ダイラタンシーはテストに出ます

参謀とかブレインとか言われる人が好きな人がだらだらしゃべっています。

さくらガールを褒めたい

こんにちは、佐藤です。保健のレポートは終わったよ~~!!締切は明日。クリスマスです。先生から「俺へのクリスマスプレゼント楽しみにしてるな!!」と言われたのでレポート用紙5枚、3000字越えのレポートをお渡しします。ちなみに5人で10枚以上のレポートなので私の部分だけ異常に多いレポートになるね!!ヒャッホイ!!

…………本当に根性がひねくれた生徒でごめんね、先生。

 

 

そんな私のどうでもいい事情は置いといて滑り込みでにゅすほめに参加します。せっかくのクリスマスなのに遠い遠い春の話をしようと思います。

 

あの私、死ぬほど「さくらガール」が好きなんですけど。何が好きって

 

その全てが好き

 

歌詞もPVもビジュアルもパフォーマンスもその全てが好き。好き過ぎてTwitterで週1ぐらいのペースでさくらガールの話をしています。ではそのさくらガールのどこが好きなのか。それについてお話していきたいと思います。

 

 

歌詞

このさくらガールという曲は端的に言うと「振られた彼女に未練タラタラな男の子の歌」です。好きで好きで仕方がない彼女から別れを告げられた男の子。その事実を受け入れられない、受け入れたくない彼は現実から目を逸らし続けていてウジウジとしている彼はまさに「青二才」です。実際にいたらイライラしかしない彼ですが何故そんな彼の心情が素晴らしいのか。

そんな歌詞について語っていきます。

 

 

さくらのような 君でした 春のような 恋でした
いつまでも 続いてゆくと そんな気がしてた
風が吹いて 散るように はらはらと 散るように
あの風が連れ去ってゆく
舞って 舞って 僕のさくら

 

きっと彼が好きになった女の子は桜のように可愛くて柔らかい子なのでしょう。そしてその子を桜を愛すようにずっとずっと大切にしていきたいと思っていた彼。

そんな二人の恋は春のように甘酸っぱくて爽やかで青春そのものとしか言いようがありません。きっとあのぽかぽかした陽射しのように柔らかくて暖かい愛情を重ねていったのだと思います。けれどそんな暖かい愛は春に吹く勢いのある風に散る桜の花びらのように突然に儚く散ってしまった。そしてその花びらをただただ見ることしかできない彼。その愛が地面に着く前に必死で拾い上げなくてはいけないことは分かっているのに体は動くことができず、その思いは宙ぶらりんのまま。

そんな彼の心情が感じとれます。

 

曲中何回も繰り返されるこのフレーズ達。繰り返すことによって彼が別れた彼女をあの幸せな日々を思いっきり引きずっていて。そしてその恋を繋ぎ止めたかったのに何もできなかった自分をずっとずっと後悔しています。

 

突然の出会い 教室で二人
なんてことない 台詞ばかり
でも僕にとっては 全部忘れない
きっと一生 忘れない 

このことから2人は出会った時は学生であったことがわかります。また、「突然の出会い」ということから2人は自分の意思ではなく偶然出会ったということから入学式や進級の際に初めて顔を合わせたのでしょう。その際交わされた些細な会話。それですら未だに覚えていてこれからも忘れることはないということから彼にとってどれだけ彼女が大きな存在だったかが伺い知れます。

 

散りゆくから 綺麗なんだってさ
そんなこと知らない僕になにが 出来たっていうのさ

花は散るからこそ花であり美しい。そんなことはまだガキの僕は知らないしどうすることもできないじゃないかという虚しさと苛立ち。この歌詞を歌う手越さんの声に何度胸を打たれたことでしょう。このことを言った相手に対して怒っているようでどうしようもないことに何もできない無力さ、当たり前だというように言われたことを知らなかった自分の無知さ加減に苛立ち落ち込む姿を感じさせます。切なくてやるせなくてどうしようもなくて。そんな悔しさを感じさせる手越さんの声がたまらなく好きで。何回も何回もこの部分を繰り返し聞いてしまいます。

