ」って凄く思って愛おしく感じる。だから私は櫻井翔を、加藤シゲアキを、横山裕を、「カッコいいアイドル」の代表格としてあげるし、それをつくりあげた基礎の桜井翔は、加藤成亮は、横山侯隆は、「カッコいい大人」なんだって言い続ける。

 

私はそんなカッコいい大人をいっぱい知っている私がほんの少しだけ好きだ。私のみている私が創造主のこの世界はそういうカッコいい大人達に溢れている世界で。その世界を持っていることをほんのちょっぴりだけ自慢に思っている。きっとそんな私はこれから先もっともっとカッコいい大人達を知ることができるし、私のみる世界はもっともっと広く深くなっていくのだろう。そうやってうじうじしている私に呼びかける。もうちょい頑張ろうよって。貴方の憧れる「カッコいい大人」になろうよって。