ダイラタンシーはテストに出ます

参謀とかブレインとか言われる人が好きな人がだらだらしゃべっています。

俺的EPCOTIAライナーノーツ EPCOTIA SAFETY GUIDE -INTER‐

意外と早い更新だなと自分でも思います、佐藤です。

いくら書いても書いても終わらないライナーノーツ。その主な理由はこのアルバムが素晴らしいからだということなのですが。本当に終わらない。これが完成する頃には次のアルバムの話が出てしまうのではないかと思ってしまうほどです。どうにかならないかと感じ、出した策は「一曲ずつ上げていくこと」。ちょっとずつ上げていって最終的には1つの記事に戻そうと考えています。

そうやって目に見える成果を出していこうかと……。ちなみに今年の夏の目標は「自己肯定感を上げる」です。ということでいってみよう‼

 

EPCOTIA SAFETY GUIDE -INTER‐

 

まさか、機長がMIYUKI SAWASHIROだとは思わなかったです。感想のド頭がNEWSさんではないことが本当に申し訳ない限りでいっぱい。それでもやっぱり、最初に聞いた声の衝撃が凄まじかったことは確かです。個人的には物凄く嬉しかった。なんだろう、好きなモノと好きなモノが交わる楽しさはなんとも言えない喜びがあるんですよね。それをこのアルバムでしかも一発目に感じられたことがその喜びを何倍にもさせていたのだと思います。そうして一気に感情を持っていかれたのは凄い良かったなと。それは多分彼らの意図していたところではないのかもしれないけれどもそういう偶然があるのはなんだかラッキーだなぁという気持ちになりました。そして、しがないアニヲタでもあるのでセルティ~‼柴崎~‼花ちゃ~ん‼となってしまったのは言うまでもありません。何故だか沢城さんの声を聴いて色々な時代がフラッシュバックしてしまいました。まさかこのタイミングで聴けるとは思わなかったので。あとアルバムが発売された当時「貴方の沢城みゆきはどこ?」という感じのTLになっていたのが個人的には面白かったです。私は「K」の淡島さん。ということで機長が(CV:沢城みゆき)なところでもうこの機体は当たりなんだということが感じられます。そしてこれからの旅の楽しみが確約されているのがとても嬉しい。そういう風に声だけでこれからの未来の楽しみが決まっているのがもう凄いな沢城さん……と。物凄く好きな声優さんなのですが更に好きさが増していきました。

そして、これはNEWSさんのアルバムであることを忘れてはいけない。これからNEWSの旅が沢城さんの案内から始まるんだ‼という気持ちになって楽しさが増していきます。ちょっとした仕掛けによって楽しみに楽しみが掛け合わさっていくので更にワクワクが止まりません。そう改めて考えると面白いよなぁNEWSのアルバムとしみじみと感じました。そうやってこの数秒だけで楽しいことへの逡巡が止まらないのが面白くて仕方がないなと。

あと、このご案内のベースが飛行機の機内安全アナウンスで耳に馴染みがある感じが凄く良い。馴染みのある内容が音楽という括りで聴けるのが心地良い違和感である気がします。また、言っている口調は普段聞いている機内案内なのに使われている単語が宇宙にまつわるモノで引っ掛かりが生まれるのが物凄く素敵で面白いなぁと。「無重力」「未確認飛行物体」という耳馴染みのない言葉が含まれることで普段は流している音声を「ん?」と感じてしまう。そしてどんどんその引っ掛かりが大きくなっていくのがかえってワクワクしてくんですよね。また、その過程がこのアルバムに対する期待感を膨らましていっているような気がしていて楽しい。個人的に秀逸だなと感じたのが「離陸着陸」ではなくて「発射着陸」であったところ。確かに宇宙関係の乗り物は離陸ではなくて発射と言うもんな……と改めて考えさせられました。その言葉の選び方が細やかで完全に宇宙へ向いているのが良いなと思います。

そして、その後ろで流れているBGMの流れが素晴らしい。宇宙感を感じる電子音であるのだけれどどこか交通案内で流れるような音の作り方な気がします。そのピコピコとした電子音が周期的に流れながら少しずつ変化していっているのが凄く面白い。そういう決まった音が流れていながらメロディが生まれたり消えたりしているのが宇宙の移り変わりと重なっていくんですよね。長いメロディ、早いメロディ。様々な音が流れているはずなのに感じる印象は「シンプル」。それは似たような音で構成されているからなのですがそれでも不思議と感じてしまう。その無機質な電子音が折り重なっていく感じは少し未来的な感じがあって宇宙のイメージと重なります。

また、構成も面白い。途中で一瞬終わったような音になるのに案内は終わらないところがあって。その裏切り感が一癖も二癖もあるギミックのこだわりを感じさせるよなぁと。そして最後に一定的に流れていた音が集約されて飛び立つような音になることで案内が終わったこと、そしてこれから宇宙の旅が始まることが感じられるのが非常にメタ構造な気がします。「あぁ、終わった‼」「あぁ、始まった‼」という真逆の感想を同時に味わえるのが凄いなと思うし、それがイントロダクションとしてあるのが凄く好き。

この音声案内を最初に持ってきたというのがなかなか挑戦的だなと思うのですが、これから宇宙の旅に出ると考えたら至極当然な流れだなと。旅の始まりには必ず聞くモノなので。でもそこに目を付けたという感性が素敵だし頭フル回転だなと思いました。意外性に溢れているのにしっかり考えると納得しかない感じがとても好きです。そして日常生活にある音声案内を通してEPCOTIAという非日常に連れて行くのがまた発想としてメタ的な気がして。でも前述のようにその日常生活の一部の音声案内にも非日常が入っている。日常生活に非日常のエッセンスを入れていくことで自分達の世界に人々を持っていく、連れて行くのがのが素晴らしいなと思います。

 

 

という感じで出していけたらなぁと。小マメに出していきたい。