 

言葉にならない キミの『 さよなら』にまだ受け入れられないことばかり
でも僕の前に もうキミは見えない
抜け殻さえ粉々に

 

大好きな彼女に別れを告げられた瞬間のこの歌詞。別れを言われてしまった時、咄嗟の言葉も出せずに目の前が真っ白になってしまった彼。気付いた瞬間には彼女の姿をはもうなく、彼女を引き留める術もない今、彼女を繋ぎ止めようにもどうすることもできない。その事実の残酷さを彼はただただ見ることしかできません。

 

儚いから 綺麗なんだってさ
そんなこと灰色になった今 聞きたくないのさ

 

桜の花びらは儚いからこそ美しい。彼も頭の中ではそのことを理解しています。理解しているけれどもその事実を受け入れたくない。彼女に別れを告げられたことによって灰同然のようになってしまった今ならなおさらのことです。彼は現実から目を背けてしまいます。

 

舞って 待って 僕のさくら

 

最後です。皆大好きのこのフレーズ。ずっと舞い続けていた桜の花びらを彼は自分の意思で止まって欲しいと言います。その彼は先程と同じようにに現実を受け入れられないままです。けれどもどうにかしてその事実を変えようと必死でもがき始めました。

 

事実を受け入れられないままであった彼がどうにかしようと動き始めたところでこの曲は終わります。その結果はどうなったのかはわかりません。けれども彼は一歩前進したのです。

そんな彼の小さくて大きな成長が自分も頑張ろう頑張らなくてはいけないと思えるこの歌詞が私は大好きなのです。

 

PV

本当にこのPVが好きでカラオケにPVを見るためだけに行ったのは私です。2時間パックで流した歌はさくらガールのみ。ちなみに半分はずっと鑑賞して半分は熱唱していました。あまりに好き過ぎて採点マシーンに「感情がこもり過ぎです」って言われました。そんなことはほっといて。

 

このPVは発表された当時「NEWSのメンバーが振られるPV」として話題になりました。その言葉の通り、彼等はメールや電話、手紙など様々な方法で別れを告げられます。その瞬間の彼らはとても傷ついていた表情で見ているこちらも胸が苦しくなります。けれどもその時の表情がとても綺麗なのです。初めてこのPVを見た時、「あ、傷つく人が綺麗って本当なんだ」と思いました。

 

また、衣装もピンクとグレーを基調とした衣装で素晴らしいのです。華やかで可愛らしいピンクとどこか暗い印象を持つグレー。この2色を重ねることにより楽しかったあの頃と暗い気分の今を対比していているように感じます。あと鮮やかなパステルカラーとグレーの組み合わせは本当に素敵だからまた別の機会があったらやって欲しいです。オレンジとグレーの組み合わせとかすごく可愛いんだぞ!!

また、その衣装は普段着のようなデザインですが皆重ね着をしています。それによって春らしさを演出すると共に彼らが何枚も重ねて服を着ることによって本当の自分を二重にも三重にも包んで自分を守っていることが感じ取れるのです。

 

また、その当時の彼等のビジュアルも素晴らしい。チャラついていないわけではないけれど爽やかさを感じるあのビジュアル。特に小山さん。中途半端に伸びているようにみえてしっかりまとまっているあのヘアースタイルは歴代の小山さんの髪型でもトップクラスに好きです。きっとキャスターの今ではできないし、もっと昔だったら体全体が細過ぎてバランスが悪くなっていたと思うのです。あの時だからこそのビジュアルじゃないかなと思います。

 

そしてこのこのPVはくすんだ色合いです。まるでその世界全体にフィルターがかけられているかのような。そのフィルターによって春らしさ、花の散りゆく儚さ、彼のやるせなさを表現しています。きっと彼女が、隣にいた世界はもっと鮮やかだったのに彼女がいないからくすんでしまったこの世界。そんな彼の世界はいつも暗くてなんでかわからないけどどこが暗い気分にさせます。けれど私はこのくすんだ世界が大好きで仕方がありません。

 

そして何より私がこの記事を書こうと思ったきっかけであり何度もTwitterで呟いた言葉。

 

彼らに桜色の口紅を塗ろうと考えた人に米俵10俵送りつけたい。

 

メンバーで並んで歩くシーンの時だけ彼等は皆、青みがかった桜色の口紅を塗っています。普通、彼等が口紅をさすと違和感が残ります。むしろ気持ち悪いと感じる人の方が多いでしょう。ですがこのPVの時の彼等は本当に綺麗なのです。傷ついていて儚くて脆そうな彼等。そんな弱々しい姿を強調するのにその口紅はとても役に立っています。そしてくすんだフィルターがかかっていることもプラスされその姿は生々しさも感じさせつつ、どこか非現実的な趣があります。生きているのか生きていないのかわからない。そこまでの儚さを出す桜色の口紅。視覚的にも心情的にもこの口紅は素晴らしい効果を持っていると思います。そんなこの口紅を彼等にひこうと考え実際に行った人にお米を送り付けたい。本当に。

 

パフォーマンス

テレビ番組でのパフォーマンスで推したいのは最後の部分です。曲のエンディングで増田さんのもとに集まり、それぞれの手を使って桜の形を表現しています。そしてその中心にいる増田さんの手のひらには「さくらガール」とマジックで書かれていたり、ハトの人形が出てきたりというちょっとした小細工がなされています。その時に増田さんに集まるメンバーのわちゃわちゃ感は勿論、その時の増田さんの嬉しそうな顔といったら

 

本当にたまらん。

 

もう幸せの固まり?ふっわふわの綿菓子みたいなハッピーオーラ。この世の可愛いを集めて幸せで閉じ込めてみました(はぁと)みたいなあのピュアさ加減。もうこの世に天使が舞い降りてきたとしか言いようがないですよね。まっすーは天使だよ(断言)。

 

そして加藤さん担当として譲れないのはコンサートでのダブルピースです。あの顔の筋肉を全て集めてギュッとしたクシャクシャの笑顔で見せるダブルピース。個人的にLIVE!LIVE!LIVE!でのダブルピースが一番好きなのですがその時の加藤さんがまたいいのです。花吹雪とピンクの照明をバックにしてのダブルピース。その時の加藤さんを見るたびに普段はあまり見せない年少組さを感じるのです。ちょっとしたヤケクソ感も感じるのですがまたそれがいい。本当にいい。それを含めての青年さ、幼さ。

 

たまらん。

 

あの笑顔を見るたびに「あの表情筋が発達した頬っぺたをつつきたい」と思ってしまいます。プ二プ二じゃなくてガッシリとした頬っぺた触りたい。

私の変な願望は置いといて曲中の切なさと最後の幸せそうなメンバーとのギャップが本当に良いのです。だから見て!!本当に見て!!

 

以上、「さくらガールを褒める」でした!!ずっとKちゃんNEWS(手越さん回)を聞いていたのですごく自由奔放な文章になってしまった。

 

 

追記。(再掲にあたり、読み直してみて)

さくらガールの再録を聴いてもう一度この曲と向き合わなくてはいけないのだろうなぁと思いながら感じた感情は「やっぱり良い曲だよなぁ」だったので書けるものも書けないなと。多分、今も昔も彼らに感じている感情は変わらないはずなのに環境だったり経験値だったりが大きく変化したことによって上手く言えなくなってしまったのかもしれない。誰かが傷つくところはみたくないけれど傷つかないと一皮剥けないという当たり前のような事実が嫌いででもそういうものかもしれないなぁと感じた曲でありPVですね。緩い感じの曲待ってます。